木蔦(キヅタ)
2021-05-22 09:28:42
5792文字
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ピアニスト長義くんの話【ちょぎくに】※現パロ






せがまれたので。続き。

キスがさすがにしつこくて、まんばは怒る。
「いい加減にしろ!」

だけど長義は止まらなくて、せっつくように顔中にキスをする。まんばは逃げ腰で後ずさるが、その分だけ長義が迫ってくる。

ついに手錠のチェーンギリギリまで来てしまい、逃げることができなくなる。
鍵はないし、繋がっている先はピアノなので、どう考えても外せそうにない。ジャラ、と音が鳴る。

「長義、ここ、学校だから……っ」
「止まんない」

いや明らかに止める気がない。
つつつーっと手首の内側をなぞる。ちょうど手錠に擦れて赤くなっているところ。むず痒くてぴくりと反応すると長義は満足そうな顔をする。

「逃げられない、ね?」

その笑顔が綺麗なはずなのに、何故か薄寒くて、まんばは顔を真っ青にした。




暗転


■どうでもいい設定
・長義くんの家でピアノを聞き、これがあればこんなに楽しいんだ!と思ったまんばはピアノをねだった。そしてまんばのお家で長義くんは弾いてあげたりした。
・もちろん、とーらぶのOP曲ですよ。
・3~5才くらい。
・化学室の一件で『幼馴染はまんばでは?』と長義が思い始める。