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木蔦(キヅタ)
2020-08-29 23:11:19
4533文字
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内緒話をするちょぎくに【ちょぎくに】
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今日は何をしようか。久々の2連休だからイチャイチャして、次の日寝汚く過ごすのもいいかもしれない。
恋人との予定を密かに立てながら、鼻歌でも歌う調子で、恋刀の部屋へ向かう。
しかし部屋からは怒声が響いてきた。
「やめろ
…
!離せ
…
!!」
それは正しく国広の声で、俺は慌てて部屋に駆け込んだ。
そこには複数の男性と、手足を押さえられ、床に押し付けられてる国広がいた。
「山姥切国広、貴方を機密情報窃盗の疑いで身柄を拘束します」
ジタバタと暴れているが、余程力が強いのかびくともしない。
「や、やめろ
…
!離せ
…
!俺はそんなことしてない
…
!!」
目の前の状況に呆然としていたが、慌てて彼らを止める。
「待ってくれ、何かの間違いだ!この子がそんなことするはずない
…
!」
「それが、貴方の端末が使われていたとしても?」
「え
…
」
(すみません、ここまで小説調にしようと頑張ってきましたが、口語調で書きます。)
どうやら長義の端末をまんばが勝手に持ち出し、政府のサーバーにアクセスしていたらしい。まんばの部屋から長義の端末が出てくる。そういえば使わなすぎて忘れてた。
さらにその場でまんばが男であることを知る。
長義の前でつるぺたな胸が曝される。
長義はショック
…
。
「え、でも、むねに、さわ
……
.」
「あれはペチャパイ用の胸を大きく見せるシリコンだ
…
」
まんばが渋々と言った感じで言う。まんばから初めて肯定する言葉が出てきてびっくりする。まさか本当に機密情報を盗んだのでは、と思う。
まんばは長義と目が合うと悲しげに目を逸らす。それだけで真実をすべて理解してしまった。
長義はまんばに騙されていた。
まんばは女性でもないし、長義のことを好きでもない。恐らくその機密とやらを知りたくて近付いたのだろう。内容は知らないため、具体的な目的まではわからないが。
しかし今まで謀られていたことは確かだ。
「これは何の騒ぎですか」
「あ、主
……
!」
審神者がようやく来る。そして事情を説明される。
「そうですか、国広がそんなことを」
「主
…
!」
「もし本当なら大それた事をしたものです
…
。罪が晴れるまでどうぞお預かりください」
「主!」
まんばの行動が独自判断なのか、審神者の命なのかわからない。しかしこの審神者の態度が如何にもまんばに全ての罪をなすりつけようとしているため、少なくとも何らかの事情は知っていたのだと思う。
「主
…
!なんで
…
!」
「少しの間の辛抱ですよ、『やってない』んですよね?」
圧力のある言い方をする。やっていたとしても審神者は知らないという意思表示だ。
まんばは目を泳がせた後、こくんと頷く。だけどいかにも「仕方なく渋々頷きました」という態度。
では、とまんばが連れて行かれそうになる。このまままんばが罪を認めれば帰ってこないかもしれない。
山姥切国広なんていくらでも代わりはいる。
会えなくなるのは嫌だ、審神者には代わりはいくらでもいるかもしれないし、政府にとっても使い捨ての駒かもしれない。だけど自分が愛したまんばはたった一振りで、それを失うのは絶対にしたくない。
例え騙されていたとしても、例えまんばに好かれてなかったとしても、構わない。このまま別れたら後悔する。
「待ってくれないか」
長義は彼らを制止する。
「もしかしたら俺かもしれない。この部屋にいる時にちょっと調べ物でサーバーにアクセスしたことがあるから
……
」
さらりと口から事実無根な出来事が滑り落ちる。
「貴方が?もう本丸配属されて関係ないのに?」
「関係ないのに政府支給の端末を持たせたのはどこのどいつかな?たまに昔の仕事の問い合わせがくるんだよね元同僚から。まったく勘弁してほしいよ、もう辞めたのに」
「しかしこの部屋にあって
…
」
「ここは俺の部屋でもあるんだけど」
「ここは山姥切国広の部屋ですよね」
「恋仲の部屋に入り浸って何が悪いの」
そういうと何を想像したのか、男は顔を赤らめる。
「し、しかし貴方は山姥切国広が男性だと知って驚いてたじゃないですか
…
!」
「いつも女装セッッしてたから生身を見たことなくて驚いてただけだ!人の性生活まで口出さないでくれるかな!!」
まんばを守るためとはいえ、とんだ性癖設定になってしまった。タヒにたい。今なら恥ずかタヒねる。
男はさらに顔を赤らめて「も、申し訳ありません
…
!」と言っている。
「それに!この端末にはちゃんとロックをしてる!お前たちが心配するような事はない!そんなことで事態を大きくしないでくれるかな!」
長義は「こんな端末あるから誤解を招くんだ、もう返すよ、同僚にももう連絡してこないでと伝えて」と突っ返す。
「これ以上人の性事情を詮索するようなら、名誉毀損で訴えるよ。こんな辱めを受けたのは初めてだ!」
激怒している長義に彼らはたじたじ。
男達は赤裸々な事情を目の当たりにしたショックからか、かなり動揺しており、さらに訴えるという言葉に怯んだのか、失礼しました、と去っていった。
恐らく同僚に問い合わせられたら嘘がバレるため、後で根回ししておかなくてはならない。
ふぅ、と息を吐く。
「長義、助かったよ」
審神者は感謝してるのかしてないのか、それだけ言うと去っていく。
まんばは信じられない顔で長義を見つめてる。
「どうして
……
」
「お前だけに話すが、実は」
まんばが食い入るように見てくる。
「お前に心底惚れてるんだ、内緒だよ」
はい、ちょぎくに、ちょぎくに。
お疲れ様でした!お読み頂きありがとうございました!
■どうでもいい設定
まんばは最後のシーンで落ちてます
……
。
で、「なんだこれ
…
///」って心臓がドッドッドッてなり、さらに恋を自覚した後「でも女が好きなはずだ
……
!」と悩み、長義くんに大変なことを思い知らされるという
……
。
そういう流れになる予定。
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