木蔦(キヅタ)
2020-07-29 09:54:57
9727文字
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妊娠逃亡【ちょぎくに、みかんば】※現パロ ※女体化・妊娠表現あり


妊娠逃亡、私も書きたい。
配役めっちゃ迷う。

みかんば
ちょぎくに
女体化・妊娠表現あり
現パロ

※どっちとくっついても大丈夫な方のみご覧ください。
ちょぎくに畑の人間が書きますが、みかんばも大好きなので。
※オリキャラ(子ども)が出ます。


まんばと長義は腐れ縁。幼馴染。今は恋人同士。言葉で伝えたことはないが、まんばが長義のことが好きだと言うのはわかるし、なんとなくそんな雰囲気になって付き合うことになった。

今は親元を離れ、一人暮らししている。
呼び出せばすぐ来るほど、まんばは長義に入れ込んでる。

まんばは長義のためなら何でもしてくれる。この前も手料理を作ってくれた。なかなか長義好みの味だった。付き合ってるんだし、一緒に住めばいいのでは?と思い始める。
それをまんばに言う。
「え、あ、ああ……考えとく……
煮え切らない返事。でもまあ荷物の移動もあるからすぐに返事するのは無理だったのかもしれない、と思う。
呼べばすぐ来るしいっかーと楽観的に考えてた。

ある日、連絡が取れなくなる。まんばの携帯を鳴らしても出ない。
「あいつ何やってんだよ
何度鳴らしても出ないので痺れを切らし、一人暮らしの自宅へ向かう。

まんばはいない。それどころか、なんだか違和感。
ドアには鍵が掛かってる。
「あら?堀川さんならこの前出て行かれたわよ?」
通りすがりのおばさんが教えてくれる。

長義はまんばの仕事場へ向かう。その日は土曜だったので、職場も休み、かと思ったが休日出勤で出ていた社員がいた。


「堀川さんならこの前辞めたけど?」
「辞めた!?今はどこに!?」
「え、し、知らない
結局まんばはどこにもいなくて、途方に暮れる。しかしまんばが行くとこなんて実家しかないと思い至る。すぐさま実家へ。

「長義くんおかえりー!うちに帰ってくるなんて久しぶりじゃない?」
にこにこと兄の燭台切が迎えてくれる。
「国広、帰ってきてる?」
「国広ちゃん?お隣さんの?帰ってくるわけないよ〜」
「は?」
「だってこの前堀川さん家、引っ越しちゃったんだもん」


まんばがいきなり失踪した。最初はすぐ見つかるだろと、たかを括っていたが、全然ダメ。ついには探偵を雇うが、それでも見つからない。

長義とまんばは両想いの恋人同士だったはずなのに、なんでこんなことなったのか。見当もつかない。

そしてまんばが見つからないまま、ただ時だけが流れていく。


ある日、ちょっとした用事で遠出する。その先で生活用品が必要になり、ショッピングモールへ。家族連れがたくさん。

何の気なしに見てると、いきなりスラックスを掴まれる。見ると3〜4歳の金髪の子どもが目を潤ませながら、長義を見上げてる。
「う……っ」
「はぁー!?」
迷子か!?と思う。

子どもは嫌い。論理的じゃないし、主張も意味不明、言葉も通じない、こちらの意図を理解してくれない。
まさか迷子に絡まれるなんて、と不運を呪った。

さっさと迷子センターに預けようと思う。しかしさっきの長義の声に驚いたのか、元々泣いていた目にさらに涙を溢れさせ、大声で泣き出した。

「ま゛ま゛ぁ゛ーー!!」
「げ!?」
長義のスラックスはギュウギュウ握られたまま。子どもの握力は強いと聞く。無理矢理剥がせばさらに泣かれそう。
周りが怪訝そうな目をしている気がする。誘拐とか疑われてるのか!?と思って、とりあえず黙らせようとする。
「な、泣きやんでくれないかな!?」
「ま゛ま゛ぁ゛ー!!」
「ほ、ほら、ママ探してやるから!」
「ま゛ま゛ぁ゛ー!!」
「ほ、ほら、おもちゃは!?おもちゃ見に行こう!お前はどんなのが好きなんだ!?」
「ま゛ま゛ぁ゛ー!!」
「ああもう!」
日本語が通じない。泣き止まない。抱き上げて迷子センターに連れてこうかとも思ったが、泣いてる子どもを抱いて移動なんてしたら確実に誘拐と間違われる。

どうすれば、と考えたところで、男性に話しかけられる。
「すまんな、うちの子だ。迷惑をかけた。」
「パパァ!」
父親が現れた。長義はホッとする。子どもは急に泣き止んで、笑顔を見せる。この変わり身は何なのか。
すぐに長義のスラックスを離し、男性に飛びつく。男性は子どもを軽々抱き上げた。
「うちの子の相手をさせてすまなかったな」
目線の高さに子どもの顔が来る。そこでようやくまじまじと顔を見た。
子どもの顔は小さい頃のまんばそっくり。瞳だけがまんばとは違い、青。男の子か女の子かはわからない。

「くに、ひろ……?」
「ん??」
「おい!xxは見つかったか!?」
「ママ!」
女性が駆け寄って来る。それはまんばで、久しぶりに見たまんばに長義は夢ではないかと疑う。幻か白昼夢か。
「な、長義!?」
「おや、お主ら知り合いか?この方がxxの相手をしてくれてたのだ」
まんばは顔を曇らせる。

パパ、ママと呼ばれたということは、彼らは夫婦ということ。子どもの年齢からして、長義と別れた直後に結婚したのだろうと推測できる。
父親の方はよく見ると瞳が青。子どもはほぼまんばに似て、瞳の色は父親に似たのだろう。

キッとまんばを睨みつける。
「俺から逃げて、こんなところに雲隠れしてるなんてね!もしかして逃げたのは彼と結婚したかったからかな!」
まんばが狼狽えてる。
「こ、子どもの前で話すことじゃない!ま、待ってくれ!」
「何の説明もなく消えておいて、よくそんなことが言えるね」
「国広や、もしや彼が?」
……
「ふーむ?」
父親がまんばと長義を交互に見た後、提案する。
「xxは俺が見ておこう。お前たちは積もる話もあるだろう。喫茶店にでも入って少し話をした方がいい。」
「な!?み、三日月!」
「お前は良くても、彼は納得せんだろう。ちゃんとけじめを付けておいで。俺たちは近くにいるから、何かあったら呼べば良い。」
まんばは渋い顔をしてる。
「わかった……

三日月の計らいで、まんばと二人で話をすることになる。
ふたりの前にはコーヒー。二人とも手をつけず黙ってる。長義はまんばが話し始めるのを待ってる。まんばに夫がいるという事実に嫉妬で狂いそうなのに、子どもまでいるなんて、イライラ。
しかもまんばは全然話さない。旦那に話し合えと言われたんじゃないのか、と思う。

イライラしすぎてまんばに嫌みを言ってやりたくて、口を開く。
「まさかこんなところで子ども産んでるなんて思いもしなかったよ。もしかしてあの子ができたから逃げたのかな?あの子は瞳だけは父親譲りなんだね」
まんばはその言葉に見るからに動揺する。
「あ……その、すまない!」
まんばは俯く。目は泳いでて、歯はガチガチしてる。長義は冷めた目で見てる。

大方、浮気して、浮気相手の子どもができたから逃げたってところだろうかと想像を膨らませる。長義の知らない地で、幸せそうに暮らすまんばを思い浮かべ、またイライラ……

「その、そんなつもりはなかったんだ!でも出来てて……、長義には言い出せなくて。お、俺のことは許さなくていい!だけど、あの子だけは!」
「ふーん?やっぱりそうなんだ。あの時からあの男と関係があったんだね」
「み、三日月は関係ない!俺が巻き込んでしまってるだけなんだ!」
まんばから誘惑したのか、と思う。自分との関係に満足してなかったのか。いろいろ当時のことを思い出す。まんばは長義の言うことなら何でも聞いた。
腹の中では文句を言ってたのかもしれない。
「本当は俺一人で育てるつもりだったんだ。迷惑をかけるから。だけど、三日月が……
「子どもの事情はどうでもいいよ。なんで俺への説明もなしにいなくなったのかな。そんなに後ろめたかった?そりゃそうだよね」
浮気なんてしてるって彼氏に言えないよね。だけど筋ってもんを通す必要があるんじゃない?と思う。
「だって、言ったら下せって言うと思って……
「なんで俺が言うんだ」
「え、だって……
「さすがに人の命まで取るほど狭量じゃない。それに堕すとか堕さないとかは父親と話すことじゃないのか」
「えっ」
まんばは意外そうな顔をしてる。そこまで独占欲が強いと思われてたのか。
というか自分から男を誘惑しておいて、堕す云々を考えてたのか、浅はかな行動でこんなおおごとにして。
「えと、その、ほら!」
まんばが慌ててる。今更言い訳をするのか。
「だから父親に相談してなくて、謝ってるんだが!」
「父親に相談したから俺から逃げたんだろ」
「えと、その!」
「俺が謝って欲しいのはそんなことじゃない。説明もなしに俺から逃げたことだ」
「だからあんたに説明もなしにいなくなったから!」
「だから!父親には相談したんだろ!」
「相談してない!!父親はあんただ!!」
時が止まる。

「は?」