木蔦(キヅタ)
2019-03-17 23:11:32
9438文字
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運命の番いとして引き合わされたけど、仲悪くて破談になったオメガバース設定ちょぎくに【ちょぎくに】



〜ウエディング・ハプニング編〜

長義くんは政府の命により、現代に任務に行かなければならなかった。
その任務を遂行するためには結婚式を挙げなければいけない。(メタな話すると、結婚式挙げなきゃいけない任務ってなんだよwwって妹と話して、ウエディングケーキの付喪神が暴走してそれを討伐する任務ってことになった。付喪神??)

この任務には結婚相手が必要だが、それは政府が用意するということ。
政府の刀剣が出席者として来るので、討伐は万全な状態。⚔

当日、政府が連れてきた相手と顔合わせする。
それはΩのまんばだった。
「なんでお前が!」
「それはこっちのセリフだ!αと結婚パーティだって連れてこられたのに!αたくさんいるって聞いてきたんだぞ!?」

絶賛婚活中のまんば。ここのまんばは婚活に積極的。

「なんでお前なんだ!他のαは??」
「新郎側の出席者は全員αの刀剣だ。」
「じゃあ代わりに紹介してくれ!」
「ただし全員所帯持ちだ。」

フリーなのは長義くんだけ。優良物件だよ!

「だーまーさーれーた〜〜〜!!」
嘘は言ってない。αはたくさんいる。
ただし番がいることを黙ってただけ。

ちなみにこれはすべて政府の罠。(任務自体は本当。)
政府では長義くんの番はまんばと認識されているので、さっさとくっ付いて欲しくてわざとまんばを指名した。
例によって例の如く、付喪神の力を使い「……誓いますか?」「誓います」の言霊を利用してやれという政府の陰謀だった。

二振りは任務だからと観念して式を挙げる。
「誓いますか?」「誓いま……」の所でケーキの付喪神()が暴れ始める。
二振りの何度目かの共同作業です・:*+.
二振りでケーキ入刀(違う)して一件落着。(ケーキって披露宴会場にあるのに教会までわざわざ来たのか??)

めでたしめでたし

〜fin〜




結婚式の任務を終えたまんば。まんばの手元にはその時に書いた婚姻届があった。
審神者が「それちょぎくんに返してきなよ」と言うので、まんばは政府に行く事になる。

その頃政府では6月に祝日を作れという暴動が起こっていた。
なぜ6月は祝日がないのか、5月との差が激しすぎる、納得いかないと国民達が政府に押し寄せており、職員はその対応に追われていた。

まんばは暴動を鎮めている長義くんを発見し、紙を手渡す。

「さーにーわーかーらー、かーえーせーって、いーわーれーたーかーら、かーえーすー!!」

大声を張り上げるが、暴動に飲み込まれ、伝わったかどうかわからない。

「いいか!?返したからな!」

まんばはそう言って紙を押し付け、帰ってしまう。

紙を受け取った長義くんはすぐに婚姻届だと気づく。
まさかあいつ結婚するのか!?と思い、相手の名前を見ようとするが、暴動を起こしてる人々によって紙が吹き飛ばされてしまう。
再び長義くんは暴動の波へ。


一方その婚姻届は課長に拾われていた。(課長は人間)

「あれ?長義くん結婚するの?」
「えー?長義さん結婚するんですかー??」
「わー!めでたいですね!」
「お祝い何にする?」
同僚の鯰尾達も覗き込む。



長義くんは何とか人々を抑え、紙を探していた。
「ない!ない……!」

※課長が持っているので見つかるはずがない。


「あ、長義くーん!」
課長が長義くんを呼ぶが課長にたくさんの人が押し寄せる。
「6月に祝日をー!!」
「休みを作れ!!」
「わ〜〜〜〜!」
課長が押しつぶされる。
「課長〜〜〜!!」

ちなみに婚姻届は課長の胸ポケットの中。
このまま誰にも知られず、婚姻届は闇に葬られる……………かにみえた。



「なんだ、ここにあったのか」
長義くんは課長の胸ポケットからそれを取り出し中身を見る。

それはこの前任務で使ったダミー書類だった。
ダミーと言えど、用紙は本物なのでこのまま提出することもできる。
長義くんの心は揺れた。
このままひっそりと出して、自分の番にしてしまうこともできるのだと思うと揺れに揺れた。

しかし本人の了承もなくそんなことはできないのでシュレッダーで粉砕した。


あと課長のために救急車呼んであげて