水雛らら
2024-12-12 20:46:08
6906文字
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AM11新刊あとがき

AM11で発行した「ある冬の物語」と『これは【もしも】の物語』そしてゲストにお招きいただいたお話しや無配のお話などもろもろ。




「これは【もしも】の物語」あとがき


新刊は1冊で十分だよと思いましたが、完結おめでとうの思いのまま「同人誌はなんぼあってもええ!!」と思い作りました。
各話の思い出や表紙のお話など。


【表紙のお話】
てんぱるさんにお願いしました。
表紙素材もどれにするかさんざん悩み、スピンを入れたいということだけ決まっていたのでどうせならと市販文庫風にしていただきました。
表4は真っ白になって(バーコードとあらすじのみ)少し寂しくなるかなと予想していたのですがああいったデザインにしていただきスタオベしました。
てんぱるさんの「フォント選び」はやっぱり大好きでサークル名のフォントだけ違うのもスタオベしました。
この表紙を世に出せることがこの本を作った意味!!

バーコードは日本同人誌コード管理センターさんに発行いただきました。
スピンがずらっと並び、背表紙もこんなにかわいく「本だ!本だ!」と小躍りました。





【カバー下・中表紙・目次のお話)
自作部分は新〇文庫を意識して作っています(奥付を除く)。
手元の新〇文庫と比べてニヤニヤできて楽しいです。
今回カバー下はメディバンペイントさんで作りました。解像度荒くなってなくて安心しました


【タイトルのお話】
実は1年以上前から書きたいと思っていたお話のタイトルでした。
当初文庫はWeb再録+表題作(中編)の予定でしたが、どうにもならずタイトルだけ残りました。
別荘本と「物語」がかぶってるということにあとで気づきました。本当にタイトルが苦手。



【お話のお話】

最初にお伝えしておくと、私は基本的に書いていた時の記憶がほとんどない人間で、気づくとこんな話になっていた、みたいなものばっかりです。
ビビッと書きたい気持ちになって筆が乗ると完成するし、乗らないと永遠に終わらない。不思議だね。


①たぶんきっとこっちじゃない
ラキスケを欲していた相互さんにあてて書きました。(ひどい紹介)
ラキスケってこっち!?という感じですが、神楽亜貴さんはヒロインなので。(別バージョンで関玲も書いている)
ご褒美でラキスケをたくさん描いてもらいました。ブイブイ。

②ラブ・リクエスト
「ね、完璧でしょ」70キズストネタ。
猫耳とかベタなことがお好きなんだなとわかってはいたんですけど、初リリースが初ボイスがこれかと思うと面白すぎる。
二足歩行ネコちゃんの話は書き下ろしの「バナナガール」でも出しました。泉玲概念グッズとして出してほしい。
前回の再録は全年齢にしたので外しましたが、どうせ別荘本もR18だし入れるか!と入れたお話。
書いている当初はぜぇぜぇ言いましたが、今読むとスケベが足りないんじゃないか?という気持ちになってます。

③今夜、八時を過ぎたって
エアコレ用に書いたクリスマスネタ。
菅野くんのポジションは誰にしようかな~とかはなく自然と登場してくれました。
お若い方には元ネタがわからないかもしれないと不安になりつつ、それも醍醐味ですね(??)。

④恋人は黒猫
いまや公式から「神楽亜貴の髪の毛はふわふわ」「自分を動物に例えるなら『強いて言うなら猫』」「神楽亜貴はロシアンブルー」「泉玲はアメリカンカール」と発表されたわけです。感謝。
こちらもエアコレさん用に書きました。バレンタインだったけどバレンタインネタではなく、なんか可愛い話が書きたいなと思いついたお話。どう思いついたのかは覚えてない。
後日相互さんからイラストをいただいて吹き飛びました。

⑤ケンカップル始めました-After-
SAMに参加した際の無配。再録本にあるお話の後日談です。
ここで神楽さんが玲ちゃんに贈ったシーツの話が別荘本にも出てきています。
同じ世界線ですと断言はしませんが、自分の中にある「神楽亜貴」の共通認識として「恋人のファブリックにも口も手もお金も出しそう」というのがあるような気がします。
玲ちゃんの思う「神楽さんの家事熟練度」と、神楽さんの思う「僕の家事熟練度」が微妙に違うのも透けていて面白い。

⑥ご機嫌なふたり
お誕生日に書きました。お誕生日要素皆無のお話。
制服プレイということだけ決まっていたので展開の仕方が自分でも「どうしてこうなった?」と思いました。
ふたりきりなのにぼそぼそ喋って笑ってしまう感じは「君に似合うスーツを」50の「宝くじ」が好きすぎる影響。

⑦君のためのオートクチュールを
こちらもお誕生日のお話。
神楽亜貴が泉玲を何年もほっておくかというと疑問が残りますが(ほっておかないでしょ!)、槙くん視点のお話として結構気に入っています。
Revel全員と距離が近い玲ちゃんを書くのも好き。桧山くんに弱い神楽さんも好き。

⑧モンキーベイベ
フルボイスが最高だったシティバトル。
神楽さんの身体をまさぐる泉玲というお噂ははかねがね……でしたが、刺激が強すぎましたね。もっとください。
26歳組を書くのは本当に楽しくて、神玲ではありますが、コートをかけてくれる槙くんのさりげなさだったり、「ご先祖様」で笑いをこらえる槙くんだったり、辛辣なハルくんの距離感だったりと相変わらずの菅野くんの安定感だったり。
楽しく書けましたがひとつ。
私はおでんにトマトは入れない。

⑨ソーダ味の
ログストネタ。すごく好きなログスト。
書くのにだいぶ時間がかかっていた時期なので翌日アップする瞬発力が出せたのは嬉しかった思い出。

⑩ジンカフェ
近所のお風呂屋さんで思いついた話。一応同じ炭酸ネタで槙玲もネタだけ作って放置しています。
当初はタイトルをつけられず(商標名だったので)無理やり逆にしました、セーフであれ。
このあと普通に神楽さんにバレて「なに慶ちゃんに話してるわけ!?」って怒られる。

⑪それがお義父さん譲りだって知ったのはもう少し後のこと
これも今回頑張ってタイトルを付けたところ長すぎて目次やらヘッダーの体裁に苦労しました。タイトルなのか?
スペステ10に神玲が来るのは初と聞いたので嬉しくて書きました。
歯磨きしながら腰に手を当てる玲ちゃんも私の中の「共通概念」として別荘本に登場しています。
リップの話からなんでこうなるのかは毎度よくわからないけど自然にこうなりました。

⑫champagne
書き下ろしの妖精イベ。
恋においては報われなかったかもしれないけれど、思い続けることができる相手がいるという点では報われるとか報われないじゃないんだよなぁ!と思いながら書きました。
短いし、決してハッピーとは言えなかったのでイベント当時は表に出さず、でも自分としては好きだなぁと思っていたのでこっそりと。

⑬doting
イベントの予告だけで書いたTHE妄想。
ステータスを明確にしないで進んで、という展開は書いていて面白かったです。
公式でもたまに「これはどっちだったんだ?」と思ったまま終わるものもあるので、さすがにそれはしませんけどね!!!!(声が大きい)
ただ同時に(郁人さん郁人さん……!!)という情緒になってます。

⑭幸せなふたりのワンシーン
お誕生日。お題メーカーさんからいただきました。
今読むとすごいポエム!!となりますが、寝顔を見ながらこういうことを考える時間は絶対にあるんだろうなぁと思ってます。

⑮女の子なら誰だって
書き下ろし。大丈夫ですか。一番私が心配です。
私はもちろんつよぐら亜貴さんも大好きで、それがいろいろ詰まったのが別荘本やこの本にあるスケベ2本ですが、それとは別にこちらの才能も大変におありかと思いましてね!!
書き下ろしでスケベを書きたいなと思い呟いたところ相互さんに激熱背中を押していただき書きました。
途中何度も不安になりましたが相互さんが(私の頭の中で)「ららさんが書きたいものを書けばいいんですよ!!」と言ってくれたので(言ってないよ)書ききれました、ありがとうございました。

⑯バナナガール
Twitterでつぶやいた玲ちゃんをランチに誘うも候補に全部ほかの男の影を感じて拗ねる神楽亜貴というお話がベースです。
そこからどう発展させるか~と考えていたらよくわからないうちにバナナが登場して、よくわからないうちにダジャレで締めくくる流れになりました。不思議だねぇ!!
ふたりが食べているケーキ屋さんに先日行ってきました。自作巡り。バナナクリームパイ、おいしかったです。大きかった。

⑮についてはものすごく心配してる。でも私が楽しかったからいいね!!


【印刷所・紙・加工のお話】
カバー印刷:おたくらぶさん
カバー紙:コート(クリアPP)
本文印刷:ねこのしっぽさん
表紙紙:タント(白)
特殊加工:スピン(薄茶)
本文用紙:ラフクリーム

カバーと本文を別の印刷所さんにお願いした結果、手巻きを自分でやりました。
カバーデザインをしてくれたてんぱるさんから「巻きやすさなら背表紙は〇mm、ピッタリなら〇mm」と教えてくださいました。
(以前てんぱるさんがおたくらぶさんに問い合わせた情報を共有いただいたもので、基本の背表紙は自分で計算し依頼をしています)

スピンは絶対にやりたかったのでそれを基準に印刷所さんをいくつか選び、新〇社のスピンに近い色味(あちらは濃茶)があるねこのしっぽさんにお願いしました。
原稿チェックもしてくださって「〇〇ページの何行目の「~~~」は誤字かなと思ってご連絡しました!」と電話をいただいたときはヒュッッッてなりました(語彙)。
(スケベな部分じゃなくてよかった~~でもそこもきっと見てくださってる~~~~)

おたくらぶさんは価格の安さも魅力だし、余部も比較的多いのかなと思います。
締め切りがタイトでなければこれからも第一候補。文庫でもスピンを書こうとして選べるようになったら嬉しくてむせび泣く。

ねこのしっぽさんは対応が丁寧だし、お優しいという印象。
文庫の開きが柔らかいので手触りがいいのもうれしかったです。