ボツネタ

シナリオネタバレなし

ソウカン
※祠ネタモドキ



……やってしもた」


森を探検して見つけた、不思議な形の箱。石で固められた木のそれは、土に突き刺さるような形で固定されていた。好奇心を煽られた少年……カンジは、箱の中身を覗こうと手を伸ばす。しかし指先が箱の蓋に触れた瞬間、その箱はバラバラに解体されてしまったのだ。まるで、か細い糸で辛うじて支えられていたパズルを盛大にひっくり返したかのように。


「こ、これってまずいやんな? いや、知らんけど。誰かに相談いや、放置してええんかこれ? ど、どないしょー……


ブツブツと呟きながら、カンジは崩れた箱の周囲を歩き回る。何度も往復してから立ち止まり、しゃがみ込んで箱をもう一度確認する。腐った木材と土でグチャグチャの箱は、もはや箱としての原型は留めていない。石も粉々に砕け、元通りに戻すのは至難であることが分かる。少なくともカンジには無理だ。


…………?」


ふと、視界の端で何かが光る。見れば、高い木々の隙間から漏れ出た陽光を反射して、美しい青を点滅させるガラス玉があった。ビー玉ほどの大きさをしたそれに心動かされ、カンジは軽率に拾い上げる。高く掲げて太陽を見透かせば、それは空よりも深く濃厚な青を揺らめかせた。








この後カミサマ(ソウゲツ)に魅入られるカンジ(苛められっ子)とか