ボツネタ

シナリオネタバレなし

ソウカン
※祠ネタモドキ

この星が生まれて数日後、彼は産まれた。彼は■■■■■年先に産まれた神により、星の海を整える役割を受け賜った。広大な水の流れを管理し、大地を削り過ぎぬよう統治した。他の神と協力して、惑星を良きものにしようと働いた。

■■■■■年後、神は宇宙を広げるために星を飛び立った。数柱の弟妹を連れて行ったが、彼はそこに加わらなかった。この惑星が好きだったわけではない。彼に存在したのは、海を統治するという義務感のみだった。

■■■■年後。人間が生まれ、神という存在を崇め始めた。神はその貢物を受け取り、慈悲深く見返りを与えた。彼も例外なく、等価交換として様々な供物を消費した。物理的なものが多かったが、中には魂を差し出すモノもいた。

■■■■年後。愛し愛された人間は、神代をすっかりと忘れた。それどころか、神の依代を怪物として差別した。大半の神は人の愚かさを愛おしいと告げ赦したが、彼は与えられた苦痛を苦痛として返した。結果、彼は小さな島国の狭い祠に閉じ込められた。

■■■■年後。彼が箱に封じられて、人間なら気がとっくに狂う程度の月日が流れた。廃れた山奥、石と木と土で造られた箱。誰も知らない、知ろうともしない神の祠。


────少年が、手を伸ばした。