後輩シルバーによる部活のマネージャーゴールド先輩についての日誌

わたしだけが楽しい文章。
後輩シルバー→先輩ゴールドなシルゴ。
矢印が強すぎてキャラが崩壊気味です。
ネタのほとんどがBlueskyでの呟きです。
(最終更新2024-12-19 3ページめ) 
 


●月×日。
先輩からまた映画に誘われた。
オレが好きなロボットアニメの映画が今公開されていると知って、「全然中身知らねえんだけどちょっと興味あるし、まだ見てないなら一緒に行かねえか?」と言ってくれた。
もちろん即決した。
実は試写会と公開初日舞台挨拶の抽選に当たっていて、それも含めて既に5回見ていたけれど、どうせまた見に行くつもりだったし、そこに先輩が一緒に付いてくるなんてお得にもほどがある。
むしろ先輩がメインだ。
ちょうど創立記念日で学校が休みの今日行って、平日のせいか人が全く居なくて貸し切り状態だった。
映画の途中途中で先輩が「なぁ、あれなに?」とか「変身するとこ、結構カッコいいな」とか小声で話しかけてくるのがたまらなかった。
先輩の囁く声というのも貴重だったし、人が全く居ないのにちゃんと声を落としていたので、かわいいなこのひと、と思った。
映画をほぼ丸暗記していたので、今日は先輩しか見ていなかったのだけれど、それにも全く気づいていなかった。
場面展開に合わせて表情がくるくる変わっていて、とても面白かった。

●月×日。
朝、自分の前を先輩が歩いていた。
いつも髪のセットはきちんとしているのに、(あくまで本人談で、オレも周りの人も先輩の前髪はちょっと爆発していると思っている。言うと怒る。かわいい。)今日は後ろ髪が少し跳ねていた。歩くたびにぴょこぴょこと動くのがかわいいなと思って、近寄って後ろから摘まんでみたら「んぎゃっ?!」と声が上がった。
感動のような驚きのような、よく分からない気分で先輩を見ていた記憶がうっすらあるけれど、その感情に戸惑っているうちに、先輩は文句を言ってぷりぷりしながら去って行った。
部活のときには、もう寝癖は直ってしまっていたし、先輩も気にしていないというか忘れてしまったようだった。
けれどオレは、あの悲鳴を聞いたときに抱いた不思議な気持ちというか感覚が、今もまだ胸の中に残っている。

●月×日。
部活のメンバーでカラオケに行った。
先輩も行くと言うから来ただけで歌うつもりは全くなかったのだけれど、先輩が「歌わねえの……?」なんてちょっと悲しそうに言うものだから歌った。
流行りの曲がなにひとつ分からなくて困っていたら、先輩がタウリナーの曲も入ってるぞと機械を見せてくれた。
わざわざ検索してくれたらしい。嬉しくてそれを歌った。
先輩は笑いながら手拍子してくれたりタンバリンを鳴らしてくれたりと、精一杯盛り上げてくれた。
でも3曲目になると少し飽きたのか、歌を入れる機械に目を落としていた。
次に何を歌おうかと迷っている様子で、それも見ていて飽きない表情だったから全然悲しくなかった。
「一通り歌っただろ、あとはマネージャーの歌でも隣で聴いとけ」と部長から言われて、先輩の隣に座らせてもらえた。
先輩が楽しそうに歌っているのを間近で見られて、楽しかったけれど心臓がうるさくてちょっと死ぬかもしれないと思ってしまった。
生きていてよかった。

●月×日。
夜、あんまり鳴ることのない電話の着信音が鳴ったので画面を見たら先輩からだった。
驚きのあまり、椅子から転げ落ちて頭を打った。
出るか迷ったけど、切れても困るので決死の覚悟で通話ボタンを押した。
先輩の声がしたときは噛み締めた。
普段聞いている声のはずなのに不思議だ。
内容は単なる業務連絡だったけれど、「たまにはおめえの声でも聞いてやっかと思って。まあ夕方まで聞いてたけどな!!」と笑いながら言うものだから、ほんとこのひとはもう、勘弁してくれと思った。
心臓がいくつあっても足りない。

●月×日。
今日は学校も部活動も休みだったのだけれど、朝からものすごく頭が痛かった。
先輩からショートメッセージが来ていて、『二日酔いしてないか?』と書いてあった。
どういうことか分からなくて、電話してもいいかと返信したらすぐに電話が鳴った。
チョコレートを食べたことは覚えているかと言われて、そういえば昨日、先輩が皆で食べようと持ってきていた気がした。
そして確か全部食べた気もした。
そのあとのことは覚えていなかった。
どうやらチョコレートはウイスキーボンボンだったようで、オレは酔っ払ってしまって部活どころではなかったらしい。
そして盛大に先輩に絡んでしまったらしく、「オレもおめえと一緒に部室に軟禁状態だったんだぞ」と言われた。
見張り役ですかと聞いたら、どうもオレが先輩を離さなくて動けなかったらしい。
せっかくの二人きりだったのに何も覚えていなくて少し悔しい。
何か言ってなかったか尋ねてみたけれど、先輩は曖昧に笑うだけだった。
気になったけれど、先輩の声を聞いたおかげで頭痛が少し和らいだのでそれ以上は聞かなかった。

●月×日。
部活終わり、雨が降っていたけれど先輩は傘を忘れたらしかった。
どうせ断られるんだろうなと思いながら「入ります?」と聞いてみたら「マジで!?やりぃ!」と満面の笑みで入ってこられて、まさかの相合い傘が成立して正直泣くかと思った。
荷物の中に入ったままの折りたたみ傘の存在がバレないように歩いたら「先輩に気ィ遣って離れてんじゃねーよ、肩濡れてるぞ」と密着してきて、ほんとに神様って居るのかもしれないなと思った。

●月×日。
親たちからの差し入れということで、部室にポッキーやプリッツが大量にあった。
一応人数分なので、ひとり一箱分けることになった。
上級生から優先して選んでいたので、先輩は既に自分のを取ったらしく、開封して食べていた。
先輩が「お前らも好きなの選べ」と言ったので、真っ先に先輩が咥えている分を頂いた。
残念ながらびっくりした先輩にすぐ折られて、そして怒られてしまった。
好きなのを選べと言うから選んだのに。
「本当に好きなんだなこれ」というので肯定したけれど、先輩はポッキーのことだと思っていた。鈍すぎる。

●月×日。
先輩が自撮りにチャレンジしていた。
何故かオレも巻き込まれて、けれど本当に慣れていないからうまく画角の中におさめられず、「もっとしっかり寄れ!」とこの間の相合い傘の比じゃないくらいに密着されてかなり困った。
先輩とくっつけるのはいいけれど、カメラに情けない顔が映るのだけは本当に嫌だから早く終われと思っていた。
けれど終わり際に、画面に映る先輩の顔が必死に笑みを作っていることに気づいて、これは永遠に見ていられる顔だなと思った。
気づいてからはすぐに終わってしまったけれど、写真はきちんと送ってもらったので、すぐに待ち受けにした。
写真の先輩は笑っているけれど、ちょっと引きつっていてかわいいなと思った。

●月×日。
最近先輩の手が荒れているので、従姉妹のブルー姉さんから貰ったちょっといいハンドクリームを先輩に譲ることにした。
ただ譲っただけだと先輩は絶対に塗るのをサボるから、オレの手で塗ると伝えて強引に押し切った。
こまめに塗って先輩の手に触ろうとしたけど、「あんまりヌルヌルしてると作業しづれえ」と嫌がったので仕方なく部活の終わりに毎日塗る、ということにした。
指の間まで細かく触っていたら、ちょっと吐息混じりにくすぐったいと話していたし、露骨にベタベタと塗り付けたら「いっぱい付けすぎだろ」とか「すげえヌルヌルする……」とも呟いていてちょっといろいろまずいなと思った。
他の部員は全員帰宅済みで良かった。
明日からも全員がいなくなってからやろうと思う。

●月×日。
先輩は結構食いしん坊だ、と思う。
部活の同学年のメンバーとの食べ物のシェアは日常茶飯事で、いいなぁと思って見ていたら「心配しなくてもおめえからは取らねーよ」と言われてびっくりした。
どうやら、オレが食べ物のシェアを嫌っていると思っていたらしい。
確かに、先輩以外とだったらやりたくない。でも先輩とはしたい。
というか先輩はオレ以外とあんまりシェアしないでほしい。
専属になるためには、もう少し積極的に行くべきなのだろうか。


●月×日。
下級生対象の、他校合同強化合宿メンバーに選ばれてしまった。
土日の2日間だけだったけれど面倒で辞退しようとしたら、部長命令で行くことになった。
先輩の持ち込みは可能ですかと先生に何度も聞いた。
先輩本人もだけれど、先生もオレが何を言っているのか分からない顔をしていた。
鈍すぎる先輩のことはもう仕方ないけれど、先生はもう少し生徒の悩みを理解しようとして欲しい。
結局部長が間に入ってくれて、けれど持ち込みは難しいということで、一日三回テレビ電話をすることで決着した。
本当はもう少し増やしたかったけれど、先輩も部活があるので仕方がない。
2日間のテレビ電話は絶対に全て録画しようと心に決めた。

●月×日。
ドーナッツショップでポケモンのフェアをしていたので、先輩が確かゲームをしていたはずと思って誘ってみた。
色どりどりのドーナッツを見てトングをカチカチさせながら選ぶ先輩は見ていて飽きなかった。
ピカチュウやディグダの顔を見て「結構かわいいじゃん」とか「面白え顔!」と言って笑っていたけれど、ひとしきり楽しんだあとは思いっきりピカチュウの顔面に匙を突き刺していて、ちょっと豪快過ぎてびっくりした。
「いろんな種類が食えるから」とたこ焼きくらいの多種ドーナッツのカップも購入していたので、オレにもくださいと言って口を開けて待ってみたら、「自分で食えよ……」といいながらも「あーん」をしてくれた。やさしい。
そして躊躇なくオレも口にした匙でそれを食べていて、「うめえな!!」と満面の笑みを浮かべていた。かわいい。

●月×日。
先輩の家に遊びに行ったらこたつがあった。
入ってくつろいでいいと言われたけれど、先輩が来るのを待って、先輩に先に入ってもらったあと、そのままオレも先輩を後ろから抱き締める形で同じ方向からこたつに入らせてもらった。
先輩はしきりに首を傾げていたけれど、何もおかしなことはしていないという態度でいたらそのまま受け入れてくれた。
楽しかったけれど、こうして日記を書いている今は、先輩が無防備すぎて少し心配だな、と思う。

●月×日。
いつもタウリナー関係に付き合わせてしまっているので、今日は先輩に合わせようと思ってポケモンセンターに行ってみた。
先輩はヒノアラシが結構好きみたいで、ぬいぐるみを見つけて、それを持ってにこにこした顔をこちらに向けてくれた。
先輩ごと買いたいなと思ったら買いますと口に出ていた。
けれど主語が抜けていたので「いや、自分で買うから……さすがに後輩に買わせねえよ……」と返された。
バレなくてよかったのかそうでないかは、今もよくわからない。

●月×日。
先輩がじっとオレの顔を見ていたのでついに思いが通じたのかと思っていたら、「おめえがオレと同い年だったら、多分ソリが合わなくて毎日喧嘩してる自信あるな。オレが余裕のある年上だったことに感謝しろよマジで」と言ってきた。
今日部活中にからかったことをまだ根に持っているらしい。
というかその言い方だと、ソリが合わなくて喧嘩三昧なのに避けることなく毎日ずっと一緒にいることになるのだけれど、それでいいのだろうか。
もはやオレと一緒にいることが当たり前になってしまっている先輩。
本当にかわいくて、オレの中の何かが限界を迎えそうだ。
先輩が考えてみたのだから、とオレも同い年のゴールドせんぱいについて考えてみた。
ギャンギャン叫びながら喧嘩を吹っ掛けてくるせんぱい……同い年なら呼び捨てだろうか。
『ゴールド』。
確かに同い年なら、落ち着きなさそうで、ものすごく鬱陶しそうだ。
喧嘩になってしまう気がするのも同意見。
けれど、それも悪くないと思ってしまった。
ゴールド先輩なら、きっとどんなポジションにいてもオレはきっと惹かれてしまうのだろう。
さすがにここまでは口が裂けても言わないけれど、日記に書くぶんにはまあ大丈夫だろう。




きっともうちょっと続く