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にきまる
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シルゴ
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後輩シルバーによる部活のマネージャーゴールド先輩についての日誌
わたしだけが楽しい文章。
後輩シルバー→先輩ゴールドなシルゴ。
矢印が強すぎてキャラが崩壊気味です。
ネタのほとんどがBlueskyでの呟きです。
(最終更新2024-12-19 3ページめ)
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●月×日。
他校との強化練習試合終了後、保護者会からの差し入れということでおにぎりが振る舞われた。
試合の後半から先輩を見かけないなと思っていたら、保護者会と補欠部員とでこのおにぎりをひたすら作っていたらしい。
先輩が作ったものが食べたくて、真っ直ぐに向かっていったら嬉しそうにひとつくれた。
他の奴にも配ろうとしていたから、すぐに口に詰め込んでまた貰った。
それでもまだ配ろうとするから先輩を捕まえて「先輩が作ったの、それで全部ですか」と問い詰めたらまだテーブルにあるらしい。指差した皿ごと抱えたら先輩に叩かれた。
普段そんなに食わねえだろ無駄にすんなと怒られたけど、構わず死守していたら部長達が「俺達は他の食うから別にいいぞ」と言ったので遠慮なく食べたし、食べきれなかった分も持ち帰らせてもらうことにした。嬉しかった。
●月×日。
先輩が蜂蜜レモン作りにチャレンジして失敗したらしい。
「酸味が強すぎる」と他の先輩部員が口を窄めて悶えていた。(一番に食べたかったけれど先輩のクラスメイトらしいので仕方ないと思うことにする)
「わりいわりい」と先輩は笑っていたけど、ちょっと目を伏せて元気が無いような気がしたので、全部もらうことにした。
いやいや駄目だろ腹壊すぞと先輩はオレと最後までタッパーの取り合いをしていたけど、結局先輩が折れた。
食べてみて、確かに酸っぱかったけど、致命的に不味いとは思わなかった。よく知らないけど、蜂蜜の量とかを調整すればいい気がする。
とりあえず窄めそうになる口を目一杯伸ばして「結構イケます」と伝えたら、「ほんとに大丈夫か
……
?」と心配そうな顔をしていた。かわいい。
帰り際に「ありがとな。でも本当に全部食わなくていいからな」と言ってくれたので絶対に全部食べようと思った。
●月×日。
ハロウィンが近い週末だったので、「トリックオアトリート」の呪文を部活終わりに先輩にぶつけてみた。
あわよくば何らかの悪戯をしてやろうと目論んでいたのだけれど、先輩はニヤリと笑って鞄からクッキーの入った小さな包袋を寄越してきた。
透明な包装袋に入っていたのは、ハロウィンのカボチャの形をしたクッキーだった。確かジャックオーランタンとかいう名前だっただろうか。
ちゃんと買ってあって残念だなと思っていたら、「ぜってえ今日言われると思って作っといたぜザマーミロ!」と高らかに宣言してきて耳を疑った。
市販品と思い込んでいたけれど、確かによく見たらカボチャの顔がみんな微妙に違っていて、包装紙も透明袋に赤いリボンが結わえられている程度のシンプルなラッピングだ。
先輩が作っているところを勝手に想像して固まってしまった。
けれど、いくつか持ってきているかもしれないと思ったので、帰ろうとする先輩の鞄を掴んでまず何袋持ってきたかを聞き、先輩が持っている分は全部もらうことにした。
「最近食欲旺盛すぎねえ
…
?食いすぎて下痢すんなよ」と言われた。
先輩の作るものは全部食べたいんだから、仕方がないと思う。
●月×日。
テスト期間中は部活が休みで、先輩に会う時間が減っているからなのか今日はずっと気分が沈んでいた。
先輩の教室移動に合わせて会いに行ったりもするけれど、今日はまだ出来ていなかった。
休み時間、暗い気持ちのまま教室の自席で寝ていたら、「お前に呼び出しだってよ、部活の先輩って言ってるぞ」と告げられて目が覚めた。
けれど廊下に立ってオレを待ってくれていたのは部長だった。
普通に聞いていたつもりだったけど、「元気ないな」と笑われた。元気がないなら心配顔をしそうなものだけど、部長は笑っていた。
「次になんか用事あったら、あいつに頼んでおくから」とも言われた。意味がよく分からなかった。
あいつって誰のことだろう。
●月×日。
部活が終わって着替えも終わったあと、先輩は詰め襟をぐいぐいと弄っていた。首が窮屈なのはあまり好みでないらしい。
他の学校のブレザーも着てみてえなと言っていた。
確かに隣町の高校は制服のかわいさが有名で、いつも衣替えの時期になると新聞の地域欄に写真が載る。
先輩には確かに似合うかもしれない。
ひだのついたスカートが弱い風に吹かれてなびく様子を想像してしまった。
「男子のネクタイ格好いいよな〜」とも言っていた。日記を付けていて気づいたけれど、先輩はもしかしなくても男子のブレザーについてを想像していたようだ。
けれどこの発言をきいたときに思ったのは、手首をネクタイで拘束される先輩だった。
先輩には一度謝ったほうが良いかもしれないけれど、口に出してないことを謝られても困るだろうから、ここに書き留めておくだけにしようと思う。
●月×日。
寒い季節になってきた。防寒着は動き辛くて嫌いだ。
教室まで行けば温かいので特に何も身に着けずにいたら、学校に着く前に先輩に会って「見てるだけでさみい!」と先輩が巻いていたマフラーを寄越された。
今シーズンは返さなくていいらしい。すごくうれしい。
●月×日。
先日マフラーを借りることに成功したのだけれど、ふと調べたら、冬は寒さで血の巡りが滞って痛みも出やすくなるらしい。
慌てて、部活終わりの先輩を捕まえて持ってきている服をこれでもかというくらい着せた。これで寒くない。
けれど頑張ったのに「動きづれぇ」と怒られた。
着ぶくれしている先輩は何だかまるくてかわいかった。
●月×日。
昼休み、自販機の飲み物を買いに行ったら先輩がいた。
モーモーミルクと書かれたパックの牛乳を飲んでいた。どうやら先日の身体検査で、オレの身長が先輩を超すまであと1cmに迫っているらしい。ぜってえ抜かせねえと、割と本気の顔で話していたので笑ってしまった。馬鹿にすんなと先輩は怒っていた。馬鹿にしていたつもりは勿論ない。かわいいなと思っていた。
そんな先輩に、今日は突然ぶつかってきた奴がいた。完全に向こうの不注意だったのに、前に倒れた先輩を心配するでもなく「すんませーん」と片手を上げてチラ見するだけで去っていった。クラスと名前は今もしっかり覚えている。
倒れた先輩に手を伸ばしたらこちらに顔を向けてきて、先輩は「うえええ
…
」と情けない声を上げていたし、オレは固まった。
先輩の顔が、白濁液にまみれていた。
倒れたときに持っていたパックを潰してしまったらしかった。
あのときの衝撃と言ったら無い。日記になんて書けるものか。
けれど強い衝撃のあまり、先輩のそんな姿を写真に収めるのをすっかり忘れていた。
とりあえず、先輩が飲んでいたものと同じ牛乳は買ったので、部活のときにもう一度見れないか、駄目元で先輩にやってみようと思う。
あと、先輩にぶつかっていながら何もしなかった奴についてはいろいろと手を打った。効果が出るのが楽しみだな、と思った。
●月×日。
先輩と映画を見に行った。先輩の横顔スペシャル180分は最高だった。
けれど映画の感想を聞かれ、適当に話していたら見ていなかったことがバレてしまった。こういうところは察しがいいのが謎だ。
とりあえず、いつものように軽く謝って許してもらおうと思っていたら、「ちゃんと見ろよ
…
楽しくなかったのかよ
…
」としょんぼりされてしまった。
先輩はきっと泣く顔もかわいいと思うけれど、一緒にいられなくなるのは嫌だ。
だから必死に謝ってどうにか許してもらった。
あとは先輩の見たいだろう映画を全部見ておけばいい。そうすればあとで簡単な感想が言えるだろうし、再び二人で映画を見に行ったときに、オレが心置きなく先輩を見つめられる。
隣でガン見しているのに全く気づかず、映画にのめり込んで一喜一憂を繰り返している姿はとても面白くて、オレはまた先輩を好きになってしまった気がした。
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