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バラ肉
2024-10-15 11:16:09
11034文字
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永遠を示そうよ!(🐞アリ前提のモブ→アリ)
モブ(スパイ)に引っかかって、強さの秘訣を語る筈が下品な話題をふられるアリスちゃん。
※モブ目線でモブ→アリ
※『永遠を誓おうよ!』の続編
※最後ははちゃめちゃにハピエン
(口調が迷子ですみません)
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2
3
*****
ゴーン
……
ゴーン
……
対談に選んだホテルの最上階にて。
チャペルを併設していたのか。窓越しに聞こえてくる低く鳴り響く鐘の音に目を覚ましたマリキータは、その祝福の音につられるように、ベッドの中のアリステラを後ろから抱きしめていた。
意識を手放す寸前まで抱き合っていた体は互いに汗で湿っていて、触れ合うとヒヤリと冷たい。しかし、寝起きの体には逆にそれが心地よく。マリキータは甘えるようにスリッと首筋に額を擦り付ける。
「おはよう、アリステラ。
……
今日のお前も素敵だ。キャミ
……
ずうっと、俺のものだ」
朝の挨拶もそこそこに彼の口から溢れる告白は、誓いか、それとも宣言か。
今はまだ単なる第三者として聴くしかないその鐘の音に触発されたのか。抱きしめる腕の強さは、あたかもアリステラに自分の決意を言い聞かすようで。
対して、そんな幼い仕草にアリステラはだるい腕をなんとか持ち上げると、優しくその頭を撫でた。
「
……
オレも、同じ気持ちだ」
昨夜散々鳴されたせいで、呟く声はすっかり枯れている。
『自覚が足りない』
『お前ほど魅力的な男は居ないのに』
『もう二度と、その濡れた眼差しを誰かに向けたらダメだ』
昨日、相手に卑猥な態度を許したことへのお仕置きと称したマリキータによって、アリステラは何度彼の逞しい肉棒を打ちつけられたことだろう。おかげで、腰回りは掴まれた指の痕でびっしりだ。もし誰かに見られたら悲鳴を上げるかもしれない。
しかし、アリステラは彼の独占欲を嫌だと思ったことは一度たりとも無い。
「その
……
」
少し言い淀んだあと、彼はマリキー他の頭に自分の頭を寄せた。そして小さな声で囁く。
「大好きだ。オレのマリキータ」
相手にだけ聞こえるような、小さな告白は未だ恥ずかしさが抜けないからだろう。
次の瞬間、ぎゅうううっと隙間がないほどに抱き締められたアリステラは、その苦しさすら愛しいと思う自分に苦笑するしかなかった。
いつか、白い衣に身を包んだ自分と黒いタキシードに身を包んだマリキータが、祝福の鐘が鳴り響く空の下で生涯の愛を誓うのは
———
きっと遠い未来では無いだろうから。
*****
後日。
オメガ星の一角にて。
「そういえば、最近、◯◯のおじちゃん見ないね?」
「あー、たしかに。アリステラさまとマリキータさまのでんげきこんやく?とかでみんながお祭りさわぎで忘れてたー」
「ほんとほんと! うちの母さんも喜んで良いのか泣いた方が良いのか困るって連日パニックだよ」
「そういや、おまえん家の母ちゃんってマリキータさまのおっかけだって言ってたもんね」
「それだよー。毎日友達と泣いて電話してるしさー。『アリス様なら仕方ないけど、あのマリキータが落ち着くなんて〜』とか騒いで、父さんと二人呆れてるよ」
「うわ、たいへんじゃん。逆にうちは『アリステラ様の出産院はぜひウチに!』って根回し?を頑張るってさー」
「ああ、そっちは産婦人科医だもんね」
「そうそう。でもアリステラ様も本当に男の中の男だよね。父ちゃんいわく、男の出産ってめっちゃ大変らしーし」
「それを選ぶってのが、お二人の愛だよねー」
ほんの少し大人びた会話を楽しむ子ども達は、いっとき遊び相手となった男のことなどすっかり抜け落ちてしまったのだろう。
オメガが誇る二人の今後について純粋に夢馳せる姿は、この星の未来が明るいことを物語っていた。
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