【能楽鑑賞】#145 能を知る会 鎌倉公演

狂言「福の神」「鬼の継子」 能「小鍛冶」「雷電」

能を知る会 鎌倉公演

鎌倉能舞台
2024年8月1日(木)

●朝の部 10:00開演

解説「能の神と鬼 1」
中森貫太

狂言「福の神」
福の神:野村萬斎
参詣人:高野和憲
参詣人:月崎晴夫
 地謡:内藤 連、飯田 豪、岡 聡史
 後見:福田成生

能「小鍛冶」
童子/稲荷明神:中森健之介
   三條宗近:野口能弘
    橘道成:野口琢弘
  宗近ノ下人:福田成生

 笛:藤田貴寛
小鼓:清水和音
大鼓:柿原光博
太鼓:小寺真佐人

●昼の部 14:00開演

解説「能の神と鬼 2」
中森貫太

狂言「鬼の継子」
 鬼:野村萬斎
 女:内藤 連
後見:岡 聡史

能「雷電」
 菅丞相/雷神:中森貫太
法性坊律師僧正:野口琢弘
     従僧:野口能弘
     能力:飯田 豪

 笛:藤田貴寛
小鼓:清水和音
大鼓:柿原光博
太鼓:小寺真佐人

*・*・*

解説

神も鬼も昔は同じモノとして扱われた(人外=鬼神)

ということで、悪いことをするものを鬼、人間に幸をもたらすものを神としていたそう。んで、朝の部は能も狂言も神に纏わるお話で、昼の部は鬼に纏わるお話という構成。

女、老人、鬼、神など人外を演じるときは面を着ける決まりなので、萬斎さんは今回は2曲とも面を着けている役に。カンタ先生は、そのことを謝罪しつつ、こういう日もあると(笑)その代わり良い声は聴けますんで、と(笑)

ちなみに、演目は毎回テーマに合わせて萬斎さん自ら選んでるのですが、カンタ先生も後から番組を見てアレ🙄🤔❓️と思ったそうです(笑)

でもまあ私なんかは萬斎さんの舞台を拝見する機会は沢山あるからさ、1回くらいお顔が観れなくても別に良いけれど(真の魅力はそこじゃないし)ただ、終わった時に後ろの席から「萬斎さん、顎しか見えなかったね」「人間の役が良かったね」なんて会話が聴こえてきたので、初めてだったり、たまにしか観ない人だったら、、、やっぱりちょっと残念に思っちゃうかもしれない、ネ💦

ちなみに、顔“が”見たいんじゃないんですよ。
顔“も”見たいんです。そこはお間違えなく🙇w

でも、お顔拝見出来なくても、お顔が見えない分、私の全神経は萬斎さんの“動き”に全集中するので、それはそれで楽しめました。萬斎さんの身体の使い方、動かし方、好きなんですよね🥰
観ていると、本人にしか出せないクセを感じませんか?そういうの、観るのも好きなんですよね🤭



狂言「福の神」

萬斎さんのシテで観るのは初めて。先日、万作さんVer.を拝見したので、萬斎さんだとどんな雰囲気になるか楽しみでしたが、やはり万作さんと比べると少々フレッシュな感じになりますね(笑)。てか、万作さんの存在感そのものが、面要らないのでは?ってくらい神様過ぎた😅💦

若い神様だって居るはずなのに、万作さんの方が福の神に感じるのは、やはり年齢=人生経験から滲み出てくるオーラの違いなんですかねぇ🤔(てか、萬斎さんはカッコイイ系の神様の方が、似合うのかも?三番叟の時は神々しいし)

ただ、あの笑顔の面を観ていたら、面の下の表情もきっと同じ笑みを浮かべてるのだろうと、いつもの笑ってる萬斎さんの顔が浮かんできて、観た者を明るい気持ちにして笑顔に導いてくださる神様に感じました☺️

あと金品を貢ぐよりも、正しく生き、良い行いをすることが、まさに徳を積むことなんだと、改めて気付かされる狂言でもありました😌しみじみ



能「小鍛冶」

これも過去に何度か観ておりますが、背の高い健之介さんの童子はスラッとしていて神秘的な少年に感じられたし、稲荷明神では迫力があってカッコ良かったです☺️✨

特に前シテの童子はシンプルな格好してるので、シテによって見え方が本当に変わってくるんですよね。健之介さんの童子は上手くハマってるように感じられました。

今回は至近距離で観れたので、今までで一番迫力があったのはもちろん、冠の狐のお顔までちゃんと確認出来たので良かったです。ちゃんとお顔が描かれてるんですね、可愛かった☺️✨

今回は朝昼ともに、初めて能を観るお客さんからみて退屈と思われる部分はカットしての上演でした。面も通常は赤ですが、見た目重視で金に変えてたのも映えてて良かったです。

(次頁に続く)