MN*B
2024-06-21 02:02:45
7810文字
Public 二次創作単発:pixivバックアップ
 

今後の予定について・小説お試し詰め合わせ

 書いていたシリーズのほうがひと段落したので、今後の予定についての報告のようなものです。
それと後半は、書き手がどんな小説を書くのかの、お試し詰め合わせとなっています。※夢要素含む
小説だけが気になるという方も、ぜひ覗いて行ってくださると嬉しいです。話の触り部分だけですが、Not夢二次創作系を三作品載せています。(ホラー・ループ物・日常系)
ホラー:七海建人・孔時雨 ループ:五条悟・夏油傑 日常:伊地知潔高

アンケ機能を使ってみたかったので使ってます。お気に召しましたらぜひ!

 

 丸十か月の間、小説を書き続けたので、さすがに疲れました。
少しばかり休んでから、また小説をあげるようになるかと思います。

自分で言うのもなんですか、おおよそ二週間に一本一万字越えをあげてたりしたのは、よくやったな…って感じですね。
ですが、それを読んでくださる方々がいるというもの、それを成し遂げられた励みでした。
趣味の塊みたいな文章を読んで頂き、誠に恐縮です。

気になって読んでみたら、同じ人だった!っていう小説を書けるよう精進します。
ここまで読んで頂きありがとうございました!今後も呪術二次創作、書いていく所存です!

 追記:2022.5.4
『社畜七海と孔時雨:溶解悪夢症候群』は、9月頃投稿を目処に執筆中です。

#夢術廻戦 #オリ主 #七海建人 #夏油傑 #五条悟 #伊地知潔高 #二次創作 #呪術廻戦
2021年11月17日 18:10


繰り返す"最強"


 夜蛾の元へ、血相を変えた伊地知が駆け寄ってくる。

「っ五条さんが!」

どうした?」

息を切らし言葉が途切れた伊地知へ、夜蛾は先を促す。

「呪詛師 夏油傑の、死体のそばで亡くなっているのが発見されました」

「ッ!!相打ちになった、のか」

「それは

そこで伊地知は言葉を詰まらせる。
だが、意を決したように、報告を続けた。

「残穢などの痕跡から……自殺、なのではと」

な、ん……?」

あまりに想定外の事柄に、夜蛾は言葉を失う。
しかしその表情は、嘘だろうと語る。

「でもっ、まだ断定は

伊地知はそれ以上を言葉にできず、視線を夜蛾から逸らした。
そんな伊地知を見て、夜蛾もしばし沈黙する。

 もし自殺なのだとしたらなぜ彼が自殺したのか、その原因がわからない。
現場から考え得るに、その原因と思わしきものは、"縁も所縁もないような男"を殺したことくらいなのだ。それも呪詛師を。
そもそも自殺ということが、俄かに信じられない。五条悟という男を知る者なら、そんなことがあるのか?と思わざるを得なかった。

 だが、それだけに掛かりきるわけにもいかない。
やるべきことは多くある。生きている者がやらなければならないことだ。

遺体はどうなっている」

「家入さんの下へ送られる予定です

「わかった」

短いやり取りを交わし二人は悲しみに浸る間もなく、事後処理に追われた。




「        」


「ッ!!」

夏油傑は、自室のベッドから跳ね起きた。悪夢を見たときのような、不快な汗が身体を伝う。

また、失敗した」

力強く、拳をベッドへ叩きつける。あからさまな八つ当たりだった。
閉じた瞼の裏で流れるのは、己の死に際。己を殺す相手五条悟。

「まるで悪夢だな

だが彼にはわかっていたそれが夢ではないことを。

「百鬼夜行にすら辿り着けなかったか

幾度となく繰り返したなかで、最も自分が"生き永らえている"ルートがそれだった。
しかし結局それも、死んでしまうばかりだったが

私は諦めない」

どんなに悲劇を食い止めようとも、世界は何も変わらなかった。
それなら、自分の望んだように、望んだ姿で生きてみせる。

 階下から、母親が呼ぶ声がする。
それに当たり障りのない、"いつも通り"の返事をした夏油傑。

呪術高専入学まで、一か月を切った日のことだった。



 窓から外を覗けば、梅の花が見える。
窓枠に肘をついて、そんな春の陽気を楽しみながら五条悟は呟きを漏らす。

「傑今回は入学してくるかな」

学友になれないパターンが存在することに驚いたのは、一体"何回ほど前"だっただろうか。
思い出そうと思えばすぐに思い出せるが敢えて今は曖昧なまま、目を閉じ、花の香りに微睡む。

 入学を拒否したらしい場合でもなぜか夏油傑は呪詛師となってしまう。
そのパターンのことを考えて、それで尚、五条悟は笑った。

「もしまたそうなっても、俺が殺してみせるよ」

皆が幸せな世界を目指して。何度でも。