【ダン飯】なんてったって大先輩

わちゃっとした元迷宮の主組に悪食王を添えてなお話。
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「そういえば、どうして古代魔術を学びたいのか理由を聞いてなかった」
「このメリニを少しでも良くしたい、から……
……含みのある言い方だな。国を護るためなら古代魔術に固執する必要はないだろ。ここの文字列間違ってる」
「──本当は種族による寿命差を無くすの諦めきれてなくて。これでいい?」
「まあ、その気持ちは分らなくない。ぼくもみんなとまだまだ一緒にいたい想いはずっとある。及第点」
「でしょ! でしょ!」
「あの忌々しい魔術書は無くなったが、不死不老の呪いのやり方はぼくの記憶の中に残っている。多少及ぼす効果と範囲が落ちるけど、それでもお前の寿命が尽きるまで寂しい想いをしなくなる程度の事は出来るはず」
「だったら二人でやらない!? 私とシスル二人で一緒にやればその分、」

「それは許可しない」

「げっ」
「ミスルンっ」

「言ったはずだ。危険な古代魔術の使用を認めない。それ以外は目を瞑る。だが、使用を確認次第お前を連れて行く。そのための監視だ」

「で、でもでもっ! ミスルンだってライオスたちとずっと一緒にいたいって思わない!?」
「(なりふり構わず釘を刺しに来た相手を取り込もうとする貪欲さ。ぼくの中にはもうあまりない気持ちだ……)」

「駄目なものは駄目だ」

「うぅ~っ(お師匠、あとでこっそり教えて)」
「(お前も懲りないなァ)」

「・・・。メリニとメリニに住まう者達と今生の別れを所望するなら私は止めない」

「ならしない」
「お師匠ーッ」