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ガイベル
2024-04-23 03:36:28
2074文字
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お話
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お菓子の詰め合わせ
2023.10.31.1:43
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『オレンジの夜の、』
眠りの中。暗い世界の扉の果て。
鮮やかな緑の髪色に花冠を乗せたバジルの姿があった。
こちらに気がつくと、にっこり笑って話しかけてくる。
「あっオモリくん!来てくれたんだね。」
もうここには来てくれないかと思ってたよ、とか、
この子達を育てるのも楽しかったけどひとりぼっちはちょっと寂しかったな、迎えにきてくれてうれしいよ。などと言いながら近くの丸い果物?を撫でている。
既視感というものなのだろうか。
前にも似たような事があった気がする。
以前自分は何かを探していて、それを見つけるたびに割って割って割り続けて
……
。
流れるように今も同じことをしている。
そうだ、彼がここで育てているのは──。
最後に彼がまた崩れるように割れて、中から見えたのは鮮やかな
……
オレンジだった。
……
あれ。カボチャ、だったっけ。
ハッと意識が覚醒して、目の前に焦点が合う。
歪んだ顔をしたオレンジ色のジャック・オ・ランタンがこちらを嘲笑うように見つめていた。
サニーは椅子の背もたれに体を預け直し、ふうとため息をつく。
最近の町中にもカボチャのランタンの群れがいるせいで夢にまで見たらしい。
そういえばバジルは昨日、
「最近カボチャを見過ぎてなんか食べたくなっちゃった」
と言ってキッチンでゴソゴソと食用カボチャと格闘したのち、カラメルを作る過程で盛大に火傷をしていた。
彼が手傷を負いながら作ったカボチャプリンは今は冷蔵庫で冷え冷えとしている。
……
気分転換に一ついただこうかな。
そう考え、軽く伸びをして眠気を振り払ってから冷蔵庫へと向かった。
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