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ツキシキ
2015-08-08 12:31:29
6753文字
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★艦これまとめ
2作品。ブラック鎮守府。
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ブラック鎮守府
お気に入りの艦娘以外は雑に扱うリョナ趣味の提督の話。胸糞悪いだけ。
_________
正規空母の加賀さんは、クールな態度の内に情熱を秘めた艦娘です。一航戦の名に恥じない活躍ぶりで、敵艦を次々と轟沈させていきます。戦艦も一発です。
大活躍するぶん、お風呂の時間も長めなのがたまに傷。でも大丈夫、素敵に便利なバケツを使えば、二十時間も一瞬の出来事です。
「
………
ゴボッ」
加賀さんはクールなので、バケツに顔を突っ込ませようと文句は一切言いません。ごぼごぼと水音を立てるくらいです。すぐに静かになります。普段の気品ある態度はバケツを使うとちょっと崩れてしまいますが、白目を剥いてごふごふと修復材を口から垂らしているお顔もこれはこれで愛らしいので、問題ないでしょう。
航空戦艦の日向さんは、どうも厭世的なきらいがあるようで、こちらも一提督として心配です。折りにつけて投げやりな言葉を残すのが気にかかります。何か心配事があるのなら自由に相談に来るよう言っているのですが、いかんせんあまり効果はないようです。
それならばいっそ一度叩きのめしてから持ちあげて、希望と言う概念を知らしめることで逆に明るくなるだろうかと、大破で進撃を促してみたこともありました。しかしながら、別段感慨も絶望もなさそうにただ達観した様子で轟沈を覚悟していたようだったので、こちらも諦めて大人しく帰還させることにしました。少しばかり残念そうに舌打ちをしたのはきっと気のせいでしょう。気のせいです。
軽巡洋艦の龍田さんは、笑い声と共に敵艦を轟沈させていく、ちょっと危ない感じのお姉さんです。後ろから声をかけてはいけません。提督の方が轟沈してしまいます。
本来は天龍と共に一軍として活躍させる予定でした。特に天龍は夜戦を待ち望む血気盛んなところがありましたから、遠慮なく休みなく出撃させていたのです。しかし、情けなくも限界を訴え始めたので、気合いが足りないと制裁を加えようとしました。それを阻んだのが龍田でした。
二艦分の働きをする、という龍田の提案は少々無理があるように思えます。が、意地を張って勝手に出撃されても困りますので、仕方なく了承しました。とはいえ、姉妹が変に庇い合って無駄な結果を生まないように、互いに今後一切顔を合わせないという鉄則を作り上げました。
念のため、天龍の艦内を色々と[******]しましたので、彼女はきっと、龍田が代わりに死地へ赴いているのも忘れているでしょう。龍田ばかりが天龍ちゃん天龍ちゃんと呟くのも、皮肉なことですね。
重巡洋艦の妙高さんは、丁寧な態度を崩さず生真面目な艦娘です。
どうも鎮守府内で彼女の大破時を写したものが出回り、好き勝手につぎはぎされているようでしたので、粛清致しました。元凶の青葉は準主力かつ任務達成に不可欠という厄介な立ち位置におりましたから、厳罰も中破単艦進撃とバケツ浸けを繰り返し、疲労で気絶するまで酷使する程度のものになってしまいました。より良き懲罰法を募集中です。
このように矜持を侮辱されるような出来事があっても、本人は困ったように微笑むのみで、まるで菩薩を感じさせる態度でした。今後とも、司令室では淑やかにいてほしいものです。
重巡洋艦の羽黒も同様です。彼女は敬称をつけられるのがどうしても苦手なようです。要望を汲んで、主力の中でも彼女だけ粗雑に呼び捨てております。特に失態も起こしていないというのに、ごめんなさいごめんなさいと謝罪を繰り返すその様は、謙虚を通り越して痛ましくすら思えます。まあそういった態度も控え目な性格の表れかと思えば微笑ましくもあり、ついついむやみやたらと謝罪を強要し、その声を号令代わりに延々と聞き続けたくなります。
近代化改修も入渠もまず羽黒から行っているのですが、彼女は遠慮ばかりです。他の娘を先に、と彼女が言うたび、健気さとは時に暴力であるのだと実感します。愛らしくも憎らしいので、今後も彼女を最優先に可愛がることになるでしょう。いくら罪悪感を積んだとて轟沈することはないでしょうから、心配はいりません。思う存分に恐縮すれば良いと思います。
最後に、我が艦隊の一番主力、駆逐艦の黒潮さんです。夜戦の火力は他に引けを取らず、それで大活躍と称されても偶然だとごまかして笑うのです。褒められた喜びと脚光を浴びた恥ずかしさに照れ笑いするその表情は大層可愛らしく、思わず身悶えしたくなります。思えば一軍の艦娘の中で、彼女との付き合いが一番長くなります。艦の機能も限界まで向上させており、後はひたすら経験を積むのみです。もしも導入されたならばすぐにでも二段階目の改造に入れることでしょう。鎮守府からの次なる改造の伝令を、心待ちにしております。
我が艦隊のごく一部しか紹介しきれませんでしたが、どの艦娘も愛らしく、また頼もしく、いつか別れる日を思うとひどく哀切なる想いに囚われます。
今後とも彼女達と触れあえるよう祈りつつ、ここで筆を置くことに致します。左様ならば。
<終>
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