Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
ひろっぷ
2021-11-09 19:19:53
5367文字
Public
第五 ハス探
じゃしんとぼく
支部に上げたものそのままです。ハス探。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
【異星とプラネタリウム】
僕はこの携帯品が好きだ。
いつの間にか部屋に置かれていたそれは、見た目そのままに中心に宇宙を収めていて、なんとそれは僕の磁石と連動しているのだという。
実際使ってみて分かった。落ちた磁石からまるでプラネタリウムのように星座を映すのだ。
綺麗の一言に尽きる。以前の仕事場からでもよく見た星空を思い出した。
苦しい記憶もあって少し窮屈な感情もある。でもそれ以上に僕はこの景色をよく見ていた気がするからだ。
『随分熱心に何を見ておる』
「うわっ
…
。もう、驚かさないでよ
…
って、その姿」
『?』
やってきたハスターを見上げると顔と思しき部分が小さな宇宙と化していた。ブラックホールみたいだ。
背負っている装飾品もまるで星々を散りばめたようだ。まるで全身が空そのもののよう。
見つめていたのが分かったのか、ハスターはずいと僕に目線を合わせる。思わず後ずさろうとしたが、それは触手が許さずしっかりと捕獲された。いつもされるこのくだりはいい加減やめて欲しいんだけどな。
『そなたはこれが好きと見える。良いぞ。存分に見るがいい。
…
見つめた先の保証はないがな』
からかいまじりに笑うその声に腹が立つ。少し仕返ししてやろうかな、と思い僕から彼の宇宙を覗き込む。すると僅かに驚いたのか、僕の体を少しだけ押し返した。表情なんて分からないけど、その反応で充分だ。思わずにやけてしまう。
「どうして。僕は見たいんだけど」
『
…
人の子のやる事は理解できぬな。そなたのためだ。やめておけ』
「残念。好きなのにな」
『
……
ノートン』
たまには振り回す役が僕でもいいだろう。
でも事実だよ。僕は星が好きだ。
あなたの事も、嫌いじゃないぐらいには。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color