【家系】

『安寧の灯』における重要な家系と関係する神様の設定文。
⚠︎︎倫理や道徳が破綻している箇所があります。




【白神しろかみ家】


・音羽村の最高権力。代々村長を継ぐ。信仰対象は「しろ様」。

・音羽村を一から作った、歴史が最も深い家系。2000年以上。

・神との親和性が非常に高く、大昔から神に代わって土地を治めていた。

・1500年前、当主の巫女が「しろ様」に反抗したとして一族の裏切り者と呼ばれ、以降、【男尊女卑】が現代まで続く【差別意識】の高い一族へと変化した。

・現代まで『後継者は【男】のみ継ぐ』というしきたりが頑なに守られている。

・代々当主は【人形】のように感情や生気が無く、村人たちは村長として慕いつつも不気味に思っている。しかし【神】に等しい存在なので誰も口にしない。噂話すら無い。

・白神家で重要視されるのは「第一子、男」であること。「第一子、女」で生まれた者は無理やり「男」として一生を過ごすよう【強要】される。
たとえ「男」であっても「第二子」以降は【無価値】だと評され、「第一子」に何かあったときのバックアップ、駒として見なし人間扱いされない。

・白神家、最後の当主である零一れいいちは第二子として生まれた。第一子はすでにいたため、第一子に何かあったときのためのバックアップとして育てられた。第一子は8歳離れた姉……いや、としてとして育てられていた。
幼い零一から見ても到底男には見えなかったため、大人がいる場では『兄様』、2人きりのときは声をひそめて『姉さん』と呼んでいた。
姉は零一が10歳のときに自死を選んだ。本来の性別を否定されて生きるのがつらかったとそばに落ちていた遺言書に短く記されていた。

・姉が亡くなったその日から零一は次期当主として初めて人間扱いされるようになった。数時間前までその場にいないもの、空気として扱っていたのが嘘かのように、両親を含めた大人たちは揃って手のひら返しをした。
誰も姉の死を悲しんでいなかった。まるで元からいなかった人のように扱う大人たちに、零一は強烈な嫌悪感と憎悪を抱いた。
もし将来、自分に子どもが生まれたとしても性別を捻じ曲げることなく育てようと10歳の零一は決意した。この大人たちと同類にだけはなりたくなかったから。

・しかし十数年後に生まれた子どもの性別が女だと知った零一は、「男として育てる」と決めたのだった。



・--201×年、白神家は神の怒りに触れて没落した。



『しろ様』

音羽村の土地神。1500年前から現在まで旧神社にて固く封印されている。
文献には、村の存続のために村人たちを生贄として捧げるよう強要していた。しかし当時の白神家の当主である巫女が反抗したことで生贄文化が終わり、巫女の命と引き換えに封印された、と記されている。
自分勝手で残酷な神様だと当時の手記に多く書き残されている。
性別は不明。だが霊力がある者によると、美しい女性の姿をしているらしい。……しろ様に反抗した巫女と瓜二つだと言う者もいる。