無窓居室
2023-11-07 12:13:45
15164文字
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😈👹😈プレゼン資料

Pixivに上げている「アカブラアカプレゼン資料」と同じ内容。あちらもこっそり更新しているのでよかったらお願いします。
あと、自分がアカブラアカと😈👹😈を使い分ける基準ですがカタカナで表記するときは「アカブラアカ」の方が語感が良いのでそうしていて、絵文字は😈👹😈の方が並びが好きなので使っています。それ以上の理由はありません。

「〇〇で見抜ける女の子の脈ありサイン」

2021年2月21日

 記念すべきアニメ版アカネの初登場回。
 原作ではきさらぎ駅の人食い鬼でブラックのバトルの相手として登場したアカネですが、アニメではYouTuber。それもブラックにライバル心混じりの恋心(のようなもの)を抱いているヒロイン枠と、大きく設定を変更しての登場です。

 初登場時のアカネは人食いでこそないものの、喧嘩っ早くブラックの居場所に押しかけていきなり動画撮影のコツを教えろと迫るなど常識知らずなところも目立つキャラでした。
 正直なところ、自分は初期の頃のアカネそんなに好きではなかったんですよね。嫌いでもありませんでしたけど。
 とてもブラックに恋愛的な意味で振り向かれるような女の子とは思えなかったし、妹分的な存在になるか、アンパンマンのドキンちゃんやコキンちゃんがしょくぱんまんに片想いしているような一方通行で終わるんだろうと思っていました。
 だからこそブラック側の変化に気づいたときに落差でハマってしまったのかもしれないです。沢山の人に同じ経験をして欲しいという一心でこの文章を書いています。
 この回でも伏線みたいなものはあって、ブラックの煽りにアカネが「迷惑かけた」と大人しく去ろうとする場面。他のブラックの痛ファンとは違って全く周りの迷惑を考えない自分勝手な子ではないんだなと、この段階でも分かるようになってるんですよね。

 また、ブラックが「アカネの動画を撮影したいという強い思いがセンサーを反応させたのではないか」と推測していますが、ブラックは当初アカネを軽くあしらっているだけでなく自分もアカネから本気で好かれているとは思っていなかったようです。序盤のアカネに対する無遠慮なイジり方はそれもあるんでしょう。

 他にも立ち去ろうとするアカネを止めるのがさとしだったり、脈アリと判断されるポイントの数々など後に繋がる要素の散りばめられた回でもあるので、定期的に見返して構成の巧みさに感心しましょう。

 

「男女が手錠でつながれるとどうなるのか?」

2021年3月13日

 ヒロイン登場2回目にしていきなり一つ屋根の下で共同生活。それも手錠につながれてのアブノーマル回。
 しかもなぜかこの動画、チャンネル内で現時点2位の視聴回数を誇っているという、アニメ版ブラックチャンネルというコンテンツのクセの強いところを体現するような一本になっています。

 初手から「トイレに行きたい」という爆弾発言で揺さぶりをかけるブラック。女の子のトイレを覗くならともかく(充分にアウトだが)自分のトイレに付き合わせるのはエロとかそういう問題ですらなく何か特殊な趣味じゃないですか?
 これ原作は児童向けの漫画でしたよね???主人公とヒロインの馴れ初めの初手の初手が手錠トイレってどういうことなんでしょうか。もうこの時点で自分の中では子ども向けアニメカップルの殿堂入りです。

 初期のブラックのアカネへの対応はけっこう辛辣なことがあって、この回もわざわざ夕食に鬼の食べられないものを用意して結局なにも食わせないとかそれなりに酷いんですが、アカネはアカネで「あーん」されただけで鼻血を出すわ、風呂場に居合わせたさとしに怒鳴り散らすわで大概です(こんな騒ぎに自分の部屋を提供して静かに見守ってたさとし、大人だよなブラックとアカネよりよっぽど)
 この時期のブラックとアカネ、色んな意味で落ち着きが無さすぎて今見ると実に味わい深いので、何回でも見返して二人の成長を噛み締めましょう。

 ちなみに、この回の最初にアカネが「鬼の大将」と呼ばれており原作の設定の名残を感じさせます。2023年9月の現時点ではアニメでアカネが他の鬼を統率しているような描写は多分なく、大将がいるとしたらアカネの父なのでは?というイメージなのですが
 また、登場後しばらくアカネはブラックと同じ「魔界出身」としか語られておらず、仕事場が地獄で地獄が魔界の隣の世界だということは後になってから明かされた設定でした。

 設定といえば「鬼はトイレに行かない」という話、後にアカネがひめちゃんと一緒にルビアプリンセスとしてアイドルデビューすることを考えると示唆的ですよね。えっ、偶然



幼児化するとどうなるのか?

2021年5月16日

巨大化するとどうなるのか?

2021年5月18日

 タイトルが前後編になっているわけではありませんがストーリーは繋がっており、2本合わせてアカネがその後どんなキャラクターに育っていくかの方向性が示された回です。
 アカネが拘る「力の強さ」。しかし本当に大切なのはそれを使って何をするかではないか……というテーマが、幼児化では力を制限されること、巨大化回では力を極端に増幅されてしまうシチュエーションによって語られていると言えるでしょう。

 アカネは鬼である自分の力の強さと向き合い「力のない者を助ける」という自分が本当にやりたかった事に気づき、またその動画を配信したことで人間界に居場所を作るきっかけを得ます。
 人外の女の子の成長物語として描かれているものの、内容的にはアニメ版ブラックチャンネルが今まで作品を通して伝えているエンターテイナー論でもあるように受け取れます。
 例えば絵が上手い、文章が書ける……といった「力」はもちろん、それによって何を表現するかが重要であること。本当に表現したいことはその人の本質と繋がっていること。自分のやりたいことを表現しきったときにこそ動画が大ヒットすること(これは再生数のみを指しているのではなく自己実現の面についての言及で、逆にやりたくもない企画でバズっても意味がないということだと思います)
 クリエイターを志す人には往々にして鬼の力のような異端性(他の人にはない個性)があり社会との折り合いに苦労しますが、自分を肯定していくための過程も自分にできること、やりたいことに向き合うことから始まる……というメッセージが込められているのではないかなと個人的には感じました。

 テーマとしては後に明かされるブラックのエピソード0に通じるところもあって、ブラックとアカネは対照的に見えつつ同じテーマを体現しているキャラだと思うんですよね。極論すれば全てのキャラクターは作品世界を表現するための存在なわけですが、アカネはヒロイン枠という形でのブラックの相手役として特にその色が強い気がします。
 もう一つ、夜の屋根の上で小さいアカネにさとしが話しかける場面ではブラックにはできない関わり方でさとしがアカネに自分を見つめ直させ、それをブラックは離れた場所から見ているというシチュエーションになりますが、これはアカネとは別の意味でブラックとさとしが一心同体であることが分かるシーンだと思います。
 「力」はあるけれど本当にやりたいことが曖昧だったアカネと違い、さとしは何の力もなくてもやりたいことを素直に実行できるキャラクターです。ブラックと知り合ってからはやりたいのとを実現するための「力」をブラックが貸してくれる。こうしてさとしはYouTuber(エンターテイナー)の仲間入りをしました。
 何でもできる力があり人の裏側を暴くブラックと、何の力も裏表もなくありのままの自分でいるさとしの相補的な関係を柱に、他のキャラクターが様々な視点での「自己表現」を体現することでアニメブラックチャンネルの世界は形作られているというのが自分のイメージです。

 そんな語りがいのある内容でありながら、初期のアカネ登場回にはつきものの萌え&エロ方面のくすぐりも豊富。
 ロリ回でもある幼児化回は小さくなったアカネを抱っこするブラックが見られますし、アカネの性格を残しながらあどけない声質と喋り方で変化を表現している声優さんの演技も見どころです。大人の男×まだまだ子どものヒロイン、という図式は初期の頃のブラック×アカネらしくてこの頃ならではの良さがありますね。
 また、自分は最近知ったんですが「巨大化女」も人気のある萌え属性らしいですね。ブラックに「色んなところが大きくなって」と動画の概要欄で意味深なイジりをされる、下からスカートを覗かれる、などは分かりやすい表現ですが、その筋の方には更に響くシチュエーションでもあるのかもしれません。
 古くは『ウルトラマン』の巨大フジ隊員が有名らしいのですが、ほぼ一年後に『シン・ウルトラマン』で踏襲され物議をかもしたシーンでもあります。
 かの大ヒット作を先取りした必見の回、ぜひ何回でも見返していきましょう。


・「ウソのつけない世界になるとどうなるのか?」(前編)

2021年5月28日

 『円満解決!閻魔ちゃん』とのコラボ動画。前編は閻魔ちゃん、後編はブラックチャンネルで配信されました。
 閻魔ちゃんをほとんど見られていない身で言うのが憚られるんですが、導入のエマと零士のテンポの良い掛け合いからブラックの登場で世界観が交差するシーン、エマとアカネの飾らない(ウソがつけないだけあって)女の子同士のやり取りなど、コラボ動画としてよく作り込まれた回なんじゃないでしょうか。百合シチュエーション王道の「美少女にお化粧を施す美少女」もばっちりです。
 いきなりお金への執着が強調されるエマですが、報酬目当てで動画を撮ろうとしているとはいえアカネのチャンネルをしっかり見て相手を理解しようとしていたり、アカネと話が合う背景にはどうやら他の友達との関係があるらしいとブラックチャンネルから来た身としては閻魔ちゃんのストーリーへのフックの巧みさに感心しました。
 奔放に見えて細やかな感受性を持っていそうなエマを理解しつつツッコミながら見守る零士、という構図も魅力的ですね。零士がアカネを褒めたときのエマの反応からしてこの二人の間にも何らかの感情があるんでしょう。このプレゼンを書き終わる頃(いつだよ?)には通して見てみたくなるアニメです。

 つい閻魔ちゃんの話ばかりになってしまうんですが、アカブラアカとして見るとまず閻魔や死人に動じない感覚と並の女の子よりも女の子らしい情緒を併せ持ち、人間的な価値観に真っ直ぐ過ぎて逆に人間離れしているという、アカネのブラックとはまた少し違った〝人外〟としての立ち位置が確認できて興味深い回になっていると思います。
 発動時回から透けて見えていたブラックへの思いを素直に口に出してしまうところも、バレバレだからこそ改めて言葉にしているところを見ると破壊力の高いものがありますね。「ブラック!会いたかった」って……!!
 脈アリ回では「ブラックチェッカーの誤作動ではないか」とはぐらかしていたブラックですが、ここに来てアカネの本当の関心が動画だけでなくブラック本人にもあると認識したことになります。しかしブラックのためにお洒落して来たアカネに対する反応は
 個人的にはこのときのブラックの反応、らしくてすごく好きなんですけどね。客観的に「きれい」なことも主観的に「ぜんぜん好きじゃない」ことも単刀直入な事実なんでしょう。わざと回りくどいイジり方や意味深な答えでからかうようなことをしていないあたり、ブラックなりのアカネへの真摯な態度だったのかも知れないと思います。

 ところで、エマ達がアカネをターゲットにすることを決めたのは誰なんですかね?エマが「あの人を撮影すればバズる動画が撮れるんですよね?」的なことを言っていたところを見るに、少なくともエマではないようです。ブラックチャンネルの登場人物の中では比較的話が通じる相手(?)として零士が選んだのかも知れませんが、ブラアカブラを推している者としてはやっぱりブラックが仕組んだのでは……と考えたくなってしまうところです。
 後編へ続く。

・「ウソのつけない世界になるとどうなるのか?(後編)」

2021年5月28日

 ブラックの言葉にショックを受けて走り去ってしまったアカネとそれを追いかけるエマ。このパート、会話だけ追うとやや分かりにくいと思うの自分だけでしょうかね。「ブラックはYouTuberとしてはよく一緒に撮影してくれているけど自分個人には興味がない」ということに落ち込んでいたはずのアカネが「YouTuberとしてブラックを追い抜きたい」という結論になるので、どこに解決のきっかけがあったのかハッキリと掴めていないのですが。
「YouTuberとしての自分」と「一人の女の子としての自分」を分けて考える必要がなくなった、という意味だとすると幼児化→巨大化回と同じく「表現は表現者個人の本質でもある」というテーマが含まれているんでしょうか。
 また、アカネの台詞に「ブラックがアタシなんかに興味ないことは分かってた」というものがあります。家業を捨ててYouTuberを始める、魔界から人間界へ進出するなど大胆な行動のわりに、アカネは多くの分野で自己評価が低いんですね。この後も繰り返し出てくるギャップ萌えポイントなので見逃さないようにしましょう。

 アカネがブラックのファンだったことが語られるシーンではアカネから見たブラック像も知ることができます。アカネ自身は格闘系YouTuberでありながら、ブラックの戦闘能力の高さではなく「人間と人間界を撮影するアイデア」「発想力、企画力」を評価しているところが興味深いです。アカネも人間界へ来ているあたり説得力もありますし。「調子に乗った人間を成敗する動画」を楽しみにしているのも、本来は罪人を捌く鬼であり正義感の強いアカネらしい感覚なのかもしれません。
 ただ、ここで気になるのが、ブラック本人は「成敗してやる」なんてつもりで動画を撮ってはいないんじゃないかという点なんですよね。結果的にスカッと系の動画になってる回は多いのですが。ブラックはそんなキャラじゃない……と言い切れないのと同時に、そういうキャラとしても固定されていないところがポイントだと思っているところが個人的にあるので。
 なので、アカネのダークヒーローに対する憧れのようなブラックへの評価がどこまで「正しい」ものなのかは分からないし、ブラックがあの掴みどころの無さを失わない限り分かりようがない気もしています。

 一方ウソがつけなくなったことで世界はメチャクチャになってしまい、零士は全て元に戻すためにブラックとの交渉へ向かいます。ここまで常識人の零士にツッコまれてばかりのエマでしたが、零士が悪魔に取り込まれそうになったときには颯爽と割って入るところはアカネを気遣ってあげる騎士感(?)もあって格好よかったです。本当に魅力的な二人ですね。
 この話全体を通じてエマはお金、ブラックは撮れ高のために行動しているという点がぶれていなくて一筋縄の恋愛ものや友情ものにならないところもキャラの個性を活かしているなと思いました。

 原作の初対面回と同じポーズでライバル宣言するアカネと、小馬鹿にするような態度と台詞ながらそれを受けて立つブラック。(ライバルとして)二人の思いが通じた瞬間、アカブラアカ成立の瞬間です!!おめでとう!!!!
 原作アカネが正体を明かし名乗りを上げたときのポーズが使われているということは、アニメ版のアカネもここで初めて自分の本当の気持ちを晒しブラックに向き合った、ということではないでしょうか。

 全てが解決した後、エピローグとしてブラック側の本心が語られるのですがこれも必見。よく似合っていた服装を「全然好きじゃない」と言った理由が分かりますし、そこから色々な想像もできます。
 ブラックは幼児化→巨大化回でもアカネが本当に表現したいことが何なのかを重視していました。今回はクリエイターとしてだけではなく、一人の女の子としてアカネに「自分らしさを大切にして欲しい」と伝えたい気持ちがあったのではないでしょうか。ブラックなので素直に言いませんけど。
 報酬をエサにエマにアカネの後を追わせたのにも意図があったように見えますし、アカネをターゲットにさせたこと自体ブラックが仕込んだ事なのかもという風にも受け取れます。エマを使ってアカネがブラックチャンネルの動画だけでなく自分に想いを寄せていることが確認できたので、わざと突き放すような物言いで頭を冷やさせて、麻疹のような熱が冷めればよし。冷めなければそれはそれで……みたいなことを考えていたんじゃないかな、と。
 アカネに動画撮影のコツを教えないことといい、初期のブラックはアカネを容赦なくイジる一方で、直接影響を与えてアカネの個性をスポイルしてしまうようなことは慎重に避けているイメージがあります。子どもみたいな意地悪の裏に大人の男の配慮があったりしたら萌えますね。

 最後のさとしの台詞も前編最初のエマの台詞と対応するようになっていて上手いと思います。エマが想像していた人の心を見通す悪魔と、さとしから見た女心の分からない人間的なブラック。
 あなたはどちらのブラアカブラがお好きですか?ぜひ何度でも見て考えてみて下さい。



「女子力低めなドジっ子が本気で女子力を高めた結果」

2021年6月1日

 初期アカブラアカの魅力はブラックのアカネに対する遠慮のなさと、アカネを導いてあげようとする大人の配慮の振れ幅だと思っている自分なのですが、この回はそれが顕著に現れているお勧め回です。
 さとしからの情報をもとに料理や裁縫ならブラックに勝てるのではないかと考えるアカネ。なぜなのか。実際、料理や裁縫の苦手な人って経験が浅いのに頑なにレシピを見ないとか味見をしないとかミシンの説明書をちゃんと読まないとか、必要な手順を踏まない傾向がある気がするのでリアルです。この回のアカネは知識だけでなく思考の段階すらすっ飛ばしてますけど。何も高まってなくて草。タイトル詐欺かな?

 自信ありげに人間が食べられないようなおにぎりを出してくるアカネ、料理も完璧なブラック、ほつれたジャージを直すシーンのイラストと色んな萌えどころがある中で、個人的に一番推したいのは「女子力」という言葉に対するブラックの啓蒙です。
 これ、さとしに向けて言ってるようでアカネにも聞かせようとしてますよね。続く「苦手なところで勝負する必要はない」といい、意義を教えつつ強制はしないところが指導者としての一面を感じて。何を伸ばすかの取捨選択はアカネに任せるブラック、やはりアカネには自分らしくあって欲しいのではないでしょうか。
 ライバルとしては対等ですがYouTuberとしてはブラックが師匠や先輩の役割を演じることもあり、どこか兄妹や父娘のような。それでいてラストシーンみたいにブラックが大人気ない意地悪もする。そういう序盤のアカブラアカが大好きです。
 あと、地味に裁縫での「端を処理する」という表現を使いこなしてるさとし。ちょっと萌えるので繰り返し見てみて下さい。