7月14日から17日。
キュアノエイデスで大掛かりな「イベント」が開かれるらしいーーそんな噂が魔術師たちの間でひっそりと広まっていた。
そして、魔王ザガンとその盟友である共生派の聖騎士シャスティルが護る街だといっても、聖騎士たちのすべてが魔術師に友好的なわけではない。
何かと因縁をつけてくる連中も多いのだ。
…安心はできない。
でも表向きはただの祝祭だ。私たち魔術師の目的なんてバレるはずがないのだ。
下手な動きさえしなければやり過ごせるだろう。
魔術師たちは人目を避けながら静かにキュアノエイデスを目指した。
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シャスティルたちは魔術師たちが集結するという情報を事前に入手していた。
「いったいこの期間に何があるというんだ
…?」
「何かあってからでは遅い。警備を強化するべきかと
…」
この緊急事態に、三騎士たちはとても不安そうだ。
「ふむ
…」
シャスティルは静かに落ち着いた声で指示を出す。
「この街でおかしなことは起きないと思うが
…。念のため周辺の警備を強化し、十分注意して警備にあたってくれ。
魔術師たちの動きが読めない以上、備えは必要だ」
三騎士たちは力強く頷き、部屋を後にした。
静まり返った部屋で独り。シャスティルはぽつりと呟く。
「一緒にお祝いしたかったな
…」
バルバロスの誕生日。その日は彼が生まれた特別な日だからと
…
そんな特別な日に彼の一番近くで一緒に祝うことができたら
…
プレゼントも用意して、休暇だって取るつもりだったのだけれど
…
「
…そういえば、まだ書類が残っていたな
…」
キュッと唇を噛み、シャルティルは静かに執務室へ向かった。
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一方その頃、街の薄暗い路地に聖騎士の服に身を包んだ男がいた。
「シャスティル・リルクヴィスト
…聖剣に選ばれたからといって偉そうにしやがって
…」
「あいつを今の地位から引きずり落としてやる
…
そうだ
…何故か知らないが
…魔術師たちが集まっているなら好都合だ。
何かあれば全部やつらのせいにすればいい。
利用してやるさ」
男は不敵な笑みを浮かべ、夜の街を静かに歩き出した
…。
→15DAY AM :
https://privatter.me/page/6a491080c9d7a
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