▶第二部/ギャングガラル・前編
エオス島事務所で開催されているユナイトバトル。そこでは以前運営の方針問題でポケモン達を手酷く扱った経歴があり、救助隊の協力を得ながらポケモンやトレーナーによる演説や訴えが拡散され前運営者を撤退させる事に成功。ポケモン世界や各地方からの視聴者や支援者が増え、改善活動に救助隊も一部選手らのメンタルケアに勤しみながら引き続き協力している。
その救助隊の方針にきまぐれでエオス島に訪れ裏で救助活動に協力を続けていたイジワルズリーダーのフロウはある日、事務所に呼び出される。新たな運営者から最近裏でポケモンが誘拐される事件が急増している為、新人選手ツヴァイのボディーガードを頼まれる。
フロウはこの世界で通用する金貨を報酬にする事、エオス島全ての範囲を自由に行き来して良い事を条件に依頼として引き受ける。
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📝イジワルズ救助隊の主な活動は多少の利益が無くとも人助けを優先するボランティア寄りのぷくるく救助隊やFLB救助隊とは違って基本的にビジネスで交渉する。
救助や援助の他敵同士の橋渡し役、強盗、襲撃援護など隠ぺいする必要のある依頼まで引き受けるが、1ミリも妥協せず手を貸した分きっちり報酬や情報を要求しイジワルズの方が効率良くさばける内容なら依頼の横取りもするある意味働き者。
無理難題押し付けられるとしれっととんずらする時も。この頃情報共有者としてリグやカゲと会話している機会が多い様子。
誘拐事件の謎を突き止めながら水面で監視役を務めるつもりでいたがリグに見破られツヴァイと対面。その日からすっかり認識され度々声を掛けられるようになり、嫌がるフロウの様子に爆笑するリグとの三人行動が増える。
渋々となりながらもツヴァイの相手をし軽い会話を交わせるようにまでなった頃。ユピテルから彼女を狙う者がいる事を知る。フロウはその存在をメフィストといったギャング組織によるものではないかと推測し、一度リグやツヴァイに警告。さらにツヴァイと同じ部屋のルチェにも何かあれば連絡するよう話しておく。
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📝この時フロウは誘拐事件の真相を調べる内自力でメフィストの存在を知り始めていた。ツヴァイとリグへ警告した際リグがメフィストを知る者であると判明。
アイドル的存在として周囲にちやほやされているツヴァイの警戒心の無さに呆れながらも見張っていたところ、彼女の近くに男がいる事に良く思わないファンの一人がフロウへ石を投げる。野生の勘でいち早く気付いたツヴァイがフロウを庇い怪我を負う。彼女が両手を広げた際それがフェルマータがトレーナーの頃のフロウを庇いキュウコンの祟りを受ける姿と重なり、石を投げたファンへ殺気を向け追い払う。
何故自分を庇ったのか問うとツヴァイはいつも守ってくれるからと笑顔で答える。もしも誘拐事件に巻き込まれたら彼女はフロウがかつて守る事が出来なかったポケモン達のように悪組織に命を奪われるのだろうか、とこの時はじめて彼の中で考えるようになる。
時々彼女の明るさや行動力がフェルマータや手持ちと重なり調子を狂わせられていたのである。
ツヴァイがいなくなる。今までにない焦り方で周囲を探し回るフロウへリグがメフィストの車で彼女が誘拐されている連絡が入る。のちにリグと合流し追いかけるも行方を失う。
フロウはリグの紹介によりラブルやスークンを引き連れガラル地方へ移動し、FLB救助隊と作戦会議をするグロリアらの元へ。フロウは誘拐事件解決とツヴァイ救出の為メフィスト撲滅の協力を承諾。
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📝協力関係になったもののフロウは過去の経験により中々ガラルの仲間を信用せず一人で行動し危険な目に合う事が多かった。一人では限度があり各自で協力しあうべきである事を地道に身に着ける必要がある。
彼の信用を得られなかった場合最後まで一人でメフィストの拠点を潜り洗脳されたツヴァイに攻撃出来ず嬲り殺されるだろう。
作戦会議時に各自チームを結成しフロウ、ラブル、スークンはリグ、シャモと共に行動しメフィストの拠点へ。
カラマネロの催眠洗脳されたツヴァイがメフィストの命令でフロウ達を攻撃する。反撃するもののツヴァイがメフィストを庇い前に出る為、過去の事とフラッシュバックしフロウは攻撃出来ず。
電撃で痺れている間「お前やっぱり元人間か」とメフィストに暴露される。これによりフロウが元人間である事がリグ、シャモ、ラブル、スークンに知られ、何者かがフロウの情報を引き渡した事が判明。手が出せないフロウの代わりに周囲が援護。フロウは周囲にはじめて頼り、息の合う協力戦へ。
隙が出来た際にカラマネロを攻撃し解放されたツヴァイを保護。
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📝闇堕ちまとめ
🔗フロウ視点
リグをはじめガラルの者達ともある程度の連携が取れるようになり、のちにファウストのボスリグが先陣を切り始め、ポケモン誘拐事件に携わる一部のメフィストを撤退させる事に成功。その頃フロウはあの時手を止めツヴァイをさらに危険な目に合わせるところだった事を悔やみ内心考えていた。依頼で守っている事を忘れツヴァイを探し回り保護し安堵した気持ちは本心であり、過去に打ち勝ち今度こそ守るべき相手である事を分からされる。
しかし人間がポケモンに好意を持つ事、当時フェルマータを置いて逃げた己が本当に誰かを好きになって良いものかしばらく葛藤する事になる。
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📝この頃ツヴァイはずっと一緒にいられる手段の一つとして判断しフロウへおもちゃの指輪を渡しており、彼をさらに振り回している。
📝フロウがツヴァイへ意識し始めている事にリグは気付いており、笑顔で茶化しながらも背中を押す一面も。しかしこの時既にフロウは過去リグと出会った記憶を思い出し始めている事やリグが進んで独りになろうとする為、自身を重ね目で追う存在となっている。
試合にゲスト参加した際頭を強く打撃したフェルマータの様子を見に行くと、当時フロウと手持ちの相棒だった頃の記憶を取り戻した彼女がいた。フロウはその場で彼女へ過去の事を謝罪。彼女は貴方のせいではありませんと答え一生背負うつもりでいる様子に心配する。
フロウが過去への終着点にまだ迷いがある事を知ったフェルマータは自分と試合に出てほしいと頼む。内容はフロウとツヴァイ、フェルマータとリグで分かれたカスタマイズ試合であり、フェルマータは必要以上にツヴァイを狙う。容赦の無いフェルマータを攻撃出来ずにいたフロウは自分に向けるよう訴えるが彼女は指示を受けず、的確に点数を稼ぎながらツヴァイのみを狙った。
フェルマータがツヴァイを何度もKOさせる内ついにフロウは動き庇ってゴールを妨害。初めてフェルマータに手を出した瞬間であり、ツヴァイを一人のポケモンとして優先し強力した行動だった。
試合は逆転勝利。フェルマータはボロボロになった双方の姿に笑いながら良い試合でしたね、と話す。フロウはここで背中を押されたのだと気付き、当時フェルマータを抱き上げ泣いた時のように負傷したツヴァイを抱き上げ、また涙を零す。
「フェルマータ」
「はい」
「オマエを逃がす。自由に生きてくれ」
「
…はい。私は救助隊にいますよ。それが貴方がくれた私の自由です」
「ありがとう。オマエはオレの最高の相棒だった」
「ありがとうございます、マスター。最高の言葉です」
フェルマータは気絶しツヴァイと共に治療へ。フェルマータは後日当時の記憶は無くなり元に戻っていた。強い打撃による一時的なものだったらしい。
彼女からの言動により新たなスタート地点を与えられたフロウは、数日後運営へ依頼報酬を受け取りツヴァイを誘って報酬金を使用しながら外出後帰りに真剣な話をする。
「オマエ、指輪の意味分かってんのかよ?
…オマエは相変わらずこのオレを振り回してくれるだろうがな。良いのか。今後はオレも振り回すぜ?」
「救助活動も他よりも生易しくねえし、傍にいるなら当然働いてもらう。オマエも晴れて最悪なメンバーの一員さ」
「
……オレが現実逃避してる間、独りでへらへらと生きてやがった奴がいる。オレはアイツも巻き込むつもりだ。
…協力してもらう形になるが、良いか」
「オレはツヴァイ、オマエもリグも守ってみせる。今度こそな。
…だから一緒にいたいっていうなら、オレの隣にいろ。オマエらに特等席用意してやるからこのオレの意地悪で欲張りな様を見てな」
そうしてぶっきらぼうに本物の指輪を渡す。その後ツヴァイとは交際関係となり、周囲からも祝福される。
リグを引き込むよう考えてるのはフロウとツヴァイ二人だけの秘密である。