Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
弥珠 -miju-
Public
能楽
【能楽鑑賞】#261 万作狂言会
狂言「清水座頭」「花折」
1
2
万作狂言会
セルリアンタワー能楽堂
2026年4月12日(日) 14:00開演
お話
犬童一心
狂言「清水座頭」
座頭:野村万作
瞽女:中村修一
後見:内藤連
狂言「花折」
新発意:深田博治
住持:高野和憲
立衆:内藤連、飯田豪、岡聡史
後見:月崎晴夫
*・*・*
今回は犬童監督のトーク付き!
いつも萬斎さんとは気軽にトークしてる監督だけど、今回は万作さんの会だからとご自身初となるカンペを用意してご登場🤭(とは言っても殆ど見てなかったケド)
犬童監督の「野村万作愛」と「能楽愛」に溢れたお話を色々と聞けて楽しかったです。行ってよかった思いました🥰
お話 犬童一心
以下はあくまでも、どんな内容だったかというメモ(意訳)なので、実際の口調は違いますが、その辺はご了承ください。
ちなみに能舞台に立つのかと思いきや、見所からおもむろに登場し、そのまま見所の目付柱の前でお話されました。
●犬童監督と野村家親子三代
これまで「のぼうの城」で萬斎さんを、ドキュメンタリーで裕基さんを、「六つの顔」で万作さんを撮ってきて、今日は万作さんから25分話せと言われているのだが、今まで撮ってきた野村家の動画ネタ全部話してると時間が足りなくなるので、「六つの顔」の話を中心に話したいと思う。
映画ネタはたくさんあり、こういうトークイベントはよくやっていて、先日も目黒シネマで萬斎さんと2回ほどトークしてきたが、今日は楽屋に“野村万作”が居て、本人が聴いているかもしれないから、評判悪くなっても困るので、ちゃんとしなきゃと思って初めてカンペを用意してきた。
●万作さんからのオファー
まず万作さんから自身の映画を撮りたいと言われた時に思ったのは「93歳になるまでその気持ちにならなかったのかよ!?」ということ。普通は還暦くらいに一度は思ってもよいのに。でもそれだけ強い意志で「93歳で映画を撮りたい」と思ったんだなと。
最初メールで連絡があって、その後に電話で話したのだが、本人から話を聴いていたら、六代目・尾上菊五郎の映画「鏡獅子」(1936年/小津安二郎監督)みたいにしたいと言う。
その映画は戦前に、海外向けに日本の文化を紹介する目的で作られたもので、前半が菊五郎の紹介で、後半が鏡獅子のダイジェストになっていて、自分も既に観たことのある映画だったが、巨匠が撮ったものなので、自分がその「小津安二郎の代理かよ」と思うと荷が重かった。
でも、映画「のぼうの城」で萬斎さんに出会ってから能楽が好きになり、能楽堂に通ううちに、野村万作と能楽堂を撮ってみたいという気持ちは願望として元々あった。
●野村万作の魅力
能楽を観るようになって16年ほど経つが、いつも舞台を観に行くと、万作さんばかりを観てしまう。
昔、乱能を拝見したが、皆さん本業じゃない分、失敗しても許されるので楽しそうに演っていたのだが、最後に萬斎さんと万作さんが石橋の連獅子で登場した時に、二人だけは目も動きもガチモードだった。ガチの獅子舞だった。
特に萬斎さんは全盛期で動きも凄い。対して万作さんは当時、既に80歳を過ぎていた。だから飛んだ時の高さも全然低いんだけど、気付けば萬斎さんではなく、万作さんばかりを目で追っていた。
(この話をしながら「今日、萬斎さん居なくて良かった」ともw)
どうして万作さんばかりを観てしまうのか、この気持ちはなんなんだろう?というところから、野村万作を撮ってみたいと思っていた。
●能楽堂の魅力
能楽堂の構造も面白いと思った。奥にある橋掛かりはプロローグで、映像で例えるならロングショット。また横向きなので、その人の側面(プロファイル)を観ることになる。また見えないものを観たくなる性分なので、この柱(目付柱)が邪魔するようにあるのも面白い。
あと、正面席、脇正面席、中正面席と、全部の座席の方向に「正面」って付いてるのもおかしい(見所大ウケw)。
全部正面、つまり、能楽には正面性がないということ。前(正面席)だけを意識して演じていたら、脇から観ている人たちは放ったらかしになってしまうので、役者は常に全身を意識して演じなければいけない。
この変わった構造の能楽堂も、いつか撮ってみたいと思っていたので、オファーを頂いた時は能楽堂を好きに撮れる!と思った。
●映画「六つの顔」について
六つの顔を能面の紹介写真みたいにしたいと思った。野村万作が狂言「川上」を演じるまでの境地、そして「川上」の物語をしっかり伝えたいと思った。
万作さんは公演当日、本番前の楽屋にも関わらず、カメラをどんなに近づけても、自分の世界に入り込んで、殆どカメラを意識しない人だった。こんな人は他に知らない。お陰で、いい画が取れた。
ちなみにどこまでカメラを近付けて大丈夫なのかと、顔の直ぐ横まで接近させてみたりもしたけど、それでも全く意識していなかった。
●最後に
…
商業的に直ぐに結果を出せ!と言われている業界に居るので、長い時間をかけて完成させてきた能楽の世界は対照的。だから能楽堂に来ると癒やされる。なので、この能楽と能楽堂が、これからも変わらない形で未来にも残り続けていくことを願っている。
※演目の感想は次頁にて。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内