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ここ
2026-04-22 18:50:28
21247文字
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小説
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【ガノリン】王国の贄🔞
< 2025.10.19初出>ガノンドロフがハイラル王国の王で、ゼルダたちがゲルド砂漠に住まう民なパロディ設定。リンクが可哀想めなガノリン。えっちは無理矢理感強め。
1
2
【⚠️18歳以上のみ閲覧可】
リンクは生まれ故郷のゲルド砂漠を離れ、中央ハイラルに位置するハイラル王国を訪れていた。ハイラル王国の主であり、広大なハイラルを実質的に支配するガノンドロフ王への謁見のためである。
ゲルド砂漠を束ねる長でありリンクの主人であるゼルダがハイラル王国への従属を誓う旨を示した書簡を届けること。それが此度の訪問におけるリンクの使命であった。
ゲルド砂漠は乾いた土地である。昼は灼熱、夜は極寒という厳しい環境で、その上魔物は少なくない。長であるゼルダをはじめゲルドの民はその多くが白い肌を持ち、砂漠の強い日差しの中では活動するのも命懸けの有様だった。兵を持とうにも日中に満足に訓練することも難しく、必然大きな戦力を持つことができない。太古の祖先が残したという技術の粋を寄せ集めても、ガノンドロフ王の率いるハイラル王国と対等に渡り合うには到底及ばないのである。ハイラル王国は現在のところは表立ってゲルドへ敵意を向けているわけではない。しかしガノンドロフが王位についてからの、精力的に領土を広げようとする野心的な活動を鑑みれば、かの男がハイラル王国に隣接したゲルドの地を手中に収めたいと考えているだろうということは想像に難くなかった。ハイラル王国とゲルドの民の間で戦争になれば、ゼルダたちはほぼ確実に敗北する。戦争に負ければ、敗戦国の支配という大義名分の元に行われるであろうガノンドロフの侵略に抗う術はなくなる。そうなる前に自ら進んでガノンドロフへの従属を示し、少しでもゲルドにとって有利な形で国としての存続を乞う。それはゼルダがゲルドの民を守るために下した、苦渋の決断であった。
「ゲルドの長、ゼルダからの申し出、しかと受け取った」
王座に深く腰掛けたガノンドロフが鷹揚に告げるのを聞き、リンクは跪いたまま鉢金を巻いた頭をさらに深く垂れた。
リンクがいるのは王との謁見の間であった。王座はリンクが膝をつく広間からは一段と高い場所にある。初めて直接見えたガノンドロフは、背丈はリンクの2倍ほど、身幅は3〜4倍はあろうかと思われるほどの大男であった。いくらリンクが戦士としては小柄な方とはいえ、流石に規格外の体格である。自身も積極的に戦場に立ち続けているその益荒男の肌は浅黒く力強い生命力にみなぎっており、きっとゲルド砂漠の日差しなどものともしないに違いない。年齢は壮年ほどであるはずだが額には深い皺が刻まれ、その下にあるトパーズを思わせるような瞳は鋭い眼光を放っている。屈強な肉体の奥に不気味な老獪さを滲ませる風貌は、ガノンドロフという男の底知れなさをリンクに印象づけた。
「返答の儀は明朝行なうこととする。今宵は使者殿━━リンクと言ったか、宴を楽しまれるといい」
「は。お心遣い感謝いたします」
ガノンドロフはゼルダからの書簡をリンクが読み上げている間考えの読めない表情でじっとリンクのことを見下ろしていたが、申し出の内容に大きな不満があるというわけではなさそうだった。それはゼルダの執政補佐官であるインパが念入りに下調べをした結果の予測通りである。ハイラル王国側としては、一応は体裁としてゼルダからの申し出の内容を吟味する形式を取る必要があるのだろう。リンクはガノンドロフからの返答を待つため、ハイラル城で一泊する流れとなった。ここまで順調に進められたことに小さく安堵したリンクは、しかしそれを顔には出さずに再度ガノンドロフに向けて首を垂れた。
リンクのために催された宴は煌びやかなものだった。ハイラル王国を束ねるガノンドロフの一族は、基本的に女性しか生まれない血筋らしい。宴ではその女性たちが華やかな衣装を身に纏って舞い踊り、リンクの故郷であるゲルド砂漠では見たこともないような様々な料理の数々が美麗な装飾を施された食器に乗せられ溢れんばかりに並んだ。おそらく中央ハイラルでも手に入らないであろう食材もふんだんに使われたそれらは、ガノンドロフの持つ力がハイラル全土に広く行き渡っている証でもあった。口の上手くないリンクはそれらの食事を平らげることで感謝の意を示し、宴はつつがなく幕を閉じた。
コンコン、と戸を叩く小さな音がしたのは、リンクが与えられた客間に引き上げて少し経った頃だった。リンクが戸を開ける前に、音の主であるらしき人物の声が囁くように要件を伝えてきた。
曰く、ガノンドロフの私室へと来るように、と。
「
……
」
リンクは室内に誂えられた時計にチラリと視線を投げた。時刻はすでに夜半を迎えている。謁見の儀や宴の際に何か言い忘れたことを伝えるのだとしたら、いささか非常識な時間である。ドアノブに手をかけたまま固まったリンクに、扉の向こうの声がさらに続ける。
「身を清めてから参られよとの仰せです」
「
……
承知した」
リンクの答えに、ドアの向こうにあった気配は足音もなく去ったようだった。リンクはドアの前からくるりと踵を返すと乱暴に浴室へと足を向け、鉢金を外して引っ詰めていた髪をグシャリと乱した。そして纏っていた民族衣装を脱ぎ去り頭からシャワーを浴び始めた。
こういった呼び出しに、あまり良い予感はしない。ゼルダの治める故郷でも、リンクに対して色のついた目線を送るものがいないわけでもなかった。この時間に身を清めてから来いなどとわざわざ言い添えて呼び出すということは、十中八九そういったことだろう。リンクは重いため息を吐いた。
ガノンドロフにどのような趣味嗜好があるのかは知らないが、リンクと女を交わらせてその様を楽しむのか、はたまたリンク自身に奉仕をさせようというのか。リンクは極端な女顔というわけではないが、一部の物好きな人種の興をそそるような容姿をしているらしいということは今までの十数年間の人生でいやというほどに思い知ってきている。否応なしに頭に浮かぶ可能性に、頭からザァザァとシャワーを浴びながらリンクは重いため息を吐いた。乗り気はしないが、これから盟主と仰ごうとする相手の招きに従わないわけにはいかなかった。ここで男の機嫌を損ねるのは悪手である。ゲルドの地でゼルダが、同胞たちが、リンクが上手く事を運ぶことを願って待っている。その期待に応えなければならない。排水溝に流れていく水の渦に胸につっかえていた息を吐き切ると、リンクは唇を引き締めてシャワーのカランを閉めた。
「ゲルドの騎士、リンクが参りました」
リンクはハイラル城の奥にある、一際大きな扉の前でかしこまった声で告げた。シャワーを浴びて身を清めた後、リンクは鉢金を除き再び元の衣服を身につけていた。ゲルドの地での伝統的な服装は涼を得ることを主としており、男の場合は上半身は胸当てを着ける程度で、下半身はゆったりとした薄い生地のズボンを履くのが一般的だ。
リンクの声かけに、豪奢な装飾が施された扉がゆっくりと開いた。部屋の入り口には幾重かに重ねられた薄いベールがあり、その向こうから人の気配がする。
「来たか。こちらに参れ」
「は。失礼いたします」
柔らかな絨毯の厚みを靴の裏に感じながら足を進めた先には、体格に見合った大きな椅子に身を預けるガノンドロフと、それに寄り添う数人の侍女の姿があった。侍女たちはほとんど身体の線が透けて見えるほどの薄い衣を纏い、長い手足を巻き付けるようにしてガノンドロフに身を寄せている。部屋の中はかろうじて表情がわかる程度に灯りが絞られていた。目の前にいるガノンドロフも女たちも何かあからさまな行為をしているわけではない。しかしそこにはどこはかとなく淫靡な雰囲気が漂っていた。それに飲まれそうになるのを腹の底に力を入れることで堪える。招かれるままに近寄りガノンドロフの足元に膝をつくと、女たちの香水だろうか、甘い匂いが鼻腔をくすぐった。さざめきのような女たちの笑い声が頭の上から聞こえてくる。
「宴は存分に楽しまれたか?」
「はい。もったいないほどの素晴らしさでした」
リンクの頭上から、「そうであろう」と満足げなガノンドロフの言葉が発せられた。
「ハイラル王国は食も資源にも恵まれた豊かな土地だ。故に略奪者どもへの警戒は怠れぬ」
「
……
」
無言でガノンドロフの言葉を待つリンクの耳に、シャラシャラと繊細な金属同士が触れ合う音が聞こえた。跪き頭を下げたままそっと視線をずらせば、ガノンドロフに纏わりついていた女たちの脚が滑るようにリンクの横を通り抜けていくのが目の端に映る。
「さて
……
リンクよ。ハイラル王国への服従の覚悟を見せて貰おうではないか」
「何なりと」
部屋にいるのはすでにガノンドロフとリンクの二人だけになっていた。チラリとガノンドロフを見上げて意向を探る。笑みをたたえたガノンドロフは無言のままではあったが、リンクの目線に組んでいた脚をゆっくりと解き、膝を大きく開くようにして椅子へと深く背を預けた。リンクの出方を試すような視線に、リンクは一度ぎゅっと歯の奥を噛み締め、ゆっくりと力を抜く。女たちが部屋を去っていった時点で概ね察してはいたが、可能性の一つとして予想していた通りガノンドロフへの奉仕を求められているということだろう。ガノンドロフがどこまでを意図しているのかは定かではないものの、リンクが素直に応じ従順な態度を示せば、場合によっては複数人の女たちを相手に弄ばれるよりは早く事が済むかもしれない。リンクは希望的観測を胸に覚悟を決めると、跪いた姿勢のままガノンドロフの膝下へとにじり寄った。
「
……
失礼、いたします」
リンクは小さく断りを入れ、ともすれば震えそうになる指を内心で叱責しながらガノンドロフへの脚の間へと手を伸ばした。こういう行為をしたことはないが、同じ男なのだからどうすれば男が悦ぶのかはある程度わかる。大丈夫、できるはずだと自分に言い聞かせるようにリンクは心の中で繰り返した。
ガノンドロフは謁見の儀の際に身につけていた威厳のある正装とも、宴の際の装束とも違うゆったりとした民族衣装のようなものを纏っていた。重なった布をかき分けていくと、下帯をつけていなかったらしいガノンドロフの股座からペニスがぼろりと溢れ出る。
「
……
っ」
ガノンドロフのそれは巨体に似つかわしい、子供の腕ほどもありそうな巨大なものだった。眼前に現れた、色濃く凶悪なそれに一瞬息を呑む。リンクは動揺を悟られないように目を伏せたが、頭の上でガノンドロフが声もなく笑った気配がした。怯むな、模範たれと呪文のように胸の中で繰り返し唱えながら、リンクは恭しい手つきでガノンドロフのペニスをそっと掬い上げた。それは勃起していない状態でも手のひらにズッシリとした重量を感じさせる。リンクは唇をペロリと舐めて湿らせ、禍々しく剥きだしになっている先端に顔を寄せた。目線でガノンドロフを見上げながら、両手で持ち上げたペニスにちゅ、と口付ける。
「その程度か?」
「とんでもございません」
リンクはパカリと口を開けてガノンドロフに赤い舌を見せると、ガノンドロフのペニスをしゃぶり始めた。まだ芯の通っていない竿の根本から先端まで丁寧に舌を這わせる。口での奉仕に並行して唾液の滑りを借りて手で扱けば、手の中のそれはみるみるうちに固く太さを増した。完全に勃起したらしいそれは常人のものを遥かに凌駕しており、とても口に含みきれるサイズではない。リンクは数少ない性技を駆使しながらガノンドロフの竿と玉袋に手で奉仕し、どうにか先端だけは口内に受け入れて懸命に舌で舐った。
「なかなか良い食いつきだな。褒美をやろう」
リンクが眉根を寄せながら股座で懸命に頭を揺らしている様を面白そうに見ていたガノンドロフが、開いていた脚の片方を動かした。裸足のつま先が跪いたリンクの股へと伸ばされ、薄いズボンの生地の上からリンクのペニスをグニっと持ち上げる。
「
……
ッ!?」
突然の刺激にビクリと腰が震える。リンクは咥えたペニスを吐き出してしまいそうになるのを咄嗟に堪えた。そんな反応を楽しむように、ガノンドロフが足の指で器用にリンクの股間を弄ぶ。否応なしにじわじわとそこに血が集まっていくのを感じ、リンクの目元が赤く染まる。身を捩って刺激から逃げたい衝動に駆られるが、手も口も動きを休めることは許されないだろう。リンクは少しでも気を抜けばへたり込んでしまいそうになる腰を震わせながら必死にガノンドロフのモノをしゃぶり続けた。余裕の笑みをたたえていたガノンドロフの鼻息が少しだけ荒くなり、それまで好きに動かせていたリンクの頭を大きな手でガシリと鷲掴んでくる。
「出すぞ。飲め」
「ん
……
っ」
短いガノンドロフの命令に、リンクは唾液でベタベタになった口をさらに大きく広げて喉を開いた。口腔内を行き来していた長大なペニスがズルリと喉奥にまで差し込まれる。あまりの息苦しさに脂汗が滲むが、ガッチリと頭を固定され動くこともままならない。ガノンドロフは苦しそうに顔を歪めるリンクをギラギラとした目線で見下ろすと、リンクの食道に直接注ぎ込むような勢いで射精した。口腔内で精を吐きながらビク、ビクとペニスが跳ねる。生理反応として喉がえずこうとするのを必死に抑え、リンクは大量の精液を飲み干した。熱い精液が食道を通って胃の中へと滑り落ちていくのを感じる。まるで腹の中を犯された気分だった。精を吐き切ったガノンドロフのペニスが口の中で萎え、塞がれていた喉が解放されて少しだけ呼吸がしやすくなる。
(
……
これくらい、どうということはない。)
肺を満たす青臭い精の匂いにむせそうになりながらも、リンクは心の中で呟いた。たかが口で奉仕した程度ではないか。この程度でガノンドロフの歓心を買えるのであれば安いものだ。リンクはそう自分にそう言い聞かせると、柔らかくなったガノンドロフの先端に吸い付いて尿道に残った精の残骸まで啜りきり、ちゅる、と音を立てて唇を離した。なんとか粗相なく済ませられたことに小さく安堵しながら、汗と唾液で汚れた顔でガノンドロフを見上げる。
「ご満足いただけ━━、」
「何を勝手に終いにしている」
「ぁっ!」
ガノンドロフのつま先が痛いくらいの強さでリンクの股間を押し上げ、油断していたリンクは小さく悲鳴を上げた。ガノンドロフに奉仕している間も弄ばれていたリンクのペニスはズボンの下で勃起しており、堪えきれなかった先走りで布を湿らせている。
「口を離して良いと言うまで咥えていろ」
「んぅ、
……
っ」
やっと解放された口に再びガノンドロフのものを押し込まれる。そしてそのまま爪先での乱暴な愛撫を再開された。荒々しいながらもガノンドロフの足捌きは的確で、リンクのそこはすぐに弾けんばかりに大きく膨れ上がる。ガノンドロフのものを咥えたままでは歯を食いしばるわけにもいかず、殺しきれない声が鼻から漏れた。腰が逃げるように引けた反動で顔がガノンドロフの股間に押し付けられ、咥えていたペニスをより一層深く受け入れることになる。
「イけ」
「ッん、ぅ
……
ん゛〜〜ッ♡!!」
命令の言葉とともに膨らんだリンク自身をゴリゴリと押し潰されて、リンクはくぐもった声を上げながら射精した。着けたままの下着とズボンがグショリと濡れて不快に脚にまとわりつく。股間を足先で嬲られ情けなく達した様を見て、この男は満足しただろうか。リンクが上がった息に肩を震わせながらもじっとガノンドロフの股間に顔を埋めていると、ようやっとガノンドロフのそれを口から出すことを許された。
「ぷは
……
っ」
口の中で再び緩く勃起し気道を塞いでいたものを吐き出し、呼吸が楽になる。これで解放されるか。リンクがそう願うように考えながら荒い息を繰り返していると、唐突に髪を鷲掴まれて顔を上へ上げさせられた。引っ張られた頭皮がズキズキと痛む。
「ぐ、
……
」
「なかなか良い顔をするではないか」
仰け反ったリンクの顔を覗き込み愉快そうに言い放ったガノンドロフは、髪を掴んだままリンクを背後の寝台の上へと引きずり上げた。跳ねたリンクの身体を巨大なベッドが柔らかく受け止め、滑らかなシルクのシーツにシワがよるのを背中で感じ取る。狂った戯れはまだ終わらないらしい気配にリンクの顔がこわばる。
「服を脱いで四つん這いになれ」
「
……
ッ、はい」
同じくベッドへと乗り上げたガノンドロフの命令に逆らう余地はない。リンクは短く答えると唇を引き結び、自身のズボンに手をかけた。下着とともにズボンを下ろすと、先ほど吐き出させられた精液が糸を引いてシーツの上にポツリとシミを落とすのが見える。上半身は元々服を着ていないようなものなのだ。胸当ての留め具を外しズボンを脱ぎ去るだけで、あっという間にリンクは生まれたままの姿になっていた。局所を手で隠すなど許されるわけもない。羞恥を堪えながら全てを晒し犬のように手と膝をつくと、尻をガノンドロフの方へと向けるように指示された。ガノンドロフの目的がリンクに屈辱的な姿勢をとらせて辱めるだけならまだいい。むしろそうであってくれと思いながら命じられるがままの姿勢をとったリンクだが、その思いを嘲笑うかのように剥き出しになったリンクの後孔へとガノンドロフの指が伸ばされた。
「そ、こは
……
っ」
敏感な粘膜に触れられ震えた声を上げたリンクを、背後にいるガノンドロフが鼻で笑う音がした。
「なんだ。貴様の忠誠はその程度か」
それならばここでやめてやってもいいがと続く言葉にギリリと唇を噛み締める。
リンクはガノンドロフに祖国の従属と庇護を求めて交渉へとやってきたのだ。その見返りにこういうことが要求される可能性が全く予測できなかったわけではない。そしてだからこそ、一族の長であるゼルダや外交も担う執政補佐官であるインパなどではなくリンクが使者としてこの地に赴いたのだ。ゼルダも、他の誰も、リンクがガノンドロフの要求に耐えられず交渉に失敗したからといってリンクのことを責めたりはしないだろう。しかしハイラル王国との交渉の失敗は、すなわちハイラル王国がゲルドの地を侵略する口実を与えることになる。此度の交渉は、それだけのリスクを孕んだものであった。ガノンドロフもそれをわかっていて、その上でリンクに要求を飲むのか否かの選択肢を選ばせようとしているのだ。
リンクは噛み締めすぎて血の滲んだ唇から力を抜いた。この場にいるのが、ゼルダやインパではなくて良かったではないか。リンクがいくら身体を弄ばれたところで、彼女たちのように孕んでしまう心配はないのだから。リンクは自分にそう言い聞かせた。ならば、取るべき選択肢は一つだ。リンクは自分の唇の隙間に指を入れ、唾液で湿らせた。チュク、と小さな水音と共に糸を引いた指を後手に回し、リンクの後孔へと添えられたガノンドロフの指にねっとりと絡ませる。
「
……
初めてなので、うまくできるかわかりませんが」
リンクは粘膜を湿らせるようにぬるぬると指の腹を数度滑らせ、意を決して窄まった孔へと2本の指を突き立てた。唾液だけでは滑りが足りなかったのだろう、引き攣った粘膜がヒリヒリと痛む。ガノンドロフは答えを返さなかったが、リンクの行動を面白がるように指でリンクの後孔のふちを撫でた。あとひと押しだ。リンクは本来入るべきではない器官に侵入した異物を反射的に押し返そうとする肉の蠢きに抗いながら、慎ましやかな割れ目を見せつけるように指さきに力を込めて肉蕾を開く。
「どうか、ここを可愛がってくださいませ」
「悪くない」
秘所を晒しながら媚びるリンクの言葉に、満足そうなガノンドロフの答えが返された。一度離れたガノンドロフの指が、何かしらの滑りを伴って再びリンクの後孔へと触れた。香油か何かを塗ったらしい。その滑りを借りて、浅く咥えていた自身の指の代わりにガノンドロフの指が埋められていく。
「あ゛、う゛ぅう
……
っ」
「息を抜け。裂けるぞ」
できるものならそうしている。ガノンドロフの言葉に、リンクは爪を手のひらに突き立てながら心の中で吐き捨てた。ガノンドロフの指はリンクのそれとは比べ物にならないくらい太く逞しく、一本受け入れるだけでも身が引き裂かれるかと思うほどなのに、その上指輪などの装飾具を外していないようだった。節くれだった肌とは異なる、冷たく無機質で硬い凹凸を飲み込まされる感覚に呼吸が引き攣る。力を抜かなければと思う意識とは裏腹に、脂汗を滲ませた身体が硬く強張る。
「ぐ、う゛ぅ
……
ッ!」
「こちらを向け」
引き攣った浅い呼吸を繰り返すリンクに業を煮やしたのか、ガノンドロフに身体を引き起こされリンクは仰向けの体勢になった。咥え込まされたままのガノンドロフの指が後孔の中でグルリと回転し、敏感な粘膜をこそげるように苛む指輪の凹凸に食いしばった歯の間からくぐもった悲鳴が漏れる。
「ん゛ぅ゛〜ッ!」
「自分で脚を抱えていろ」
悶えるリンクを目下に薄く笑ったガノンドロフは、リンクに自ら脚を抱え大きく股を開くことを命じた。犬が格上の相手に腹をさらけ出すようなそれは、完全なる服従の姿勢だった。冷たい汗に濡れた自分の白い腹が忙しなく上下するのが抱えた両膝の合間から視界に入る。
「ふぁあッ
……
!」
ガノンドロフの大きく熱い手のひらに萎えた陰茎を掴まれ、リンクは悲鳴をあげた。先の吐精による滑りを借りてガノンドロフの手が敏感な急所を容赦なく扱き上げる。直接的な刺激に抗う術もなく、リンクの意思とは関係なしにそこへ再び血流が集まっていく。ん、と鼻にかかった息を漏らしたリンクの隙をガノンドロフは見逃さなかった。後孔へ浅く咥え込まされたままだった太い指がぐいっと奥へ侵攻し、腹側のある一点を強く押し上げる。
「ここか」
「あ゛あ゛っ♡!?」
腹の中からリンクにとって未知の器官━━前立腺を潰さんばかりに嬲られ、初めて感じる強烈な射精感にリンクは見開いた目から涙を零しながら身悶えた。困惑する胸中とは裏腹に、跳ねるように浮かび上がった腰に合わせて完全に勃起した陰茎がぷるんと揺れる。ガノンドロフの指がそこを突き上げるたびに襲う暴力的な快楽に、まるでそれを喜んでいるかのように腰が勝手にカクカクと動いてしまう。
「あひっ♡ んぁあ゛っ♡ ぁあっ♡」
「淫らな。つい先ほど達したばかりであろう。まだ達することは許さぬぞ」
「ぅや゛ぁあああ゛ッ♡♡!!」
前を扱いていたガノンドロフの手が一転、射精を求めて揺れ動くリンクのはしたない腰の動きを戒めるように勃起したリンク自身の根元を強く握りめた。突然の暴挙に目を見開いて身悶えるリンクの痴態を嘲笑うガノンドロフのもう一方の手は絶えずリンクの腹の中をゴリゴリと甚振っている。後孔にズッポリと埋まり中を虐げていた太い指が、引き抜かれたかと思った次の瞬間には質量を増して戻ってくる。それを二度繰り返され、初めは1本でも裂けそうになっていたリンクの後孔はいつの間にかガノンドロフの指を3本飲み込んでいた。ジュポジュポと卑猥な音を立てながら後孔をほじられる背徳的な快楽は、前立腺を刺激される直接的な快楽とぐちゃぐちゃに混ざり合ってリンクを酷くかき乱した。抱えていろと命じられた自分の両脚はつま先がピンと伸び、ガノンドロフの指が抜き差しされるのに合わせてピクピクと痙攣しているのが涙で滲んだ虚ろな視界に映る。
「ふん、まるで女のほとだな。自分で触ってみろ」
「ふ、ぁ
……
っ♡?」
ぬ゛ぽっ、と重く湿った音を立ててガノンドロフの指が引き抜かれた。跡がつくほどにきつく自分の腿を握りしめていたリンクの手が、ガノンドロフによって拓かれた後孔へと導かれる。自分でもほとんど触れたことなどないそこは、最初に触った時に硬く閉じていたのが信じられないほどに柔らかくぬかるんでいた。注がれた香油だけではない滑りでぬちょぬちょと濡れた粘膜はまるでそれ自体が生き物のようにヒクヒクと収縮し、突然失った質量に戸惑い蠢いている。ガノンドロフにされるがままに差し込まれたリンクの指を、リンクの肉蕾はものともしないようにつるりと飲み込み柔らかく受け止めた。それだけではなく、熟れて熱い粘膜は差し込まれた異物をまるで歓待するかのようにいやらしく蠢き絡みついてくる。揶揄された通り、リンクのそこはすっかり女性器のようになってしまっているようだった。ガノンドロフの手によって、ガノンドロフを受け入れる器へと変えられていた。未知の快楽に侵され思考の鈍った頭にも、その事実だけはぼんやりと理解できる。
「して、どうするのだ。ゲルドの騎士よ」
「
……
っ」
立場を思い知らせるように問いかけられた言葉に、リンクはゆっくりと一度瞬きをした。目の淵に溜まっていた涙が一粒溢れて上気した頬に伝う。
せめて無理矢理にでも犯されるのであれば、身体は奪われてもまだ矜持を守ることもできるのに。ハイラルの支配者たるこの男は、それを許すつもりはないようだった。ガノンドロフの求めに応えねば、この酔狂な余興は終わらないのだろう。この男は、強者ゆえの傲慢さで目下の男を蹂躙することを愉しんでいるに違いないのだ。
リンクは目を伏せながらガノンドロフによって拡げられた後孔に自らの両手を添えた。噛み締めていた唇から力を抜き、震える息を吐きながら湿った柔らかい蕾を開くように自身の後孔をクパリと広げて再び乞う。
「どうか、ここに
……
、ご寵愛をください」
「いいだろう」
ガノンドロフの満足そうな声が聞こえたかと思うと広げた両腿を抱え上げられ、後孔に硬い肉が当てられるのを感じる。リンクは細く長く息を吐くように努めながら目を閉じた。体重をかけられるのに合わせ、後孔がガノンドロフの巨大な先端をヌ゛ププ
……
ッと飲み込み始める。
「ぅ
……
、ふ、ぅ゛う゛う゛〜〜
……
っ!」
「健気に拡がっているではないか」
ガノンドロフのそれは、太さも長さも常人のそれとは桁違いであった。いくら指で慣らされたといっても、本来の用途は異なる隘路である。規格外のそれが粘膜をかき分けて進むたび、浮き上がった血管の一本一本に内壁を容赦なくこそげ上げられるのはさながら拷問のようだった。腫れて敏感になった粘膜をめいいっぱいに拡げられ甚振られ、苦しさのあまりに思わず制止を求める声が漏れる。
「ま゛、まってッ、ぇ゛
……
、さ、裂けてしまいます
……
っ」
「引き裂かれたくなければ息め。我を受け入れるのだ」
ガノンドロフはリンクの懇願を鼻で嗤うと、突き進む一方であった腰をおもむろに引いた。半分ほど咥え込まされていた長大なペニスがズルズルと粘膜を引きずりながら抜けていく。
「ん゛ん゛〜〜〜っ♡」
それは指で弄られた時とは比べ物にならないくらいの強烈な排泄感だった。腹の中をすべて引きずり出されるような悪寒と紙一重の快楽に身を捩って悶えた次の瞬間、緩んだそこに叩きつけるかのようにガノンドロフの腰が強く打ち付けられる。尻の肉が波打つほどに強く穿たれた衝撃に、大きく開かされたままのリンクの内腿がビクビクと痙攣する。
「ほお゛ぉおっ♡」
「それ、先ほどより深く咥え込んでいるぞ」
「んお゛っ♡ ほぉ゛っ♡」
「フハハ、随分悦んでいるようだな」
顔中から体液を振り撒きながら身悶えるリンクの醜態はガノンドロフの興に入ったようだった。少し引いては穿たれ、また少し引いては穿たれを無慈悲に繰り返され、リンクの後孔はすでにこれ以上進めないところまでガノンドロフのペニスを飲み込まされていた。限界まで拡げられた後孔はシワの一つもないほどにピンと伸びきっている。それでもガノンドロフのペニスはまだその全てを納め切っているわけではないようだった。ガノンドロフの両手が、さらに動きを進めようとするかのようにリンクの腰を掴みなおす。その意図を感じ取ったリンクは恐怖のあまりにブルブルと震え出した。
「っ、ゆ、許し、くださ
……
ぁ゛っ、こ
……
これ以上は、無理です
……
っ」
「喚くな。力を抜け」
幼児がするようにいやいやと首を振って泣き言を漏らすリンクに、ガノンドロフが放った答えは非情だった。身体を内側から引き裂かれるという本能的な恐怖にガチガチと歯の根が鳴るのを抑えられない。
「もう一度、く、口でご奉仕いたしますから
……
どうか
……
」
ガノンドロフのそれはすでにリンクの直腸の奥壁に当たっていた。そこに昂ったイチモツの全てを埋めようとするなど、物理的に無理なのだ。恐怖に震え汗か涙かもわからない体液で顔をべちゃべちゃに汚しながら懇願するリンクに、ガノンドロフは「ほう?」と言いながらゆっくりと腰を引いた。少しだけ呼吸が楽になったリンクが小さく安堵の息を漏らすのを見下ろし、まるで思案するかのようにガノンドロフが告げる。
「どうしてもと言うならやめてやっても良いが
……
、しかしそれでは貴様が悔いることになるのではないか?」
「ぁ
……
、ぁ
……
」
━━ここで我を拒むのであれば、祖国の安寧はないものと思え。
残酷な笑みを浮かべながら言外にそう告げる男に、抗う術を持たないリンクはただ涙をこぼすことしかできなかった。付け入らせる隙を作れば、脅しではなくこの男は本当にゲルドの民と地を蹂躙して我が物にするだろう。それだけの力と権力がこの男にはある。この男の興を損ねないことだけが、今のリンクが祖国を守るためにできる唯一のことだった。たとえそれがリンクの身を犠牲に━━、この魔王のように残酷な男に抱き潰されて死する結末になったとしても。リンクをハイラル王国に送り出す際しきりに心配そうにしていたゼルダやインパも、その他の同胞たちも、リンクが死ねばきっと悲しむに違いない。けれど、リンクがここでガノンドロフを受け入れることで、リンクたちゲルドの民がガノンドロフの率いるハイラル王国に心から服従する覚悟は示せるだろう。リンクにとってそれは天秤にかけるまでもないことだった。リンクは静かに死を覚悟した。
「
……
申し訳、ありません」
無意識に逃げようと強張らせていた四肢からフッと力を抜く。リンクはガノンドロフを招き入れるように大きく股を開き、自身にのしかかる逞しい腰にゆっくりと脚を絡み付かせた。自分の身じろぎに合わせ、今も腹を突き破らんとしている凶器にまとわりついた肉壁が柔らかく波うつのを感じる。
「この身体は貴方様のものです。どうぞ
……
、ご随意に」
「いい答えだ」
賢明な者は嫌いではないぞと口元を歪め、ガノンドロフは腰に回されたリンクの腿をひと撫でした。少し引かれていたガノンドロフのペニスが、再び肉壁を擦り上げながら直腸の奥まで侵入してくる。
「はぁ
……
ッ、ぁあっ
……
!」
ことさらゆっくりと進むそれを受け入れるのは、死刑の執行を待つ咎人のような気分だった。ガノンドロフのものが先ほどまで入っていたところまでたどり着く。太い肉棒の先端が腸の奥に当たる感覚があるのだから、そこが行き止まりであることはリンクにもわかった。それなのに、これ以上は無理だと震える奥壁を突き破ると言うのだから、リンクは大袈裟ではなく自分は死ぬのだと思った。恐怖を感じないと言えば嘘になる。それでも犠牲になるのが他の誰でもない、自分でよかったのだと言い聞かせ、リンクは心の中で祖国の安寧を願いながら瞼を閉じた。ガノンドロフがリンクの腰を抱え直し、いよいよ押し潰すように体重をかけ始める。ガノンドロフの巨体の下で、リンクの身体はほとんど二つ折りになる。
「ぅーーッ、ぐぅ゛う
……
ッ!」
「それ、気張れ。ぶち抜くぞ」
「ぅ
……
、う、ぐ
……
ッ━━!?」
━━ぐぽん。
「あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜ッ♡♡♡」
それは一瞬のことだった。腹の奥が潰されるような鈍い音をたて、同時にガノンドロフの腰がリンクの尻たぶへとぶつかる。到底飲み込めるはずがないと思われたガノンドロフの長大なペニスが全て、リンクの腹の中に収められていた。リンクの最奥がついに突き破られた証左だった。
「あ゛ああっ、おお゛っ♡ んあ゛っ♡」
「褒めてやる。我を全て受け入れたのは貴様が初めてだぞ」
「あぐッ♡、ん゛あああッ♡♡」
浅黒い額にうっすらと汗を滲ませたガノンドロフが鷹揚に笑った。突き破ったばかりの結腸をとちゅ、とちゅ、と行き来させながら吐かれる言葉は、開きっぱなしになった口から漏れる自分の濁った嬌声にかき消されてほとんど聞き取れない。ただ、開いてはいけないところを開かれたのだということだけがわかった。貫かれるたびに何度も襲う経験したことのない衝撃に全身が痙攣して首が仰け反る。
「ふん、貴様のここはよく締め付けよる。たまらない具合だな」
「お゛♡ ほぉ゛ッ♡」
ガノンドロフのペニスが結腸を突き抜け、また戻る。突き抜け、また戻る。そこを抜き差しされるのに合わせて、リンクの引き締まった腹が歪に盛り上がっては凹む。決して激しい動きではないのに、一往来のたびに命が削られるようだった。眼球がぐるりと天を向いて視界が濁る。
媚びるように腰に絡み付かせていた脚からはとうに力が抜け、ガノンドロフの律動に合わせて無気力に揺さぶられるだけになっていた。同じく力の抜けた指先はピクリと動かす気力すらない。リンクの身体はガノンドロフを愉しませるための玩具に成り果てていた。ぐぽ、ぐぽ、と突き上げられるたび、そうされるのをまるで悦んでいるかのような醜い喘ぎ声が押し出される。
「お゛ッ♡ ほおお゛ッ♡♡」
「どうした、それほど悦いのか?」
「んお゛ッ♡♡ ぉお゛っ♡」
「だらしない、声で鳴きよるっ」
「ッほぉおおお゛♡♡!!」
答えを返さないのを咎めるように強く打ち付けられ、リンクはみっともなく舌を突き出しながら身悶えた。
リンクの後孔は縦にも横にも限界まで拡げられ、散々に嬲られ腫れ上がった前立腺はギチギチに嵌められたガノンドロフのイチモツによって始終捻り潰されていた。拷問のような暴力的な快楽にリンクの若茎は機能を忘れてしまったかのようにふにゃりと垂れ、壊れた蛇口のように力無く白濁を垂れ流し続けている。
「ここまで耐えた褒美だ。最奥に我の種を植え付けてやろうぞ」
「ぉ゛
……
♡ んぉ
……
ッ♡」
ガノンドロフは、白目を向いて濁った嬌声をあげるだけになったリンクの答えはもう期待していないようだった。狙いを定めるように、ガノンドロフの肉棒がガッチリと結腸の奥に嵌められる。身体の中の最も深いところでガノンドロフの肉棒がビクビクと波打ち、大量の精液が注がれた。隙間なく埋まった肉棒自体に栓をされて逃げ場のない白濁を全て受け止めた下腹が、まるで子を孕んだ女のようにうっすらと盛り上がる。
「悦べ。これがこの世を統べる覇者の味だ」
「ぁ゛〜
……
ッ♡、ぁ、あ
……
っ♡♡」
自分の指でも届かないほど深い箇所を犯された事実を朦朧とした意識ながらに理解し、ほとんど白目を剥いていたリンクの両目から新たな涙がボロボロと溢れた。身体はもう、言い逃れのできないほど完全にガノンドロフに屈服していた。精を吐ききったらしいガノンドロフがゆっくりと腰を引く。その際に張り出した雁首が追い打ちとばかりに前立腺を抉り、力無く垂れていたリンクの若茎が腹の上で跳ねた。ガノンドロフのイチモツが抜け去った後のリンクの後孔はブビュビュッと下品な音を立てながら受け止めたばかりの精液を撒き散らした。それと同時に、もう何も出せないと思っていたリンクの若茎からはプシャっと潮が噴き出ていた。自分の意思で止められないそれが、引き攣ったように上下する腹の上をサラサラと流れていく。
「
……
あひッ♡ あぅ
……
♡ う
……
っ♡♡♡」
「は。本当に女になりよったか」
全身を上気させ腹の奥で味わう絶頂を極めた余韻に震えるリンクを見下ろし、ガノンドロフが乱れた髪を掻き上げながら満足そうに瞳を細めた。長い間蹂躙されていたリンクの後孔は、ガノンドロフの物の形のまま閉じきることができずにぽっかりと口を開けていた。押しつぶされた蛙のような無様な格好のまま、前からも後ろからも体液を垂れ流しながらリンクの意識は暗闇に沈んでいった。
明るい日差しを瞼の向こうに感じ、リンクは意識を浮上させた。居るのは昨夜意識を途切れさせる間際まで居たのと同じ部屋のようだった。広大なベッドの上に一人身体を横たえながら視線だけを左右に動かしてぼんやりながらも状況を把握する。
━━生きている。
目覚めて最初に思ったのはそのことだった。身体は魔物の大群と一人で戦い切った時でも経験したことがないくらい痛みはするが、生きてる。リンクはあれほどまでに酷く抱き潰されても無事だった、自分の身体の丈夫さに感謝した。これで、ゼルダたちを悲しませずに済む。
しかし、故郷で待つ主人や同胞たちを脳裏に思い浮かべリンクがホッと安堵したのは一瞬のことだった。重要な事柄に思い至り、すぐにサッと顔を青ざめさせる。
(今、何時だ
……
!?)
窓から漏れ入る陽の光は、夜が明けてから少なくはない時間が経っていることを示している。ゼルダからの書簡に対するハイラル王国からの返答の儀は今日行われる予定であった。承諾がほとんど確定しているとはいえ、ハイラル王国から返答を正式に言い渡される場にゲルドからの使者であるリンクが現れなかったとすれば両国の関係上問題になるのは必至である。
リンクはギシギシと痛む身体に鞭打ちながら身を起こした。焦りながら見渡した部屋の中、ふんだんに装飾の施された壁掛け時計を見てかろうじて儀式を行うと告げられていた時刻にはなっていないことを確認する。しかしあまり猶予がない事実には変わりがない。震えてほとんど力の入らない下半身を叱責しながら、リンクはベッドサイドに置かれていた自身の服━━ゲルドの民族衣装を手早く身につけた。幸いにして、身体はある程度は清められているようだった。欲を言えば一度部屋に戻って熱い湯を浴び昨夜の記憶ごと洗い流してしまいたいが、そんなことをしている時間はない。廊下の壁に手をつきながらヨロヨロと足を進め、昨日初めてガノンドロフに見えた謁見の間にリンクがなんとか滑り込んだのは、時計の針が返答の儀の予定時刻をちょうど指し示したのと同時だった。
「ほう。来たか」
「遅くなり、申し訳ございません」
リンクは脚を引き摺るようなぎこちない歩みで広間の中央に進み出て、王の面前に膝をつき頭を傅かせた。
「よい。旅の疲れもあっただろう。して、昨夜のもてなしは気に召したか?」
「
……
身に余るほどのご歓待を感謝いたします」
「そうか。であればこちらも鼻が高いな」
昨夜の出来事など素知らぬ顔で嘯くガノンドロフは昨日と同じように一段高い玉座に腰掛け、ニヤリとした笑みを浮かべながらこちらを見下ろしていた。あのトパーズを思わせる鋭い光を宿した眼に射抜かれると、身体が昨夜の恐怖を思い出し勝手に強張っていくのを禁じ得なかった。男に暴かれたリンクの後孔はまだ赤く腫れてジクジクと痛み、最奥で吐き出され掻き出しきれなかった男の種が今もじわりと下着を汚している。
(怯むな。あと少しの辛抱だ
……
)
身体をいいように弄ばれ屈服させられた相手を前に怯みそうになる自身を、リンクは心の中で叱責した。もう、課せられた役目の終わりはそこまで見えているのだ。ガノンドロフからの返答を聞き、書簡を受け取れば、そのあとは故郷の地━━ゼルダたちが首を長くして待っているだろうゲルド砂漠に帰ることができる。逸る気持ちをそうと悟られないように努めて表情を殺し、リンクは一層深く頭を垂れたままガノンドロフの言葉の続きを待った。
「さて、ゲルドの長、ゼルダからのハイラル王国への従属を願う申し出に対する返答だが
……
」
本題に入ったガノンドロフの重みのある声が、しんと静まり返った広間に響く。
「━━リンク、貴様が我に臣従することを条件に認めよう」
「
……
はッ!?」
形だけだと思っていた儀式の中に思いがけない言葉を聞き、リンクは不敬にあたる可能性も忘れて思わず頭を上げた。見上げた先にはやはりニヤリとした笑いを浮かべたガノンドロフの姿があり、信じられない思いで目を見開くリンクの顔を面白がるように眺めている。
「そ、それはどういう
……
」
「どういうも何も、そのままの意味ぞ。貴様もこの国が気に入ったことであろう。何か不都合があるか」
「私の主人はゼルダ様で━━」
「その、貴様の主人たるゼルダが我に服従を乞うているのだ。であればゼルダに仕えるも我に仕えるも同じことだ」
「し、しかし━━」
「不服があるのであれば、返答を練り直す必要があるが。いかがする、リンクよ」
それまで揶揄するような笑みを浮かべていたガノンドロフの眼光の奥がスッと細まるのを見て、剥き出しのリンクの背筋に冷や汗が伝い落ちる。これ以上の抗議は危険だった。もとより口も立たず頭を使うよりは身体を動かす方が性に合っているリンクに、この狡猾な男に言葉で敵うわけがない。そう判断したリンクは、震える唇からなんとか言葉をひり出した。
「
……
わ、わかりました。では一度その旨を我が主人に伝えて参りますので
……
」
「その必要はない。我が家臣を使者としてゲルドへ送るゆえ、貴様は案ずることなく今日から我に仕えるがよい」
「
……
ッ、
…………
」
ガノンドロフの言葉に、リンクは今度こそ絶句した。リンクに臣従を求めるガノンドロフの言葉を受け入れる形を見せながらも、書簡を持って一度ゲルドに帰れれば。帰れさえすればゼルダやプルアをはじめとした知恵の立つ者にきっと良い考えを捻り出してもらえると思ったのに。この男は、もうリンクをゲルドへと帰らせるつもりはないのだ。言葉を切ったまま固まってしまったリンクに、ガノンドロフが話は終いだというばかりに言葉を投げる。
「案ずるな、近いうちに貴様の主人も一度このハイラル城へ招待しようではないか。それまで貴様はたっぷりとこの地での生活を愉しめばよい」
フハハと愉快そうに笑うガノンドロフの声が、明るい広間の中に響く。広間に降り注ぐステンドグラスを通した鮮やかな日差しを背中に受けながら、リンクは底なし沼のような絶望に呑み込まれ、目の前が暗くなっていくのを感じていた。
<了>
次ページは蛇足な続きです。
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