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Tsutumi
2026-04-15 17:47:58
1086文字
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怪文書
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アスタリオン、その愛 ~腐ったサラダか、はたまたキムチか~
アスタリオンの台詞
「ああ。ただし、良質のワインと肉と並んでいたら、恋なんてサラダと一緒にごみ箱行きだ」
という翻訳についてちょっと考えてみたこと!
「ああ。ただし、良質のワインと肉と並んでいたら、恋なんてサラダと一緒にごみ箱行きだ」
これ、私の記憶が確かならロマンス中、Act2のカーラックとの雑談で出る台詞なんですよね。
ごみ箱=恋を「捨てる」、ってこと?
…
ロマンス中に、いくら照れ隠しだとしてもクズの台詞すぎてちょっと違和感が
…
?
実はこの台詞、原文は
"It is. Though if the table is laden with good wine and meat, love is often left to rot with the salad leaves."
となっていて、最後の部分を直訳すると
「愛はサラダと一緒に放置されて腐ってしまうことが多い」
という意味合いになります。
つまりはここ、「捨てる」といったニュアンスではなく「放置されて腐る」なんです。
確かに「ごみ箱行きだ」の方がアスタリオンらしい軽口のキレはあるのですが、
ここまでのロマンスの流れを考えると、この訳はちょっと強すぎる気がします。(あくまで一個人の感想です)
さらに、アスタリオンのゴシック/退廃的
…
といった雰囲気から考えると、
「腐る」とそのまま表現した方がむしろキャラクター性に合っているようにも思えます。(重ねて言いますが、あくまで個人的な意見です!)
「腐る」はご存じの通り、「捨てる」とは違い
・時間の経過
・無関心
・本来の形からの変質
を含んだニュアンスの言葉です。
そう考えるとこの台詞、軽口のように見えて
「自分は愛をまともに扱えない」
という自己認識の表れとも読めてしまうわけです。
…
これは正直、しんどいですね!!
さらに言うと、この後の昇天ルートを踏まえると、もっと深い。
一般的に、昇天後の彼は相手を対等な関係として扱えず、愛を重い執着や支配へと変質させてしまう存在になると言われています。
つまり「腐る」という表現は、そうした『変質した愛』の予兆として読み取ることもできるのではないでしょうか。
…
とはいえ、「腐る」と言っても一概に悪い意味だけではありません。
腐敗すれば有害(=ただの腐ったサラダ)になりますが、発酵すれば有益(=おいしいキムチ・笑)になる。
この違いは、相手
――
つまりTavやダークアージ、そしてその関係性次第とも言えそうです。
ということで、
「ああ。ただし、良質のワインと肉と並んでいたら、恋なんてサラダと一緒にごみ箱行きだ」
という一文は、原文まで遡ると何重にも味がする『出汁の塊』のような台詞でした!!
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