〜重要事項〜
・書いてる人は銃に詳しいわけではないのでたぶんいろいろと間違えてるところがあります。前回に引き続き生成AIの回答くらいの信憑性でごらんください。
・自分用のメモから引っこ抜いてきた雑な絵と汚い字があります。ご了承ください。
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まず表尺とはなんぞや。
第七師団に捕まった白石を奪還するため旭川に向かう道中で、一行から逃れようとした鈴川がさるかに合戦のごとくとっちめられた後、尾形が三十年式の銃身についたパーツを見せて鈴川を脅すシーンがある(10巻95話)。このときに見せていたパーツが表尺(表尺板)だ。
ここでは尾形が言っている通り「目盛りが2kmまであるということは、この小銃は弾が2kmまで届くことを想定して作られているということ」が分かれば脅しの内容は理解できるので、これが何なのかわからなくても特に問題はない。
最終章には実際に使っているシーンもあるので(30巻300話・五稜郭の外で尾形がヴァシリを狙うシーン)、「距離に従って目盛りに部品を合わせて使うもの」だということはわかる。
が、この定規みたいなパーツは何なのか?
そのためにはまず銃というものはどうやって照準を定めるのかがわからないといけない。照門/リアサイトとか照星/フロントサイトとか聞いて何のことだかわかる人はここ読み飛ばしてOKです。
Q. そういう人は表尺も何だかわかるのでは?
A. その可能性はある。
---照準の話---
照準を定めるのに使う銃のパーツがサイト(照準器)である。
アクション映画などでスナイパーが出てくるとスコープを覗いて十字形の線を標的に合わせるシーンがあったりするが、あれもサイトの一種だ。
スコープがない場合、まず標的に銃口の上にあるフロントサイト(照星)を合わせる。そしてそれがリアサイト(照門)のくぼみや穴に収まるようにして照準を定める。
標的-フロントサイト-リアサイト-撃つ人間の目が一直線上に並ぶようにするわけだ。

※以下画像は全部こんな感じです。ご了承ください。
ビール工場で尾形が宇佐美を狙撃するとき、宇佐美から尾形の瞳にぐーっとカメラが寄っていく印象的なシークエンスがあるが、これをよく表していて面白い(着眼点が変な人の感想)。
---照準の話おわり---
表尺に話を戻す。
尾形が見せている表尺を見ると、V字型のくぼみ(リアサイト)のあるパーツがくっついていて、右下にネジがあることがわかる。
これは寝ている(折り畳まれた)状態なので、五稜郭のシーンでのように立て、手前のパーツを表尺の目盛りに従って上に動かして使う。

※このパーツを遊標という。ここでのノッチとはリアサイトのV字のくぼみのこと。
これがどのように役に立つのかというと、遠距離を狙いやすくなるのだ。
物を投げると、当然ながら重力の影響を受け放物線を描いて落ちていく。発射された弾丸も同じだ。
つまり、標的まで距離があるとき、標的に向かってまっすぐ撃つと弾丸は狙った場所より下を通る。距離によってはたどり着く前に地面に落ちてしまう。
これを防ぐには、「標的に届くまでに落ちる分」を計算に入れて、「当てたい場所」よりもやや上に向かって撃つ必要がある。

※上の矢印が「上に角度をつけて撃った場合」だと思ってください(字が汚すぎたので切った)
表尺はこの角度の調整に使われている。
表尺の目盛りは上に行くほど数字が大きい。この数字は標的までの距離(100m単位)なので、狙う場所が遠ければ遠いほどリアサイトの位置は高くなる。
リアサイトの位置が高くなると、銃を地面と平行に構えていてはフロントサイトと合わない。合わせるためにはフロントサイトのついている場所=銃口を上に持ち上げる必要がある。
すると「重力の影響で弾が落ちる分を考慮した角度」をつけることができ、遠い標的に当てやすくなるのだ。
表尺ってどう使うの?という基本的な説明は以上。
なお、表尺は「照尺」という装置の一部分なので、検索するときはこちらをキーワードにしたほうがいいかもしれない。
辞書で「照尺」を引くと「表尺板・遊標・照門の3部品からなる装置」と書いてある。つまり「照尺という装置の一部が表尺板」ということ。

※再掲。この全体が照尺ということ。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
以下はおまけと参考資料
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