音無 馨(おとなし かおり)
2026-02-09 20:52:41
9448文字
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【私たちは彷徨い歩き】インジュナどんより怪文書2nd

本編軸なアレソレ。登場するやつ概ね全員メンタルが後ろ向き。私の趣味性癖にのみ配慮、食べれる人は一緒に食べていってください(食卓を囲む)



父神殺しを完遂したアルジュナがいるなら、我が子殺しを完遂"してしまった"インドラがいてもいいかもしれないよね。くらいの短絡的妄想話とそこに纏わる何かだよ。え?どのインドラも子を殺せるような父神じゃない?そりゃそうなんだけど二次創作だからこれは無いものを見出すので本来、子を殺せないはずの父神が殺してしまったらメンタルが終わりに決まっている。『何者をも侵犯できぬ強さのある攻めが弱りきって受けに縋るように掴みかかる』そういうものに胸掻きむしられる色気を感じている物好きだけ集まってほしい。集合ォ!!!

《ざっくり登場人物紹介》

【ifインドラ神】暫定的過ぎる呼び名でGOMEN。細かいところを決め打ちしているわけではないので『LB4異聞帯に至る契機と同様のことが起きた(アルジュナが唯一統合神になって争いの無い恒久平和の管理社会を創造する覚悟をキメた)が、「我が子を信じて託す」よりも「何でそんなことするの!!(見てられない)」が天秤優勢になってしまった結果、力んで息子をしっかり仕留めてしまった』という背景があるくらいの理解で大丈夫です。仕留めた殺してしまった時点でのアルジュナがどこまで統合神性状態すなわち、どれくらい神喰らいをやってるかも定まってないけれど、それこそリグヴェ時期くらいの主神格程度には位置が戻ってそうではあるこのインドラ。アルジュナを殺してしまったことでこのifインドラの『人間性』の部分は完全にぶっ壊れているが、システム的に駆動する『神性』の部分で表面上はまともに見える。殺してしまったアルジュナの望みをifインドラなりに汲みながら行動に移しているし、わりと真っ当にやれているが、精神的なバランスは欠いているので近々行き詰まる未来ではある。野良サーヴァントのアルジュナがifインドラの世界に迷い込み、出会ってしまったことで『人間性』が一気に表面化したので歯車が狂う。今度こそはとアルジュナの望みをとにかく叶えようとしたり、親子らしい言動をしたがるがすべてが後ろ向きの起因だしずっと痛々しい空気がすごくて気不味いったらありゃしない。アルジュナへの執着が無限大にある、それはしゃーない。

【野良サーヴァントのアルジュナ】カルデアのアルジュナとは一切無関係の『座』から引っ張られてきた野良のアルジュナ。つまりテラリンとかサムレムみたいなアルジュナ。幕間1も2もないしインドラへの認識だって生前までのソレ(憧憬と敬愛とそれを越える諦観と)である難儀なアルジュナ……だったが、呼ばれて辿り着いた土地、そこに居たifインドラの惨状に驚愕してしまい『自分の"黒"を隠す云々』とか、それどころではなくなってしまった。自分よりもハチャメチャ怒ってる人がいると自分は逆に冷静になるみたいな現象(?)ifインドラの狂気にあてられて、自身の心の内に深く隠していた『インドラへの恋慕』まで引きずり出され、身も心も文字通り犯されてストックホルム症候群と言っていい状態にまで陥る……がそこにアルジュナ自身の意思が全く無かったかと言われたらそうでもなく、推し量れない存在だったインドラが持っていた『脆さ・弱さ』を頭に叩き込まれる形で理解し情がしっかり移ってしまったし、『我が子(アルジュナ・アビマニュ)を死なせてしまった者同士』という形でも嫌に結びついてしまったし、実際には共依存という言葉が正しい。この世界に野良鯖アルジュナが召喚された理由が最後まではっきりしないが、野良鯖アルジュナの中では『このifインドラに自分は呼ばれたのだ=マスターはこのifインドラだ』という認識になっている。実際はこの特異点……if世界を効率良く破滅させるためのカウンター的な……大いなる力の残酷な差し向けだったかもしれないが。

【カルデアのインドラ神】大試練から直行の我々もよく知るインドラ様。ifインドラ神と野良鯖アルジュナの居た特異点を修正するためにマスターと共にレイシフト。というよりはインドラ自体が嫌な予感を覚えて滅多に見せない積極性で参加してきたし、適性もあった。というよりはマスター以外だとインドラくらいしかその特異点に入れなかったまであった。『目には目を、歯には歯を、神には神を』ということなのか、違う世界の自分の不始末を自分でつけよということなのか……。結果的に特異点修正に成功するがifインドラを侵していた『呪い』がこのインドラにも巡ってきてしまうことに……

【カルデアのアルジュナ】今回一番の被害者の方。幕間も2つ超えたし大試練通して何やかんやでインドラ神ともじわじわ打ち解けてきたし、良い空気吸わせて貰ってましたのに……。野良鯖のアルジュナ同様、インドラへの恋慕はあったがわざわざ開示するつもりも特に無かったし、それでも満たされてはいた。……はず、だったが強制的に意識させられるはめになる。




野良鯖として現界したアルジュナは降り立った土地が馴染み深いものであると同時に違和感も覚えていた。故郷の土地、此処に呼ばれる由縁はもちろんあるかもしれないが、理由がよくわからない。他に自分と同じように現界したサーヴァントが居ないものかと歩いて回るが見つからない。長く距離を歩いていた中で思ったことは存外みんな、穏やかで平和的に生活をしていることだった。ちょっとした小競り合いはあれど、程度は弁えていて、命をかけて争い合う姿は皆無といっていい。ある意味でいつかのアルジュナの理想社会だった。それはもう、妙に都合の良いことに。

そこに現れる強い神性。「……ああ、赦してくれるのか、神(オレ)を赦してくれるのか?」そうブツブツと呟きながら、フラフラと野良鯖アルジュナに近付いてくる。野良鯖アルジュナは「(なんだなんだ、どういうことだ)」と困惑しきり。言うまでもなく目の前の存在はインドラであり、それとして野良鯖アルジュナが知る姿とは似ているが非なる部分も備えた異様な空気を纏っている。狼狽えているうちに目の前まで接近してきたifインドラが物凄い力で逃さぬように抱き締めてきた。

ifインドラはそんな野良鯖アルジュナの動揺や困惑などお構いなしといった具合に「おまえを神(オレ)の手で喪ってから、おまえの魂をこの地で戻るのを待ち、探していたがずっと見つからなくて……」とぼそぼそと呟いている。そりゃ見つかるわけがない(手を下した時にその魂ごと灼いたので転生もクソもなく)んだけどそういう思考がifインドラからすっ飛んでいる。まあ見るも無残に冷静ではない。「神を赦さぬから現れぬのだと思って」「おまえの望みをできる限り叶えようと思って」と言い募っている。つまるところアルジュナが望んだ争いの無い平和な管理社会というのをできる限り実践して禊ぎのつもりにしていたみたいな話をしているのだ。

「おまえの望むようにできているかもわからない、判断してくれるおまえがいなかったから」「だがこうして神の前に現れたということは、神(オレ)の想いは届いたということだろう?」「見て欲しい、おまえの望み通りにできているか?」とまるで子が親に学業の成果を見せて褒めてもらいたがるような振る舞いで迫ってくる。神々の王でありながら、祈るように野良鯖アルジュナの両腕を掴み続ける。以降、野良鯖アルジュナはifインドラの宮殿で歓待されまくるしifインドラにどこに行っても付き纏われるし(また居なくなるかもという不安で)しまいには野良鯖アルジュナが実の父神(汎人類史)に抱いていた淡い恋心を見透かして「神(オレ)なら何でも叶えられる、おまえの望みを必ず叶えてみせる」で抱かれそうになるのだった。同一人物NTRだ!!早くカルデア在籍中のパパきて〜ッ🆘なおまにあわんもよう。

結局ifインドラが「あの時(アルジュナを殺した時)、おまえは痛かっただろう、苦しかっただろう、すまない……もう二度と、絶対に、おまえを傷つけないから……此処に居てくれ……!!」と縋るようにドロ甘に己を抱くので段々ストックホルム症候群と化していく野良鯖アルジュナが欲しい。野良鯖アルジュナなので幕間2もクソもないわけですが……ifインドラが生前自身が見たことない弱さを露出し取り乱しているのを見せつけられたことで絆される形で距離が縮まる二人。

最終的にこのif世界は表面化して特異点の形を成し、汎人類史に悪影響を及ぼす危険が出てくることになる。カルデアのマスターとインドラが修正に来て野良鯖アルジュナを助けようとするも、野良鯖アルジュナは庇うようにifインドラを抱き込む、もちろんカルデアのド神の攻撃は避けられず一緒になって食らってどっちも消滅。

消滅直前に野良鯖アルジュナがifインドラに『私は貴方の喪った、本当の息子ではないけれどせめてその代わりに、此度の現界の命は貴方と共に……』とか呟いている。ifインドラ同様にカルデアのインドラも図らずも『アルジュナを殺す経験』をしてしまい、とてつもない後味の悪さを伴って帰還するはめに。カルデアのインドラが帰って早々、カルデアで留守番していた方のアルジュナに向かって走り出し、見つけた途端抱きしめて離さないため現場は大騒ぎ。他のカルデア鯖キャスターとかに術を遠慮会釈なしにかけられて無理矢理インドラを昏倒させるハメになる。


※ここまでが表でちょこちょこ呟いていた分のまとめ。次ページがカルデアのインジュナのどんより部分。🔑垢で壁打ちしていたもののまとめ。