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John
2025-01-09 23:45:42
5558文字
Public
今魔川
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酔狂な人
氏服です。
書きかけ、書けたところまで。
氏真様が攻で服部君に受けてもらうよ。
詳細描写はないですが、氏真様と伊東先生はR18な事をしている前提です。
いきなりほんのりだけ攻め女装風味。
ぐだぐだ超五稜郭の特異点時空、カルデアと接触する前の今魔川。
そのうちR18シーンまで書けたらパスワード付けますが、今はまだ全年齢範囲。
やっと口吸いシーン、服部君が兜を脱ぎます、注意。
1
2
義元だから。
最後に付け足すように言われ。
服部はつい眉根を
顰
しか
め、視線をそらす。
そう言われると、素直にと言われてもどうもまだ引っかかる。
ただ、顔は一気に
火照
ほて
ってしまって、鎧という硬い
殻
から
の内で心臓の早鐘がどくどくと
喧
やかま
しい。
「義元様だからですか。それが義務感にかられているというのではないですか、そのような情けは、私は」
「武雄」
名前を呼ばれて
遮
さえぎ
られ、服部は素直に黙る。
黙った拍子に再び氏真と視線を絡ませてしまい。
心の裏まで
突
つ
き
通
とお
る金の瞳に射抜かれて、自分の気持ちをはっきり思い知って服部は恥じた。
言い訳であるし、戦場では滅多に選ばない逃げを自分は初手からとっている、と自覚する。
それでも、どうにもすっきりしない。
氏真が無理をしているならそれは嫌だと意地を張りたくなる。
それに。
私が好きなのは氏真様ですからね、と、服部は心で
呟
つぶや
く。
「余は良いと言うておる」
氏真様、と呼びそうになって、服部はぐっとこらえる。
「余が、良いと言っているのだ、武雄。そなたが嫌ならば止めておく」
「それは
……
」
服部は、声音に混ざった意図を読めない鈍感ではない。
「行儀よく生きるのにも
飽
あ
いただろう。生真面目な武雄を
愛
う
いと思う、だが
……
真面目すぎても
所詮
しょせん
良
よ
い事はない。そうであろう?」
義元であれば羽目を外すのは当たり前だが、外したいのは氏真なのだ。
そういう事だろうかと意図を読む。
そうなると、義元であるというのは、氏真なりの建前であり心を楽にする言い訳、という事になる。
しかし、それを認めてしまうと。
服部が断る為の言い訳は全て無くなってしまうのだ。
「顔を見せてはくれぬか」
服部は観念して、深くため息をつき、目をしばらく閉じた。
兜を外し、手入れ途中の武具が置かれている敷物の端へ置く。
兜の短冊状部分と同じ素材で外側が覆われた鎖帷子は、ぴったりとした頭巾状で後頭部まで覆っているが。
服部はぐっと指をかけて後ろへ下ろした。
久しぶりに外の空気へ顔が晒された、という感覚が強い。
困惑した表情のまま待っていると、氏真は歩み寄って手を伸ばす。
服部の頬を、彼より大きな手のひらが包み込む。
やがてその手はそぞろ動き皮膚をなぞった。
視覚では輪郭を知り得ないとでもいうように、顔の形を確かめ、丁寧に白い指先が肌へ触れる。
手は少し下へ降り、
顎
あご
へ添えられ。
もう片方の手で腰帯を捉えられ
……
。
服部は観念して、逆らわず顔を近づけた。
くちびる同士が合わさる。
大きな手のひらをした、鍛えられた男の器官が、覚悟していた以上に柔らかく熱いという事実に驚く。
それはおそらく自分の舌も同じだろう、とは服部も思う。
蕩
とろ
け混ざりそうに
柔
やわ
い
彼我
ひが
が互いの
輪郭
りんかく
をせめぎ合い、出会っては
擦
す
り合う。
ちゅく、ちゅ、と水音がする。
吸い出され、絡み合い。
互いの唾液が一つに混ざり合って、お互いの口腔を満たす。
「
……
ん、ぅ
……
ッ」
服部は困惑して呻いた。
慣れていなさすぎて、息継ぎも要領を得ない。
鎧を脱いでいないため、小回りの効く身動きもとれず、肩の
小札
こざね
が軋む音をさせているのを聞いては、なんだか情けない気分になってくる。
鼻から息を吸えばいいと思い出し、苦し紛れに舌を動かしながら必死に呼吸する。
氏真の口吸いは巧みだった。
吸い出した舌先と先同士がちろちろ戯れ合い、かと思えば大胆に割り入って裏をぬるりと
脅
おど
かし。
指先は首元の着衣の下へ悪戯に侵入し、首筋の脈を至上の宝であるようになぞる。
その指先は次に服部の髪の内へ差し入れられ、耳の裏をなぞって、耳朶を挟み
弄
もてあそ
んだ。
そうする内に身体はさらに距離を詰め、服部よりも上背のある氏真は、上から被さるような形を深める。
氏真の髪が乱れ落ちて、服部の首元に触れる。
ここまで髪が近い事すら初めてだ。
どうやら氏真は服に合わせた香を髪にも焚き染めているようで。
覆い被さり角度を変えて続く口吸いの最中に、霞む山裾を思わせる濃淡の紫からは、甘さのある花の香が濃く匂った。
「ーーっ」
口吸いだけで目眩がして、服部の塞がれた口から言葉にならない声が漏れる。
岩のように鎧で身を固めていても、心の内に深く情が根差してしまえばどうしようもない。
柔らかな内側へもっと入り込まれ、触れられれば、どうなってしまうのか。
目眩と苦しさで、つい、服部は腕を突っ張る。
拒絶の力が込められると、氏真は素直に引いた。
深く甘い声で、穏やかに問いが発せられる。
「余を抱きたいか? であればそれでも良い。それとも抱かれるが望みか。つらいというなら止めよう。答えよ、何でも武雄の良きようにしよう」
服部は答えられない。
身体は素直に
燻
くすぶ
り始めても、男同士で具体的に何をどうすれば良いか知らないのだ。
「武雄、そう固くなるな。酷な問いであったか
……
身を任せておるだけで構わぬ」
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2
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