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冬
2025-12-13 16:33:40
2951文字
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エンアピ 観劇感想メモ
観劇の感想。
ENTER ROOM APPEAR エンアピ
12月12日マチソワ 感想メモ
オモロお芝居だったので、ポロポロと観劇感想メモ。
序盤幼馴染飲み会終わり、最後の晩餐パロのポーズで第九がかかるところ大好きで、タケがイエス?なぜ?と考えながら観て、でもタケはメロいというより罪深いほどモテてる
…
と思った所で「罪深い⁉︎」と、なんとなく自分の中でストンと落ちて、私の中ではタケが原罪か
…
と
イエスは原罪を背負ってない、という説もあるらしいけど、この話、タケとあおいの相思相愛が拗らせの原因であり。そういう意味ではものすごい高潔さで他者を助けたタケと、同じく他者を助けたあおいという「神の似姿」で作られた2人が惹かれ合い生まれた「原罪」という意味ではアダムとイヴ的でもあり。アダムとイヴのまさしく「原罪」で。(イエスどこ行ったー?の解釈)
タケのメロさは罪だよ〜!!!!
金田さん、「メロい」がこんな罪深い(文字通り)ことあるの!?って感じで、優しく正しいこと、魅力的な人であることが、かえって裏目に出るような、本人はイノセントでも周囲が狂わされるような。いやイノセントと言い切れるのか、の塩梅がまた「メロい」故にモテる、のスパイラルがあかん。
先に観劇した鷲尾さんファンがメロいメロい言ってて「まぁご本人はメロいが
……
」と思っていたところ(ファンの主観)、観劇したら「役柄がメロすぎてあらゆる人の歯車が狂っとるやないかい!!!」となるところまで一息でした。最高。
全方位に優しくて、かつ、その場で必要な立ち回りができる気配りと頭の回転の早さがある故に、特定の人間への強いコミット(時にその他の人を害することもある)という恋愛的独占との相性の悪さが突き抜けてて、無自覚にメロつかせるが、独占はできない。
(ことを皮肉的に言うために序盤の飲み会で「本妻の余裕か〜」とかいうブラックジョークが効いている)
本人は心の真ん中にあおいがいて(忘れていても)、その他の気配りはヒューマニズムに基づいて出来てしまう
……
罪〜〜!!!
影の演出(?)が好きで、ベージュの壁にたくさん演者の影がうつる。一番の山場であるマサが「俺が二人を巻き込んだ
…
」的な台詞のときに「そんなことない!お前の親の借金だ!」「逆の立場でも、きっとそうした」とド正論のハイパーイノセントいい人(裏がない)で金田は返すけど、その影が大きくベージュの壁にうつり、どこかマサを追い込んでいるような、そんな風にも見えて苦しかった。
光の当て方で、影が目立つシーンはすごく影が大きいんだよね
……
だから不安になる。そして、金田の光パワーが強いほどに影が濃くなるように思えるのが
……
ハァ
……
(頭を抱えて)
秋田金田カップル、というか秋田、あおいさんのいない世界線を生きたら「幸せ」だったのかというと、まぁタケが曇っている状態&沼り過ぎなので、微妙〜な感じもまた救われない
……
救われないヨォ〜〜
個人的には女女のデカい感情大好き侍なので相田姐さん大好きでした。
と、いうか序盤から割と男女ペアを中心に二人組で出てくる(だからそこ幼馴染男女3人組の怪しさが増す)なかで、一人で出てくる相田姐さんの存在感よ。
んで、2025年にもなって「婚期逃した女イジりかよ!?」と思ったらちゃんと終盤で「あおいさん好きすぎて」というのが判明して、デカい感情を「男女の恋愛」のみに回収しないところも好きポイントでした。
女子中学生コンビと言われた二人の友情と呼ぶには余りあるシスターフッドもあり、、、。それこそ、欲望の三角形は文学上の有名な理論だけど、秋田を真ん中に置きつつ、マサとタケの「友情」の強さを思うと、男同士の絆の凄まじさたるや
……
。
究極の場面で、秋田じゃなくて(まぁ彼女に頼むのは酷だと思ったのかもしれないけど)マサに「僕のライトを
…
」って頼んだり、そもそもマサは悪くないって抱きしめたり(金田、あんまり秋田を安心させるために抱きしめてなくて、むしろマサが抱きしめている場面の方が印象的)(だから、タケはギルティなんだが)大事な場面でマサに任せているのが
…
!ね!
(だから最後に秋田が思わずマサを傷つけるようなことを言ってしまうのも、故あること、というか。唯一無二の女にも、唯一無二の男にもなれないから、唯一無二の男に一言いってやりたくもなる)
(そりゃあずっと彼氏.夫としてタケはゆかりのこと大事にしてるけど
……
してるけどぉ!!!)
視覚的には、ゲーム参加者がゲーム中はつなぎを着ている一方で、現在の世界線では管理人さんだけがつなぎを着ていて、逆にゲーム世界では支配人らしくタキシードを着ている、という衣装だけでもコントラストが表現されてて、ハッとした。
「社員試験とかもあってぇ〜」と捲し立てる中でポロッと言う台詞、最初はただゲーム参加者の感情を逆撫でするためだけの台詞かと思いきや、最終盤でアタガミが射殺されることの理由が提示されていて、細かい台詞まで聞き逃せない〜!!!となった。
それこそ、冒頭アタガミさんゲームシーンのその他のゲーム参加者、最初観たときは舞台あるあるの兼ね役というか、アタガミさんだけに意味を持つシーン(ゲームの説明台詞という全体の中の役割)で他の人はモブかと思いきや、実はもう最初のシーンから意味盛り盛りで
…
とか、2度観て楽しい過ぎる。
最初観た時は、人の生死とスキャンダラスな秘密が盛り盛りならそれなりに話は盛り上がるし、叫び芝居にはカタルシスがあるけどさぁ
……
それはまぁ美味しいお肉を焼けば美味しい焼肉になるみたいな話じゃん?と思って舐めて観てたんですが、だんだんその偏見が覆された。
物語全体を理解できると割と静かな感情がふつふつと背後に流れているし、それが丁寧に表現されていて、ゲームの派手さとは違う一面が見えてくるのが味わい深かった。
その、背後にながれる沸々としたものの最たる存在があおいさん。
あおいさんが舞台上には存在しない、見立ての演出で進むことがすごい良かった
……
。派手なゲーム設定、ライフルで射殺、みたいなところじゃなくて、見えないところにいる人間への静かな執着がヒタヒタと流れてるんだよ
…
。
ほんと物語そのものの人間ドラマと緻密な物語構造と伏線のスリルに加え、見立てや第四の壁を活用した演出(この大きさの劇場で密室モノの良さ!)など「体験」としての観劇の面白さが詰まってて、楽しかった〜!
ゲーム管理者サイドの人間だけが狂言回しとして第四の壁に語りかけるわけで。
すごく演劇的な、メタな面白さがあるから、最初と最後のアナウンスも昼観たときは「ふ〜ん小粋なアナウンスで
…
」と思っていたけど、物語を理解してからだと「もう始まる前から私たちは『あの、客席に座らさせられている(使役)』⁉️」となるのでアナウンスも味わい深いです、先生!!!
と、いうことで年末に大音量で第九を聞けたことも含め笑 (第九って何を「歓喜」してるんだろ?と調べたら友と過ごす時間とかもあるらしい?で、はへー!!!となったりもした。)
良き観劇でしたー!楽しかったー!
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