七海ななみ
2025-12-10 18:28:49
1339文字
Public
 

妖精は騎士の扱いに手を焼く

ルカキリ。テーマはフリンズを振り回すファルカ。ルナ2後からルナ3前の時間軸のつもりです。

「フリンズは本当に綺麗だな。顔も整っているし、戦い方も所作も美しい。かといって笑顔はかわいいし、面白いところもあるし
「ファルカさん、貴方、おべっか男になるおつもりですか?」
「いや、本心だぞ」
………そうですか。……ありがとうございます」

目の前の男は本心で告げたのだろう称賛。
素直に称賛を受け取る。が、このやっかいな男の扱いをどうすればいいだろう、そうため息を吐いた。


ーーーーーーーー


確かにこの男とは色々と合う予感はしていた。
会話、酒の趣味、戦闘力とにかく気が合うのだ。
鎧を纏わなくても気軽に付き合える、フリンズはファルカをそう評価していた。
ただ、最近、やけにフリンズを褒めてくるのだ。
褒められるのは好きだ。だが、ファルカに褒められるとくすぐったい気持ちになる。自分のペースが乱れるのだ。
気が合う男からやっかいな男に変化し、フリンズはこの男の扱いに手間ごねいていた。
今日もフラグシップでファルカと飲んでいたが、このままだとまた褒められるのだろう。作戦を考えてきたので、実行する時がきた。

「フリンズ!今日も綺麗だな」
ありがとうございます。ファルカさんはよく僕を褒めてくれますが、他の人にもよく褒めるのですか?」

作戦1 他の人にも褒めるのか情報収集をする

「褒めることもあるが、そういえばここまで褒めるのはフリンズだけだな」
そうですか。僕も貴方の瞳が一番美しいと思っております」

情報収集のつもりが先制攻撃を受けてしまった。
気を取り直して作戦2 ファルカを褒める
瞳が美しいと感じていたのは本心だ。作戦とはいえ、嘘をつくわけにはいかない。

そうか、ありがとうな。でもフリンズの瞳も美しいな。まるで宝石のようだ」

少し照れながらお礼を言われ、反撃を食らってしまった。作戦失敗。
作戦3 さりげなく褒めるのを辞めて貰うよう誘導する

「最近のファルカさんは僕を褒めすぎですよ。アイノさんを褒めてみてはいかがですか?あれくらいの年の子はよく褒めるべきです」
「確かにそうだな。フリンズは子供が好きなんだな!気遣いもできて

作戦失敗。また褒め始めた。本当にどうしてくれようこの男。
酒を飲みながら流す。

「フリンズ、今日はやけに話さないな
当ててやろう、さては照れているな?」

さりげなく爆弾を投げられた。
照れている?僕が?

「今日はやたらと口がまわりますねぇ」

思ったより低い声が出てしまう。
けして図星だったわけではない。

「貴方どれだけ僕の事が好きなんですか。そろそろ見回りの時間なので、先に失礼しますね」

会計を済ませ、撤退する。
また作戦を考えなければ。


ーーーーーーーー


…………………………
『貴方どれだけ僕の事が好きなんですか』

フリンズの言葉に固まってしまった。
俺は、フリンズの事が好きだったのか
顔が暑い。心臓がうるさい。
ティーンじゃないのに、なんでこんなに初な反応してるんだ俺は!



続き
妖精は騎士の扱いに手を焼く② | Privatter+ https://privatter.me/page/694293259ae59