万年青
2025-11-22 12:13:30
2040文字
Public オリキャラ
 

ラト愛(愛莉の世界)

うちよそ


愛莉の案内で遭逢堂に到着。
店の前を銀髪の青年が掃除している。
「銀さん、掌理さんは中にいますか?」
「おっ?!愛莉か。あぁ、中にいるはずだぞ。
 ん?そいつは、迷子か?でも、妙に
 親しい感じだな
「き、気にしないでください!」
ラトルさんの背中を押すようにして
店の中に入る。
「掌理さん、こんにちは。」
「おや?愛莉さんが男性を連れてくるなんて
 珍しいですね。もしかして、
 愛莉さんの彼氏ですか?」
そう言われた愛莉は、顔を真っ赤にして
答える。
「違っ、いや、違わないですけど!(照)
 早く元の世界に戻してあげてください!」
「フフ。失礼。」
レジにいた掌理が、
ラトルさんの方を向いた。
「では、この世界に来た経緯を
 お聞かせ願えますか?」
「はい。えっと店から帰る途中、
 急に霧が立ち込めてきたんです。
 それから、歩き続けていたら急に
 周囲の音が消えました。」
「そして、気付いたらここにいたと。」
レジから出た掌理は、本棚から
1冊の本を抜き出す。
「これをどうぞ。本を開けば
 元の世界に戻れますよ。」
そう言って、本をラトルさんに手渡す。
「あ、ありがとうございます。」
手渡された本の表紙には、
何も書かれておらずどんな本なのか
分からない。
訝しみながら本を開いた瞬間、
まばゆい光がラトルさんを包み込む。
周囲の音が遠ざかっていく中、
最後に聞こえたのは愛莉の
「明日の朝には戻りますね。」
という声だった。

気が付くと屋敷の前にいた。