午後の植物園、いつもの昼寝場所に移動する最中、微かに声が聞こえた。
耳の良い獣人でなければ聞こえないだろう、葉のざわめきよりも小さな音。
辺りを見渡すとまた聞こえた。
レオナ!
おーい
ここだー!
耳を澄ませて音へ近づく。足元に生えた星屑の夜草の若芽に、親指大の妖精、もといハーツラビュルの副寮長、トレイ・クローバーが両手を振って存在をアピールしていた。
屈んで覗き込む俺に、気づいてもらえたことへの安堵の息をついて笑みを浮かべた小さな小さなトレイ。
「危うく踏み潰すところだったぜ」
「ああ、レオナが気づいてくれて本当に助かったよ」
「ったく、またサイエンス部の実験か?」
「いやそれが
……妖精に呪いをかけられた。
まぁ向こうからしたら祝福のつもりかもしれないが」
「なんだと?」
いつもの変人集団の魔法薬かと思えば、突然の不穏な単語に眉が上がる。
「妖精が植物に絡まってたから、外してやったんだ。そしたらやけに気に入られてしまって。俺を自分と同じ妖精にしようとしたらしい。
小さくされた後に告白されて、断ったら泣きながら飛んでいってしまってな。
魔法で戻れないか試したんだがどうにもならなくて、参ったよ」
「はっ、誰にでも良い顔するからこういうことになるんだろ。自業自得だ」
「はは、そうかもな。まぁ人間と妖精は違うし、今度から気をつけるよ。」
言外に人間相手にはこれからも同じことをするだろうと告げられる。
自ら他人の世話を焼き、大した見返りも望まず、ただ笑ってるこの男は底が知れない。
「ところでレオナには悪いんだが、発見してくれたよしみでクルーウェル先生のところまで連れて行ってくれないか?」
「ったくめんどくせぇ
……」
呪いを無効化する魔法、物を大きくする魔法、妖精の粉を弾く魔法
……思いついた呪文を端から試すが、キラキラとした魔力の残滓がトレイに降り積もるばかり
「
……駄目だな。近代魔法も古代魔法も効き目がねぇ。解析魔法すら素通りしやがる」
「うーん、レオナでも解けないのか。手強いな
……」
「仕方ねぇな、クルーウェルんとこ行くぞ」
指先でトレイの上着を掴み摘み上げる。放っておけばノラ猫や野鳥の晩飯になることは確実だ。
「すまん
…うわっ、上着が脱げるっレオナ!落ちそうだ!」
「はいはいこれでいいかよ」
手のひらの中央にトレイを乗せる。
「ふぅ、ありがとうレオナ」
「この貸しは高くつくぜトレイ」
「はは、お手柔らかに頼むよ」
眉を下げて笑う顔は、よく見かける表情だ。こんな姿になっても、まだ余裕はあるらしい。
「レオナさーん!」
さて行くかと重い腰を上げた途端、ラギーが植物園の入り口から駆けてくる。
そういや寮長が提出する書類がどうとか言ってたか。
ついでにトレイをクルーウェルに引き渡すのもアイツにやらせよう。
対面したラギーの前にトレイを乗せた手のひらを差し出した。
ラギーはその手を見て、
己の手に持っていた分厚い書類を手の上に
……
「おい!どこ見てやがる!コイツ潰す気か?!」
バサァッと束ねた書類が地面に落ちる
咄嗟に手を引いたが、あと少しで分厚い紙の束がトレイを潰すところだった。手のひらの温もりからドクドクと鼓動が伝わってくる。
「へ?!なんすか!?レオナさんが手出したんでしょ、書類渡せってことじゃないんすか?」
「は?」
「え?」
ラギーの言葉に嫌な予感が背筋を走る
「
……お前、こいつが見えねぇのか?」
再び手を開いて、ラギーに見せつける
また潰されはしないかと俺の手袋に捕まって座るトレイの表情は硬い
「へ?なんかいるんすか?
…カメレオンが擬態してるとか?
……あっ!俺のことからかって
……るわけじゃなさそうッスね。その顔は」
うーん?とレオナの手を凝視しながらも、ラギーの視線はトレイに合っていない。
「ラギー!俺が見えないのか?おーい!」
さすがにトレイも予想外の反応に焦り出して、できる限りの声で呼ぶ
「レオナさん、ここに何がいるんすか?」
おーいおーいと手を振るトレイに見向きもせず、俺の手を指差す
「お前、声も聞こえてねぇのか?」
「
………」
「ラギー!おーい!」
「
……なーんも聞こえないッスねぇ」
「
………」
「
………」
頭痛がしてきたな。眉を寄せて深く息を吐く。
事態は思ったよりかなり深刻なようだ。
「
……ここに、7センチくらいのトレイが居る」
「え!?トレイさん?!ってハーツラビュルの?」
「ああ」
「7センチ?0.0007mmじゃなくて?」
うーと唸りながらラギーが手のひらを凝視する。
「マジでなーんも見えないッスけど、
レオナさんには見えるし声も聞こえるんすか?」
「ああ」
ショックのあまり黙りこくるトレイの顔色は青かった。
「チッ、さっさとクルーウェルのとこ行くぞ」
***
魔法薬学室から繋がる職員用の準備室。手のひらから机の上に下ろされたトレイは緊張の面持ちでクルーウェルを見上げて、クルーウェル先生!聞こえますか!と呼びかける
クルーウェルの目がトレイと合った
……気がしたが、その目はすぐにレオナに向けられた。
「ここに小さなクローバーが居るだと?
この俺を揶揄ってるんじゃないだろうな?」
「やっぱそうなるのか」
「
……貴様が無意味な嘘をつきにここまで来るとは考えにくい。
おいクローバー、返事をしろ、ワンと鳴け」
「
……オイ、いま仔犬は鳴いたか?」
「躊躇したあとひと鳴きしたが」
恥ずかしかったらしいトレイは頬が赤く、気まずげに視線を彷徨わせていた。
「なんだと?普段の部活では他の仔犬と違ってクローバーは笑って眺めてるだけで鳴かないんだぞ。言ったのか本当に。シット!聞こえないとは。」
「何をやってんだよテメェの部活は」
「聞こえないのは身体の小ささのせいか?」
「いや、俺より耳が良いラギーも聞き取れなかった。呪いの影響だろ」
「ではなぜ、キングスカラーだけに見え聞こえるのか、
……というところに呪い解除の鍵がありそうだな」
クルーウェルは持っていた教鞭を自身の手の上でパンッと軽く叩き、いくつか思い当たる魔法を机の上に向かってかけたが、トレイはまたしても輝く粉を頭と肩に積もらせただけだった。
筆談ならばどうかとクルーウェルはペンを縮めて机に置いたが、トレイが持ちあげた途端、ペンはゴーストのように分裂した。トレイの書いた文字はレオナにしか見えず、クルーウェルにはそもそもペンが置かれたままの状態にしか見えない、という呪いの謎を深める結果に終わった。
ふとクルーウェルがレオナに近づき、小声で話しかけてくる。
「ちなみに、お前が幻覚を見ている可能性はあるか?」
さすがにトレイ本人に面と向かって幻覚だと疑いをかけるのは躊躇われたのだろう。
異常なサディストでもそういう気遣いはできるらしい。
「幻覚解除と視覚異常の解除は試した。あとはコイツの居場所を知ってそうな奴らに、トレイを見てないかと連絡したが、現時点でコイツ以外のトレイ・クローバーは見つかってねぇ」
「ウェルダン。となるとやはり、お前にだけ見えている小さなクローバーは本物の可能性が高いな」
クルーウェルがレオナから顔を離してもう一度机を見る。
ただ机があるだけのそこにクルーウェルは視線を送る。
ーー大丈夫だ仔犬、必ず解決してやる、
まだ糸口すら掴めていない今は口に出せないが。
クルーウェルは毛皮のコートを翻し、扉に向かう。
「俺はいったん学園長に報告して、文献をあたる。キングスカラーはこれから言う3つのことを頼む」
1.ハーツラビュルの面々に状況を説明すること。
2.その際寮内に見えるものが居るか確認すること
3.見えるものがいない場合、貴様が今夜仔犬の世話をすること
「は?なんで俺が」
「当然だろう。俺にもブッチにも見えないとなると他の者も見えない可能性が高い。
小さいだけなら世話もできるが、見えない聞こえないではお手上げだ。最悪潰しかねん。」
「それなりの見返りはあるんだろうな」
「
……いいだろう。俺の授業を3日間出席扱いにしてやる」
***
陽も傾きかけた夕暮れ時、サバナクロー寮へ向かうレオナ。その手には、小さな手編みのピクニックバスケットに乗せられたトレイが居た。
「結局泊めてもらうことになるとは
……迷惑かけてすまないレオナ」
「面倒くせぇが、3日分の出席がかかってるからな。しかしお前の寮の奴らも誰一人見えないとは」
リドルやケイト、それから後輩ども。
寮生たちの反応を見れば、あの寮にとってトレイ・クローバーの存在がどれほど大きいか、嫌でもわかる。
ハーツラビュルに着くと、いつも迷路になっている薔薇の木がまっすぐと寮の入り口に繋がっていた。クルーウェルから俺の話を聞くようにと連絡されていたリドルの計らいだ。
経緯を伝えると、最初こそ大きく取り乱したリドルだが、次の瞬間には素早く自寮生を召集し、整列させて一人残らずトレイの存在を確認させた。
その統率力はさすが寮長といったところか。
ケイトはリアクションこそ大きいものの、取り乱すことなく冷静だった。見えないトレイに声をかけ励まし、動揺する後輩たちへのフォローも忘れなかった。
ハーツラビュルにトレイを見える者が誰もいない場合、俺が預かることになっている。と伝えれば、
あれやこれやとバスケットに詰め込んで、トレイを頼むと託される。
そんな訳でトレイはいま、クッキーやらキャンディやら薔薇の花やらトランプやら、その他訳の分からないものが詰まった可愛らしい手編みのカゴに一緒に収まっている。
どちらかと言えば男らしい男の部類だが、その姿にあまり違和感がないのは普段からケーキや菓子を作り配り歩いているせいだろうか。
こんなメルヘンじみたカゴを持ち歩くのは大変不本意だが、ハーツラビュル寮生全員に迫られれば、断る方が労力を使う。
なぜ俺にだけ見える?
最初に存在に気づいたからか?
植物に捕まる程度の小さな妖精の呪いに、
なぜこれほどの力が?
現時点では情報が足りなすぎる。
考え込むレオナと、落ち込むトレイは言葉も少なく、レオナの自室へとたどり着いた。
***
「ところでレオナ、泊めてもらってなんだが、机の上もう少し片付けないか?障害物がありすぎて迷路みたいだ」
困り眉で笑うトレイの目の前には乱雑に置かれた本とアクセサリー、チェス盤に洋服、プリント類。親指サイズのトレイにとってそれらは正しく迷路だった。
「はっテメェんとこの寮よりは単純だろ?」
「ああ見えてハーツラビュルの迷路は日によって経路が決まってるんだ。慣れてしまえば簡単だよ」
やれやれと息をはきながら本の周りを迂回して歩き出すトレイ。
ちょこまかと動くトレイの姿は小動物そのもので、狩猟本能からか、ついつい目が追ってしまう。
夕飯を持ってきたラギーに事情を伝えると、耳と尻尾を逆立てながら驚いた。
「えー!!自分の面倒も見れないレオナさんがトレイさんの面倒見るんスか!?」
遠慮しない物言いは嫌いじゃねぇが普通にムカついたので軽く小突いて、トレイを潰す可能性があるからとりあえず明日の朝俺が起きるまで部屋に入るなと釘を刺す。
小突かれた頭をさすりながら恨めしげな目でラギーが疑問を口にする「机に触れないのは分かりますけど、朝起こしにも来るなってことッスか?」
「ああ、コイツの状態がわからねぇからな。何らかの理由で床に居た場合踏んづけても気づかねぇだろ」
「うわっそりゃあ嫌ッスね。じゃあレオナさんちゃんと朝起きてくださいよ」
話は終わったとばかりにラギーを追い出す。
さて飯でも食うか。
トレイは食器を乗せたトレーの外側から、すごい迫力だなぁと肉の塊を眺めていた。
「子供のころ、プールいっぱいにプリンを作ってみたいと思ったことがあるけど、まさかステーキの山を実際見れるなんてなぁ」
こんな事態でも無邪気に笑うトレイに呆れるが、暗く塞ぎ込まれるよりはよっぽど良い。
どうやら変なところで度胸があるというか、思ったより図太い性格らしい。
「腹は減ってるか」
「そうだなぁ、あんまり減ってないけど、何も食べないのも良くないか?」
「サバンナじゃ生き残れないなお前」
「はは、そうかもしれない」
「とりあえず食えるだけ食え」
俺が肉を分けてやる姿をラギーが見たら驚くだろう。まぁ分けると言っても、7cmのトレイが食べる量なんて小指の爪の先より小さい。
「いやこれ500gくらいあるぞ」さすがに入らない、と苦笑いしていたが、俺の食うペースに釣られてほとんど完食していた。
食欲ないとか言ってなかったか?と言ってやれば
出されたものは食べないと作った人に悪いだろ?というのは建前で、すごく美味しかったよ。随分良い肉だったな。
まるで小さくなってることなど忘れてるかのように優しく笑う。
いつもニコニコして腹の中では何を考えてるやらと思っていたが、今のコイツはどう見ても美味い肉を食べて満足してるだけに思える。
もしかすると、俺のトレイに対するイメージは少しズレていたのかもしれない、と頭の片隅で考える。
さて飯も食べ終えひと心地ついたところで、机に向き直る。机の手前の小物を雑に避け、トレイを運んできたカゴの中に入れられていた5センチほどのハーツラビュル寮の模型を取り出して机に置いた。リドルが作り出した今夜のトレイの寝床だ。
持ち運ぶために縮められていたそれを魔法で解くと、2階建ての精巧なドールハウスに変わる。それにしても、
「一人一晩泊まるだけの宿にしては随分と豪勢じゃねぇか」
想像よりも数倍大きいそれは置かれていたペンやアクセサリーを床に押しのけて、机の上に築城した。
内部もそれはまぁ細かく作り込まれたリビング、キッチン、ダイニング、寝室、洗面室、バスルーム、トイレ
……見る限りハーツラビュル寮そっくりだ。
せめて景色だけでもいつもと同じにして落ち着けるように、と言ってこの家をカゴに入れていたリドルのトレイを気遣う心の大きさが伺える。
机から離れたソファに置かれたカゴの中で避難していたトレイはみるみる広がる自分の家に目を白黒させていた。
プライバシーが守られるよう、トイレやバスルーム、寝室は窓がなく、基本的には外からは見えない作りだが、手前側の部屋はドールハウスらしく全面が大きな窓になっていたり、2階の天井が一部開いており、外からも中を伺うことができる。
「住み心地はどうだ?」
「ああ、細かなところまでハーツラビュルそのものだよ。リドルのイマジネーションはやっぱりすごいな」
感嘆の息を漏らしながら室内を見て回るトレイを眺める。人形遊びなどまったく趣味ではないのに、こまごま動くトレイからなんだか目が離せない。
「明日にはクルーウェルやクロウリーたちが何かしら解決策を持ってくんだろ。」
クルーウェルにはトレイが見た妖精の特徴を伝えてある。中途半端に自分たちで調べるより、教師どもが調べた方が早い。果報は寝て待て。
互いに風呂なり寛ぐなりする時間として夜を過ごすことにした。
やれやれ、今日は疲れた。
シャワーを浴びて自室に戻り、読みかけだった古代魔法書をぼんやり眺めるが、いまいち頭に入ってこない。
今日の出来事が脳内に再生される。
放課後からずっと、つきっきりで他人といる状況は普段なら相当なストレスだが、思ったほどの負担はない。
それはトレイ・クローバーという男が作り出す空気のせいだろう。
そもそも獣人や並の草食動物であれば、俺の部屋に入るだけでプレッシャーから緊張に包まれる。だというのにコイツは、表面上申し訳なさそうにするものの、緊張する様子はまったく無い。
ぼんやりしてるわけではないが、ゆるりとした空気が常にある。それは一緒にいる人間まで伝播するようだ。
今日1日で、ずいぶんトレイの印象が変わった。ラギーとはまた違う、気づくと人の懐に入っているタイプ。
レオナ、レオナ
……
もう寝るかと本をベッドサイドに置いたその時、消え入るような声が聞こえた
風に乗ってギリギリ聞こえる声に「どうした」と答える。
俺の返事に少しホッとしたような声で
「悪い、その
……やっぱり家の外のこの辺で寝ても良いか?」
机の上のアクセサリーケースを指差し困った笑顔を浮かべるトレイ。
「なんだ、赤い坊ちゃんがせっかく用意した屋敷が気にいらねぇって?」からかい混じりに言うと
「リドルの気持ちは本当に嬉しいよ、ただ、なんというか、あまりに寮にそっくりすぎて
……それなのに誰もいないから、ちょっと怖くてな。いい歳して恥ずかしいんだが」
なるほど、確かにホリデー中のシンとした寮内の夜は気味の悪さを感じることもある
ましてやいま異常な事態に巻き込まれているトレイには堪えるのだろう。
「いっそ見慣れない景色の方が旅行に来てるみたいで良いかと思って。」
この位置からだとレオナの姿も見えるから安心、という理由もあるのだが、それを言うともっと笑われそうでトレイは素直に言えなかった。
「別に、好きなとこで寝りゃいいだろ。」
「ありがとう」
ほとんど中身の入っていないアクセサリーケース ーー中身はそこら中に無造作に置かれているので、たまにラギーがまとめて戻しているーー
の底は綿と革で作られており、今のトレイにはちょうどソファーのような寝心地だろう。寝れなくはないだろうが決して寝やすくはない。
レオナは小さなベッドマットと掛け布団を魔法で出してやった。
レオナはどこでも寝られるが、寝心地は良いに越したことはない。
単に寝にくそうだと少し思っただけだ。決してトレイを思い遣った訳ではない。
レオナからの気まぐれなプレゼントに目を丸くしつつもすぐに破顔してお礼を言うトレイ
「ありがとうレオナ、助かる
……ってうわっ!マットも布団もフカフカだな
…俺の普段寝てるベッドの数倍柔らかい。」
「そいつは悪かったな。実家のゲストルームをイメージして作ったもんで」
「はは
…まさか王宮の布団で眠る日がくるとは
…今日は驚かされてばかりだ」
アクセサリーケースにふわふわの布団を敷き、ぬくぬくと収まる姿はまるでトレイ自身が宝石のようだった。
月明かりに照らされた、青々とした新緑のように深みのある髪も、健康的で瑞々しい肌も、蜂蜜色の輝く瞳も、なにより笑った顔が、宝石の腕輪や指輪が遠く霞むほど、キラキラと輝く。
こんな状況でも、平常のように笑っていられるその精神の強さがレオナにはなにやら眩しく感じられた。
***
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