みるく🍼
2025-11-13 23:13:58
3511文字
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🥼⭐🐱シュティアの設定🐱⭐🥼

生きてて欲しかったなぁ


ティンの兄でイヴの異父弟。
非常にクールで他人を寄せ付けないオーラを放つ。一匹狼。感情表現が薄いが、左目を触ろうとすると怒る。
口下手だが彼なりにティンの事を想っていた。享年23歳。

エルス帝国では有名なアメジスト家の光の魔道士である父親と、美しい母親の間に生まれる。
父親譲りの非常に優れた体質だった為、幼い頃から英才・スパルタ教育を受け、誰もが認める天才だった。
スクールには通わず、専属の家庭教師がついていた。

「シュティアは天才だから何でもできる。だって俺の息子なんだから」
彼にとってこれは最も聞きたくない言葉。自分の努力でできた事もこの一言によって全てが無かった事になってしまうから。
そしてその言葉通り天才的に何でもこなしてしまう自分が嫌いだった。

​街で両親は理想の夫婦として羨望を集め、シュティアにとってストレスの毎日だった。

彼が7歳の時に弟のティンが生まれ、シュティアは教育が緩むことを期待したが、ティンは全てにおいてシュティアに劣っていた為、父親の期待はシュティアに集中し、更に厳しくなる。
少しでも弱音を吐けば身体的虐待を受け、シュティアの行き場のない怒りは、自然とティンへと向かっていった。

12歳の夜、シュティアは両親の寝室の襖に聞き耳を立て様子を探っていた。
日に日に魔力量が減り弱る父親、一向に老けず魅力的になり違和感のある母親の様子から、いつしか2人を疑っていた。
そこに喉の渇きを訴えながら階段を降りて来るティン。
静止の声をかけるも、守らず襖を開けたティンは、左目に魔法攻撃を受け、血を流し床に倒れる。

​見れば母親が紫色の顔をした父親に跨り、首には手をかけていた。
母親は先にシュティア達を始末しようと立ち上がり近づいて来るが、父親が最後の力を振り絞って母親の動きを封じる。
父親の声に我に返ったシュティアはティンを抱き抱え、転移魔法の詠唱をする。ティンを見殺しにする勇気は無かった。

​シュティアは心の中で「さよなら、父さん」と呟く。
これから殺されるであろう父親への単純な別れの挨拶として、また、自分を苦しめてきた父親と永遠に別れられることへの解放感と喜びを込めて。

​事件後、シュティアは最後の望みをかけてマッドサイエンティストと噂のユリス博士の元を訪ねる。
そこで自身の左目をティンに移植し、代償にティンはそれまでの記憶を失ってしまったが、2人はルスタの森の奥の小屋で穏やかに暮らしていた。
元のティンの左目は、特別な液体でコーティングしてシュティアの左目に納まっている。損傷が激しく見れたものではないが、眼球は宝石のように輝いている。

しかし半年経ったある日、小屋に老婆が訪れる。正体を母親と見抜いたシュティアは、別室で寝ていたティンを守る為、母親に着いていく。

​母親の家へ連れられたシュティアは拘束され、魔力を「直接」搾取され続ける。これにより母親は元の美貌を取り戻し、シュティアは生気を失い常に虫の息で耐える日々を送った。

​母親は魔力回復までに家を空け放置する事に気が付いたシュティアは、力を振り絞って長距離を移動し、ティンの元へ帰るが、ティンには「おれを捨てたくせに」と完全に誤解され、嫌われていた。

定期的にティンの様子を見に行くも、ティンがコメットと暮らし始めてからは徐々にその回数を減らしていった。
それでもたまに様子を見ることはあったが、接触はせず遠くから見守っていた。

​シュティアは孤独の中で、ティンと会わなくなった時間を自身の復讐と研究のために時間を費やし始める。異父兄のイヴという存在を突き止め、接触したのもこの時期。
少量の毒草を食べ続ける事で自身に耐性をつけ、確実に毒を体内に蓄積させていった。

​シュティアの体内の毒は「搾取」を通じて母親の体を蝕み、魔力の吸収を妨げ、徐々に老化させていく。
​母親は最期、醜い老婆へと姿を変え、叫びながらシュティアの腹の上で死んだ。
復讐は達成されたが、シュティアの心が満たされることは無かった。

​その後、彼は沈黙の凍土 ポルにて紅蓮の魔女と共に毒の研究をし、耐性がついた自分にも効く最高の毒を完成させる。
最期にイヴにティンを託し、彼はポルから遠く離れた海辺の小さな小屋でその毒をあおり、誰にも知られぬまま、生涯の幕を閉じた。


シュティアは料理が下手。絵(スケッチ)や歌は上手い。

シュティアが死んだ場所は金と銀の花が沢山咲いている。


【シュティアの父親】

エルス帝国ではかなり有名なアメジスト家の光の魔道士。
とても真面目な性格で、発展と血統の維持に対して強い義務感を持っていた。享年37歳。

彼の過度な教育や期待はアメジスト家への責任感から来るものであり、彼自身にシュティアを苦しめようという気は一切無かった。

​真面目故、妻の巧妙な色仕掛けと誘惑を疑うことなく信じ込み、知らず知らずのうちに魔力を搾取され衰弱していった。
最期は妻に殺害されるが、父として最後の力を振り絞り、息子達を逃がした。


【シュティアの母親】

元サキュバス。
元は真面目に任務をこなし、人間に憧れて途方もない努力でサキュバスから人間へと成ったが、サキュバスの加護が無くなり老けていく自分の体に耐えきれず、美を追求するようになった。

質の良い魔力によって若返る事を知った彼女は沢山の魔法使いに手をかけ、美の為なら手段も選ばなくなっていった。

サキュバス時代に取得したタッチ魔法でどんな者でも即座に臨戦態勢にし、「搾取」する。
近年は名高い魔導士に嫁ぎ、子諸共搾取していた。年齢は不明だが数百年は生きている。

目の前の事しか見ていないので大器晩成型なティンの能力には気付かなかった。



⬇父親に対して⬇

シュティアに言葉の呪いをかけ、努力を否定し続けてきた憎むべき人物。同情出来ない。彼から解放されて嬉しい。

​「僕は貴方の期待に応える為に生まれたのではない。貴方の失敗作こそが、僕自身だ!」



⬇母親に対して⬇

シューティと呼ばれていた。
父親と同じく同情出来ない。生理的に嫌悪している。

「その醜態を、僕の傑作と呼ぶことにしましょうか」



⬇ティンに対して⬇

母親によって伸び伸びと育てられていた彼が羨ましかった。嫌いではないが、素直になれない。
シュティアなりに彼を想っているが、ティンには届いていない。
記憶の無い彼との生活は、穏やかで、楽しかった。

「​誰にも追われず、何も知らずに笑っているのなら、それでいい」


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⬇ユリス博士に対して⬇

病院では出来ない、目の移植を任せた人物。
数年後、移植の代償として、死後のサンプルを採る許可を与える。シュティアの死に場所は彼だけが知っている。

「欲しいもの、何でもくれてやる ティンを救けろ」
取引は完了だ。感謝するよ」



⬇イヴに対して⬇

異父兄。
存在を知り居場所を突き止め、定期的に会っていた。彼に弟のティンを託す。

「ティンを頼みます。かわいい弟の頼みだ、聞いてくれるだろう?」
「天才である僕の、人生最後の計算だ。結果を裏切ってくれるなよ」


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⬇コメットに対して⬇

ティンと一緒に住み始めた女の子。ティンは見抜けなかったが、シュティアは彼女の性別を最初から見抜いていた。
彼女の存在がティンを正しい方向に導いてくれているようで、嬉しくも少し寂しい。

「ティンは、僕といた頃よりもずっといい顔をしている。……君のおかげだね」



⬇紅蓮の魔女に対して⬇

研究仲間。会話は特に無い。