Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
万年青
2025-10-26 07:13:41
1530文字
Public
オリキャラ
Clear cache
ラト愛(ハロウィン)
うちよそ
1
2
店に着いたのは閉店間近。
店内にお客さんの姿はなく、
ラトルさんが閉店作業をしていた。
棚を拭き、レジを締め、
最後のチョコレートを箱に詰めている。
愛莉は、呪文を思い出しながら店に入る。
「いらっしゃいま
…
せ?」
ラトルさんが振り返ると、
そこには白装束を纏った愛莉が立っていた。
「
…
え?
…
愛莉
…
さん?」
ラトルさんは、一瞬言葉を失った。
戸惑っているラトルさんに気付かず、
愛莉は覚えた呪文を唱えた。
「トリックオアトリート!」
「
……
?」
「今日は、ハロウィンなんですよね?
図書館で調べたら、仲間に見えるように
仮装して、呪文を唱えたらお菓子が
貰えるって書いてあったから。」
愛莉は、満面の笑みを浮かべていた。
ラトルはしばらく沈黙した後、苦笑した。
「
…
フフッ。随分都合のいいように
解釈されましたね。
…
愛莉さんらしいですw」
「え?」
「失礼しました。
…
はい、どうぞ。」
そう言って、ラトルさんはカウンターの
奥から小さな箱を取り出した。
中にはハロウィン限定のチョコレートが
並んでいた。
パンプキン風味、シナモン入り、
紫芋のガナッシュなど、
秋の味覚が詰まっている。
「わぁ
…
ありがとうございます!」
愛莉は、目を輝かせて箱を受け取った。
ひとつ口に運ぶと、濃厚な甘さとスパイスの
香りが広がった。
「おいしい!これ、すごく好きです!」
「喜んでいただけたようで、
良かったです。」
ラトルさんは、愛莉の反応に安堵しながら
店の鍵を閉めた。
「着替えてくるので、
少しお待ちください。」
そう言ってラトルさんは、
バックヤードに向かった。
数分後
「じゃあ、うちに行きましょうか。
ちなみに、着替えはありますか?」
「えっと
…
ない
…
です。」
愛莉は、目を逸らしながら告げる。
「では、先に愛莉さんが泊まっている
ホテルに寄りましょうか。
着替えられるように。」
そう言いながらラトルさんは、
自分の上着を脱ぎ、
愛莉の肩にそっとかけた。
「えっ?!なんで?」
「その格好だと目立ちますから。」
「
…
ありがとうございます。」
「どういたしまして。次のハロウィンは、
もう少し普通の仮装にしてくださいね。」
「えっ?!これ普通じゃなかったんですか?」
「大概の方は、猫耳とか魔女の帽子とかだと
思います。
…
まあ、愛莉さんの仮装は、
ある意味では完璧でしたが
…
」
「どうりで、街の人が
ジロジロ見てきたんですね
…
」
2人は笑いながら、夜の街を歩いていった。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内