sousakuyamamusume
2025-10-22 22:49:18
433文字
Public 赤徳
 

彼マント

彼シャツならぬ彼マントしてる徳さん


「おーい!」
 元気いっぱいに走ってきたのは、僕の予備のマントを羽織った彼女――
「あで」
「ちょっ、大丈夫ですか!?」
「裾踏んじゃった……っていうか浮けばいいのにね、たはは……。」
 転んだ。
 それはそれはもう、見事に転んだ。
「怪我は」
「おでこたんこぶになったかも……。」
……そうですね。」
 確かに、少し腫れている。
「あ、というか勝手に着てごめん。」
「それは、いいんです。……ちょっと嬉しかったので。」
 貴方が、あまりにも嬉しそうに着ていたものだから。