su7ga0
2025-10-13 16:44:10
4016文字
Public 則さに
 

いこくじょうちょ

則宗と歩く🇭🇰 再掲です



一日目について
則宗が言っていた「昔の空港」とはカイタック(啓徳)空港。着陸の際にはビル群すれすれの低空で飛ばねばならない上に、進入路指示灯が空港とは全然関係ないビルにあったりとかで、世界一着陸が難しい空港と呼ばれていたそうだ。
カイタック空港は1998年に閉港した。
この話の則宗の歳はいくつなんだろうか。
ちなみに、入れようとして入りきれなかったネタとして、香港のコンビニで買ったスポーツドリンクから漢方の味がして、しわしわのピカチュウみたいになるツレを笑う則宗というものを考えていた。

二日目について
則宗、お前一体何をやらかして香港に飛んだの。山鳥毛おじさんは知ってるかもしれないけれど、きっと微笑むばかりで教えてくれない。「知らない方が良いこともあるさ」と言うばかりだろう。
くわえて、九龍寨城は1993年から1994年にかけて取り壊されたので、本当に則宗はおいくつなのだろうか。
今にも崩れ落ちそうな、汚れたコンクリートの巨大な建物。電線と看板で埋め尽くされた灰色の空。なんだか澱んで湿った空気の建物の中、則宗はここに住むちびっこを相手に遊んであげたりしたかもしれない。

三日目について
則宗がここで武勇伝ぽく語っている、水上警察~のくだりはまさしくホラである。元ネタはプロジェクトAという映画である。主人公はジャッキー・チェン。このジャッキーが、時計台から落ちるシーンがある。則宗のツレと南泉は、一文字のお屋敷でVHSを見つけて試聴した。VHSは勿論則宗の所持しているものである。
則宗は紹興酒をツレに勧めたのだが、ツレはグラスに口をつけた瞬間、「ミ°」という顔をしたので、笑いながら残りを飲んでいる。

四日目について
金髪碧眼で広東語を操り、粥を注文する大和男児則宗。多分、食堂の店主は則宗を不思議そうに見ながら「後ろにいる子(黒髪黒目)は香港人?何で喋らないの?」と尋ねている。それに対し、「僕もコイツも日本人!」と言う則宗のことを、店主はきっと妖怪でも眺める顔をしながら見ている。
余裕があれば入れようと考えていたのは、一方通行と右折禁止が多い上にとにかく飛ばせ状態の香港の道路を、「深夜ドライブだ」と言ってフェラーリでブッ飛ばす則宗だった。フェラーリじゃなくてマセラティでも良い。何だか怖いおじさんが貸してくれたスポーツカーで異国の走り屋と勝負する則宗の横で心臓がキュッとなってるツレ。

五日目について
コテコテチャイナの小物から怪しいブランド物まで、色々なものが揃う夜店通り。そこで、国際的にものすごくセンシティブな人物をデカデカとプリントしたTシャツを発見し、「おい、見てみろ、(自主規制)のTシャツだ。日光の坊主へ土産に買っていこう」なんて言う則宗を、ツレは全力で止めている。
則宗は真剣にチャイナ服を選んでいるので、店主がああだこうだと話しかけてくるのをうざったく感じている。チャイナ服はサイズ感が命。

六日目について
食べ慣れた味が恋しくなった時のために、胸ポッケに駄菓子を入れている則宗。今回は酢昆布だったのでツレに嫌がれてしまったけれど、ココアシガレットあたりにしておけは喜ばれたかもね
ホテルの部屋で、ツレと共にビクトリアハーバーの夜景を眺める則宗は、「あそこに、赤と青のライトのビルが見えるだろ?あのビルの企業と、すぐ隣にある、三角を重ねたようなビルの企業は、『風水を使って戦争をしている』なんて噂があってなあ。うはは、聞こえてないか」と楽しそうにしている。則宗が買ったチャイナ服は、則宗の思った通り役に立ちました。