「ヴィクターさんはいいですよね、その力があれば『どこからでも切れます』がぜんぜん切れなくても電気の力で切れるじゃないですか。うらやましい。」
唐突に何を言い出すのかと思えば、何を言っているんだこの人間は。
「なんてしょうもない願いだ。さてはまた寝ていないな?」
「大丈夫ですこれ終わったら昼寝します。あとしょうもなくないです、おおごとです。」
最新のコンピュータ上のカルテを書きながら、彼女が反論してきた。
面白い。ちょうど暇を持て余していた。
「というと、どれぐらいの大ごとだ?」
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