マギカロギアの土地神シナリオ「礪山帯河の契りはあれど」を、シナリオ作者様とリプレイ既読者で遊びました。
新ルート追加!舞台は近未来!これは最も新しき礪山帯河!
向日葵が咲き乱れ、空に電子回路が浮かぶ近未来世界の田舎町「灯峰」には、二人の土地神様がおりました。
向日葵!近未来!既読プレイ!
……にはちょっとした前提があります。
CoC「嗄囬(なつかれひまわり)」を遊ぶ相談をしているときに「向日葵の咲く土地の土地神になる前に人間だったころの二人の過去編」という設定でやろう!と、幻覚を見始めたのがきっかけです。(参照:
嗄囬卓報告)
それから時は流れ、間に各自でソロシナリオに行ったりなどしつつ、ついに幻覚が幻覚ではなくなる時がやってきました。
立ち絵イラストも「このCoCキャラシの人間を近未来的風の神様にしてください」とお願いし、準備は整いました!

(イラストはやすみ様に依頼させていただきました。桜の咲く土地の土地神さまとのこと!)
夏になると向日葵の咲く土地「灯峰(ひみね)」。夏の暑さは少し和らぎ、空に浮かぶ電子回路に、誰もが見慣れた100年ほど先の日本の田舎町。
✵「はぁ!? ヒサキのことなんて大好きに決まってるけど??」
❁「嬉しい~! 僕もナツメのこと大好きだよ~~」
幼なじみで若者なテンションのまま、相変わらずBIG感情を隠さない二人の土地神様がおりました
……。
■PC紹介
◆PC1(PLムーキセキ)
✵“理の荒神(ことわりのあらみたま)”ナツメ
人間だった頃の名前「由里夏目」
ツンデレ口調なだけで幼なじみのことが大好きな土地神/阿房宮。
表の顔はコンピューター科学の在外研究者で、自宅からVR学会に繋いでいたりする。
灯峰の伝承によれば「向日葵が嫌いで、厳しい方の神様」と伝わっている。
◆PC2(PL手乗さん)
❁“花の和神(はなのににぎたま)”ヒサキ
人間だった頃の名前「葵陽咲」
ゆる~っとした口調で幼なじみのことが大好きな土地神/戸口。
表の顔は町外れのカフェ兼雑貨屋兼花屋で、ヒマそうなのに潰れない不思議なお店の店主。そして顔が良い(APP18)。
灯峰の伝承によれば「向日葵が好きで、優しい方の神様」と伝わっている。
◆GM(るぅさん)
シナリオ作者で親GMとリプレイ既読者相手にGMをやるという特殊状況を引き受けてくれた偉人。お部屋めっちゃきれい。
(蓮の咲く土地の土地神さまとのこと!)
■咲かない向日葵
土地の名産品でもある向日葵が夏になっても咲きません。
つまり
……一面の、蕾!蕾!蕾!

(用意してみたら想像以上に圧があった絵面)
✵「咲いててもデカくて圧があるのに、蕾の威圧感やべーだろ! 向日葵やっぱ嫌いだわー
……」
❁「向日葵はデカいのがいいんじゃん~! でも咲いた方がいいよねー」
魔法災厄が起ったので土地神として対処に向かうものの、二人は一緒に遊んでる若者のままでもありました。
土地の青年には、
✵「やぁ少年!」
❁「あ~いいなぁ!僕もそれやりたかった!」
「あんたたち、いったいいくつなんだよ
……(困惑」
とからかって遊んだり。自分達には対処しにくい事柄には、
❁「行政の人~~!たすけて~~!」
✵「神にも対処しにくいことはある!行政~~!!」
と適材適所したり。もちろんBIG感情が惜しみないのもいつも通りです。
■優秀な土地神たち
そんなゆるさのある土地神たちですが、魔法使いになって約100年で第五階梯まで登ってるので、実はとても優秀らしく。
第四階梯時代には害魔を倒し、灼熱デスサマーの未来を回避したりなどしました
……(幻覚)
【クリックで二次創作の幻覚】
コケーーッ!! お前たちも焼き鳥になると良いコケーーー!!!
✵「害魔やべーって! なんだこいつ!! あちぃ!!」
❁「灯峰をデスサマーには、させないよ……!」

(※捏造)
データ的にはヒサキの【花畑】【変換】【楽観】と、ナツメの【樹鎧】【支援】で互いを補助。
魔素潤沢、振り直しあり、一時的魔力あり!
道中の強敵にはヒサキが挑むことになり、大変な激戦となりました。
12点(8点+一時的魔力)あった魔力が4に!
PL手乗さんは(PL視点だとこんなに強いんだ
……過去の自分が作ったデータに殺されるかと思った
……)と言っていました。
苦戦もありつつ、魔法災厄解決のために調査と戦闘を進めていき、そして
……
【クリックで「礪山帯河の契りはあれど」シナリオネタバレ】
■お話をしよう
全ての断章を回収し、PC達に追加【秘密】が配られました。
まずは落ち着いて話ができるところへ移動しようとなり、ヒサキの店に。
人の来ないカフェのテーブル席に、紙とペンとコーヒーとカフェラテ。
まるで、いつかの葵陽咲が「小説を読んでほしい」と言いにきた、あの日のように。

❁「じゃあ僕から話すけど…………土地神になるのは僕だけのはずだったのにナツメまで来たから、えぇっ!?って、思ったの! そりゃね、ナツメと一緒にいれるのは嬉しいし、この120年も楽しかったよ! でもさぁ……ナツメが土地神にならなかったら、土地に縛られずにもっと、人間として、学会とかもさ、VRだけじゃなくて行けたはずじゃん!って思うと、後悔してる、みたいな……だから、ナツメが人間に戻れたら良いなって、思ってたんだけど……」
(PL手乗さん:PL視点になってみてはじめて、こういう感情なんだ~となってます)
✵「えっ、そ、そうだったんだ!? じゃあ俺も話すけど、100年前さぁ、ヒサキ一人で行くなんて水くさいじゃん!としか、考えてなかったわ。そんときは勢い。 で、改めて、魔法使いになって、人の寿命よりも先の人類の進化が見えたことは、俺はすげーよかったなって思ってんだよね。科学者だし。だから、ヒサキが俺を人間に戻したいって話は、ごめん、俺、結構魔法使い楽しいわ!って言っちゃう……」
(PLムー:こいつ魔法使いライフ楽しんでんなー、はRPし始めてからわかりましたね)
✵「でも、この土地に俺とヒサキが縛られてるのはしょーじき腹立たしい。この土地の民は愛してるし、ヒサキのことも愛してる。……だけど、この土地は嫌い。俺は向日葵が咲くこの土地が嫌いだ。向日葵なんて全て嗄れればいい」
❁「えぇー!? 向日葵が嫌いってのは知ってたけど、大きく出たね! じゃあ、僕、ナツメを人間に戻そうって思うの、やめる! これからも一緒にいてくれる?」
✵「それって……一番大事なことだろ~! だって、一緒に居るのが一番楽しいんだからさぁ!」
❁「ナツメって、思ってたより僕のこと大好きじゃん~!」
✵「実は~、俺ってヒサキのこと大好きなんだよなぁ!」
話し合いの結果、ナツメとヒサキの二人は、どういう形でも一緒に居たいという気持ちを確かめました。
デレデレでいちゃいちゃでした。
それからお互いの【秘密】を確認し、GM確認(通称:礪山帯河学会)が発生したりしつつ、
新ルートが解放されることとなりました。
■VR演説判定!?
俺達って、結構優秀な第五階梯の魔法使いじゃん? 俺達が土地に縛られずに他の任務に行けるようになったら、大法典としてもお得じゃねーかな?
僕も今後も大法典に協力していくつもりだし~!(外に出られる戸口って忙しそうだから、戸口はやめようかな~と思ってるけど、それは黙っておくとして~)
ということで、正規に大法典を説得して協力を仰ぐために「演説判定(基本p181)」を行うことになりました。
雪中送炭さん「でしたら、魔道と電子技術を組み合わせた空間で議会の招集も可能でしょう」
こうして開幕された、大法典へのVR演説判定!
マイナス5の修正に対して秘密公開効果も使用し、なんとか演説判定に成功。
こうして大法典の公認を得て、「悪夢の唇」で禁書を消滅させる算段がつきました。
■破産寸前のクライマックスフェイズ

準備も対策も確保して万全にして、禁書に挑んだ……のですが、
精神集中込み分身召喚なのにどうやっても成功できねぇ!
第五階梯って魂の契約書が5点もするんだけど!!
失敗して獣の魔素が溜まったから疵になっても戦える!契約書購入!
2枚目~~!! 返済に10点!? でもなりふりかまってらんないし!買いま~す! 自由になって、ナツメと旅行に行きたいから!!
俺もヒサキと旅行行きたい! なんなら俺達はCoCキャラシでいちゃいちゃうちよそ継続シナリオとか行ってもいいんだぞ!!

ぼろぼろになりつつ、破産しかけつつ、なんとか禁書〈幾星霜の憤懣と悔悟〉を消滅させることに成功しました。
■Y軸の旅行
禁書を消滅させて灯峰の土地に戻ってくると、二人の土地から離れられない縛りが弱まっていることが分かりました。
隣町程度なら、離れることができそうでした。
……そう、土地神を後継に継がせる儀式はやらなかったのです。
✵「なぁ、ヒサキ、ちょっとは土地から離れられるようになったっぽいから、どこまで行けるか試してみようぜ。ちょっと上に旅行すんのはどう?」
❁「上?」
✵「最初の旅行が宇宙とか、洒落てね?」

灯峰であり灯峰でない場所、電子回路と雲の上で、二人はこれからどうするのか話し合いをしました。
いくつかの案を出しあってから、最終的にナツメから「ヒサキに選んで欲しい」と頼むことに。
❁「今生きてる人が不幸になるのは嫌だけど……やっぱり、ナツメと旅行も行きたいし! だから、土地にはじわじわと荒廃していって、ゆっくり滅んでもらうのは、どう?」
✵「だな! 土地神が居ないと滅ぶ土地なんて、滅びちまえばいい! それに生贄とか古いだろ。今何年だと思ってんだ」
❁「そうそう、それにさ……ナツメって、向日葵も元々嫌いじゃん? なのにこの土地に縛られてたのってさぁ……この土地って“僕の大事な夏目を傷つけた”……ってカウントになっちゃうんだよね? 許せないよね? だから、僕も嫌かも! この土地のこと!」
✵「たしかに!わかる! ……よくも陽咲を土地神に選んで、後悔なんて抱えさせてくれたな、って俺も思うわ! よし、こんな土地じわじわ滅ぼしていこうぜ」
❁「うん! ナツメを傷つけた土地なんて、向日葵なんて全て嗄らしたって構わないよね!」
こうして、最新の時代を生きる現代人の神様達は、大法典に協力しつつ、表向きには穏便に土地神をやっているふりをしながら、
灯峰の土地の守護をやめ、ゆっくりと滅ぼしていくことに決めました。
❁「愛するナツメを傷付けられるのって、許せないんだよね~」
✵「え、あ、愛する??」
❁「ナツメだって、僕のこと愛してるって言ってたじゃん!」
✵「えっ、言ったっけ?(無意識※↑上述参照) ま、まぁ!俺だってヒサキのこと愛してるし?」
❁「僕も~愛してるよ~! あれ、ナツメ照れてる??(頬をつつき」
✵「わー! やめろよ~!」
❁「ほんとに嫌ならやめるけど~」
✵「嫌なわけねーじゃん! はずいけどさー!」

土地を滅ぼすことを決めた二人は、それでも相変わらずの様子。
宇宙から見えた函館に二人で旅行に行こうか、なんて話しながら、灯峰の土地を離れていきました。
固く結ばれた蕾のまま、開かない向日葵を背に。

;(エピローグより引用)
花が枯れ、土地の名が失われても、彼らは共にあるのでしょう。
* * *
全員がシナリオ内容を知ってるからこそ、あえて見えるように伏線を張ったり、RPに全力を尽くしたりできる、不思議なほどのびのびとしたセッションでした。
最初は1日で駆け抜ける予定だったのが、3日に伸ばしてもらったのも本当にありがたかったです。
個人的感想としては、世界一「礪山帯河」に詳しい方の相方として、力量が足りていれば幸いだなと思います。
とっても楽しかったです! ありがとうございました!
===
シナリオ:
https://booth.pm/ja/items/3458254
作者:手乗 様
PCイラスト:やすみ 様
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