sousakuyamamusume
2025-10-04 00:54:35
1492文字
Public Dr. ドゥーム
 

夢か現か

ヴィクケリ ケリーちゃん幼児化


 ケリーが隣に居ないことに気がつき、振り返った。
 小走りでこちらに向かっている。……だが、遅い。
 体格差を甘く見積もりすぎていたらしい。今の彼女は、余の想定以上に歩くのが遅いと考えるべきだろう。
「ケリー。」
「だ、だいじょぶ、です……
 ……無理をさせた。この体格では、ここまで走るのも苦労しただろうに。
 そう思い、慎重に彼女を抱き上げる。
「あるくのおそくてごめんなさい、おうさま……。」
 目に涙を浮かべながら、彼女が謝罪を口にする。
……良い、気にするな。」
 子を抱いたことなどないが、抱き方はこれで正しいのだろうか。
 揺らさぬように歩くか。