kizahane
2025-10-04 00:01:13
5053文字
Public
 

VTuberパロ シュエファ&リシィスの公開プロポーズ事件

前提:シュエファ(スノウエデル)の後追い&転生については此方→https://privatter.me/page/68af15188114f

・出演者8人規模ぐらいの音楽ライブイベントのシュエファソロ曲が永遠にさよなら系ラブソングだった
・転生後、失恋曲がうたみたの定番になってはいたものの、動画投稿だけで生で歌うときは避けてた のをリスナーたちも「感情込み上げちゃっても大丈夫なところでしか歌えないんだろうな」と察してた ので「生のイベントでこれを!?」とファンが動揺した
・シュエファは「ライバーのガワ越しだから君の目が涙で滲んでいるかどうかを私は判断できない、因みに私の涙腺は決壊しました」系の感想が多発する素晴らしい歌唱を披露しました 立派でした
・ライブの構成が シュエファソロ曲→シュエファ&リシィスでMC→2人のデュエット曲 の構成だった
・いつも動作の大きい、いるだけで賑やかな男が客席に向かって静かに頭を下げて暫くじっとしているのを、顔を上げて、晴れやかだけどやっぱり寂しそうにはにかんで笑うのを舞台袖から見詰めていたリシィスがいた
・広い舞台の真ん中に立っているシュエファのところに歩み出たリシィスの第一声、マジトーンでただ一言「僕にしときなよ」でした
・冗談として笑い飛ばせるような雰囲気ではなかったから一瞬静寂が訪れた 客席も「キャー!!」ってペンラを振るより固唾を呑んでしまった
・シュエファの返答は「気持ちは嬉しいが、慎重に検討する必要がある。後で話し合おう」でした
・「そうだね」「じゃあ」でサクッとライブの話に戻る2人、「えっ」「待って?」と置いていかれる現地民と生配信コメント欄
・みんなの動揺のあまり「公開プロポーズ」がトレンド入り このライブが終わったら2人は真剣な交際について前向きに話し合うんですか??ご結婚ですか??
・ライブ後のお疲れ様でした配信で他のメンバーからも「今晩じっくりお話し合いですか!?」「トレンド見ました!」「ご祝儀はいつまでに?」「打ち上げやってる場合じゃなくない!?」 とキャッキャと囃し立てられたリシィスは「煩い!違うの!咄嗟に口から出ちゃったけどあんなこと言うつもりじゃなかった!」とぎゃんぎゃん吠えていた
・「でも話し合いはするよな?」「します」「今晩?」「別日にしない?」「素面がいいか、そうだな」「今日はみんなでワイワイする日でしょ」「おう」ということで、「完全に無かったことにはしないが今日はもうこのことには触れない」の方針を当人達が出すところまで配信上でやったので一旦みんな着席した

・後日、ソロ配信中に「話し合いどうなりました?」とコメント欄に聞かれまくりリシィス、「僕が二の足を踏んでる」と進捗を報告
・「あの時の雪ちゃんを板の上に1人にさせたくなくて口を突いて出ちゃったけど、本当にあんなこと言うつもりじゃなかったし考えてもいなかった」「どうしてもほっとけないというかほっときたくない横顔だったんだよ」「でもさ。でもさ~~~」「気持ちは嬉しいって本心から言わせられた時点で、ああ言っちゃっただけの意味はあったんだけど。軽率な行動だったと反省しています」
・「勢いでは付き合えないよ」「僕はともかくとして、あの子は次何かあったときに耐えられない。試しに付き合ってみて上手くいかなかったら別れればいい、とはいかない」「これが出会った頃の雪ちゃんだったらお試しで良かったよ、試しで付き合って一週間でフラれた思い出話とかしてたことあったでしょ。ノリで付き合っちゃいなよって言ってる子達の中には彼奴にそういう印象持ってる子もいるのかもしれないけど、それ昔の話だからね」
・「あの子はもう一生ひとりでいる気だった。もう二度と誰とも付き合う気なんてないんだよ」「そういうのも全部知ってる僕が言うなら検討しようって門前払いされてないだけ」「『お前が言うなら』って、心に決めたことを曲げてまで、生き方を変えてまで向き合おうとしてくれてる子に、覚悟のないことできないでしょ」
・「僕だからって特別扱いで門戸を開いてくれてる子相手に、僕よりいい子がいるんじゃないかって悩む必要はないんだけど。僕が、じゃあって言わなければ、あの子はもう恋に傷付くことはないんだよ」「僕の我が儘で、リスクを取らせて。命を賭けさせて。ごめんやっぱり僕は誰かと付き合うとか向いてなかったって、そんな風に別れたりできない」
・「『具体的にはどういうところで引っ掛かってるのか』?例えば、恋人だからの線引きとか、こうしたいとかあるでしょ。連絡とかデートの頻度とか、こういう集まりに行くときは事前に教えて欲しいとか、行かないで欲しいとか」「彼奴の理想のお付き合いとか許せないこととかさ、ずっと傍にいたから知ってるんだよ。恋人欲しいの話も恋人できたの惚気も両方聞いてるから」「彼奴は摺り合わせをしてくれるし、歩み寄りをできる男だよ。でもさ、僕が『予め知ってる』ことを向こうだって知ってるじゃん」「恋人とどれぐらいベタベタしたいか知らない同士で付き合い初めて温度感合わなくて別れるのは仕方ないけど、知ってて僕から声掛けておいて『ごめん僕はそれ応えられない、重い』とかなるのは僕の考えと覚悟が足りてないでしょ。そんなの自分が恋愛の当事者じゃなくったって友人として失望する」
・「僕が僕に恋愛経験値がないのが」「現時点だと『それはちょっと』ってなることを、いざ付き合いだしたら僕がやる可能性とか、逆に『そういうの素敵だな』って思ってたことを実際やってみたら思い掛けず不愉快だったとかそういうのって、多分、あるでしょう?」「僕じゃなくて相手の命が懸かってて絶対失敗したくないギャンブルをやる覚悟が僕にあるのかっていうのと、それだけの価値を双方にもたらせるのかっていう
・「『ごめん、勢いで言っちゃったけどやっぱりお付き合いするのはやめといたほうがいいと思う。これかれも大事な友達で活動の相棒でいて欲しい』って言うのがね、きっと一番平穏なんだよ。ちゃんと笑い話にできるし、彼奴は『それだけ大事に思ってくれてることは伝わった』って喜んでくれるんだよ。それはもう確かめてる」「ほんっとに情けないんだけど。僕から始めちゃったことなのに、雪ちゃんには『焦らなくていい』って待って貰っちゃってるし、みんなにも暫く待ってて欲しい。これだけの騒ぎにしちゃったから、報告はちゃんとすると思う」「気になるだろうけど、『そういえばあれどうなった?まだ?あっそう』ぐらいの感じでいて欲しい。ごめんね」

・一方のシュエファは「話し合いか?してるぞ。彼奴真面目だよな」ぐらいのさっぱりした言及だけ
・「彼奴の気持ちを嬉しく思っていることも、慎重に検討する必要があると考えていることも、あの場で言ったとおりだが。これ以上言うことあるか?」
・双方の弟であるところのイオンとオルディナはどっちも「本人がいいならいいんじゃない?」「幸せを願ってるし、相談されたら応えるけどこっちから口出すことは特にない」のスタンス

・後日、お願い通りほどほどに進捗を気にしてるコメント欄に対してのリシィスの報告
・「あのね。付き合うなら一生添い遂げる前提なんだけど。『そもそも僕ら、その点において問題はないのか?』の確認のために、一緒に人間ドックに行くことにした。こないだ予約した」
・「え?」「うん?」「その発想はなかった」って困惑するリスナー、「子供欲しくて結婚する男女ならブライダルチェックってあるでしょ?同じ発想のつもりなんだけど」と困惑に困惑するリシィス

・予約が暫く先だからまた暫く待っててね、から数週間後 「例の件のご報告」と銘打った2人の配信告知画像があからさまに明るかったのでくす玉クラッカーご祝儀を各々の手にざわざわしながら集まるリスナー
・「不安にさせてもなと思ってああしたけど。お察しの通り、正式にお付き合いをすることになりました」
・「末永くできるのかの前提チェックで一緒に人間ドック行くことにしたって言ったじゃない?あれのね、待ち時間に喋ってたんだけど」「僕、もし君になにかが見付かって、大変な治療をしなきゃいけないとか、残りの時間のことを考えなきゃいけないとかになったら、『結婚しよう』って言うなって思った」「ということを静かに言われたから、『奇遇だな、俺もだ』って答えた」「じゃあもう僕ら結婚しようか、って検査結果出る前に結論を出しちゃった。次あっちの部屋だってーとかやってる間に話が纏まっちゃった」
・「上手に恋人をできる自信はないままだったんだけど。そこが重なるなら、僕ら、何かあったときに一番に傍にいる家族として一生を供にするべきなんじゃないかなって」「結婚を前提に付き合うというより、結婚することにしたから恋人にも挑戦するかぐらいの有り様になったな」「君から初デートの誘いの前に『フランスだと同性でも結婚できるがどうする?』の話が出たもんね」「『流石にスピード婚すぎるし、制度を理解してなくて周囲に説明もできないからちょっと待ってくれ』と断られた」「それについては慎重な検討を継続中です」
・「初デートは雪ちゃんの提案で動物園に行ったよ」「飯食いに行くのも遊びに行くのも友人としていろいろやってたからな。今まで行ったことがないところのほうがデートっぽくなって良いだろうと、ユキヒョウを見に行こうと誘った。結果、ユキヒョウという種を指して好きと言われると『そうだろうそうだろう』になるが、目の前にいる個体名を指して『○○くん格好いい!』と言われると『俺よりもか?それは俺よりもなのか??』になることが分かった」「『俺なら柵越しじゃなく触れ合えるし撫でられるが?』ってグイグイ来る雪ちゃん、可愛かったです。あと売店でいっぱいユキヒョウのグッズ買ってくれたよね、これを持てあれを着けろって。マーキングだよね?」「おう」「かわいいねぇ」
・「人間ドックの結果は初デートより後だね」「ただまぁ、当日の段階で、俺がな」「ね。正直僕のほうが不摂生で、君は健康優良児だと思ってたんだけど。ああいや、重篤なことは何もなかったから大丈夫だよ、大丈夫なんだけどぉ」「俺が、『ここ数年の間に物凄いストレスが掛かることとかありました?』って聞かれた。ちゃんと死にかけてたらしい」
・「一時期危なかったんだろうなって痕跡が残ってるし、完治してるわけでもないから、傷跡ケアしつつ今後気を付けていこうねって話になって、僕は襟を正しました」「あくまでこれは例えだと言っておくが。伴侶を失ったら息がしづらくなるのも、何食べても味気なくなるのも当然だろうと気にしてなかったが、比喩じゃなくてちゃんと肺と内臓が損傷してたとか、そういうことだな」「自覚症状はあったけど受け入れちゃってたからお医者さんに行く発想がなかったとか、もう駄目だこの子ちゃんと見てなきゃって気持ちになったよね」「よろしくな、頑張れ」
・「そういうわけで。恋人としては手探りでゆっくりとだけど、今後とも仲良くやっていくので」「お前達も今後ともよろしくな」

・事務所内夫婦が多いGrimoireでも「デビュー後に同事務所内で付き合い始めた」ケースはレアだったので、事の成り行きを見守っていた宗家も安堵しつつ祝福ムードに
・リシィスとシュエファとイオンとオルディナの4人で行動する際、「これ、兄弟が二組と、兄カップルを見守る弟ズと、どっちが求められてると思う?」などと言いつつ、隙あらば兄カップルをいい感じの雰囲気にしようと画策する悪戯っ子ムーブでイオンとオルディナが仲良くなった 新たなペアが生まれた
・恋愛初心者のリシィスにシュエファがじっくり足並みを揃えていくスタンスでお付き合いをしており、デート報告はシュエファからも上がるものの、「何処まで仲が進展したか」の話は基本的にリシィスからしか出ない そういうところ紳士
・片道2時間半ぐらいの絶妙な距離感に住んでいるため、双方の家に行き来して交互に泊まり合うような生活を試みている リシィスの雑談作業配信中に外出から戻って来たお泊まり中のシュエファが、最初は邪魔にならないようにそーっと静かに入って来たのに、リシィスが配信に乗る声量で「おかえりー」と言った瞬間遠くからでもマイクに入るクソデカ声で「ただいま!!」を叫んで「なんだよもう」とリシィスを破顔させた瞬間のショート動画が二人の仲を応援する層の宝物になった