sousakuyamamusume
2025-10-03 20:31:44
1244文字
Public Dr. ドゥーム
 

祝福

レポートがすすまない陛下と恋心から逃げようとするケリー


……ゆるされないことを、しました」
「何をだ?抜け出そうとしたことに関してなら、説明をするなら不問としてやろう。」
 何がいけなかったのだ。
 何が不満だったのだ。
……陛下、過ぎた発言を、おゆるしください。」
「良い。」
…………あなたを、すきになってしまいました。」
 好き。
 ケリーが、余を、好いていると。
「あなたは高貴な身で、わたしは、ただの化け物で、だから、だめなの、だめなんです、わかってる、なのに」
「ケリー、深呼吸を」
「あなたが、わたしを、すいてくれるわけ、ないのに」
「違う。」
 考える前に、言葉が口をついて出た。
 人間は、自分が考えていることと異なる事を言われたとき、咄嗟に否定する生き物ということを知っている。
 つまり余は、彼女を――ケリーを