sousakuyamamusume
2025-09-27 21:22:28
874文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

8番出口を出た先に

悪アリ 8番出口パロの続き

「おかえりなさい、アク、マ……?」
 えっと……急にハグされてびっくりしちゃったけど、どうかしたのかな。
「アリシア、アリシアだ……ほんもんのアリシアだ……。」
「どうしました?」
……ちょっとな……あー、どっから話すか。」
 その、えっと。
「玄関しめてからでもいいですか?」
「ええよ。……俺玄関も閉めないでハグしちまったのか、悪いの。」
「いえいえ。」
 なんだか限界みたいだし、それはいいのだけれども。
「そう、それであれだ、8番出口だ。」
「8番出口?」
 思わず聞き返した。
「0番から8番まで間違い探しして歩かんと出られん通路みたいなもんでな、それで……最後の通路に立っとったのが……『アリシア』での……。」
 アリシア。
 待って、私はずっと家に……
「偽もんだ、わかっとる、よう見ると全然違う。だけど、だけどな……似たような顔で悲しまれると、俺ぁ……。」
 ……優しい人。偽物だって分かっても、傷ついてしまうのね。
「偽物を振り切って,帰ってきてくれて、よかったです。……おかえりなさい、アクマ。」
「おう。……ただいまだ、アリシア。」