sousakuyamamusume
2025-09-26 20:25:58
525文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

忘却

悪アリ


「ええよ、それ以上思いださんでも。」
「でも、私。」
「忘れるのも人間に必要なことだからな。だからいいんだ忘れたって。だいたい思い出してええ気分になることでもねぇだろ。……俺から話ふっといてアレだけどな。」
 ホントのことは流石に言えん。
 言えるわけない。
 ……思い出そうとしてるお前の顔が、ひどく思いつめた人の顔だった、なんて。
「そう?貴方がそういうなら、私忘れたままにしておきます。」
「そうして頂戴。」
 俺が思ってる以上に、お前は俺を愛してくれてたんだな。
 ……これ以上、悲しませないようにしにゃいかんな。