sousakuyamamusume
2025-09-26 15:29:06
1011文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

孤城を崩すものは

悪アリ 初対面


……お嬢ちゃん、お前さんは今あげた理論の中でなら、どれが一番現実的だと思う。」
「強いて言うならタキオン理論でしょうか?今のところはどれも不十分ですが。」
「俺もそう思う。」
 ……あら、予想外。
「だったらなんでディラック反粒子理論で計算してんだ、って顔だな。まぁ、この理論じゃないといけない理由が俺にゃある、それだけよ。」
 そう言って彼は、僅かに微笑んだ。
「お嬢ちゃん、名前は。」
「アリシアです。」
「アリシア。俺の名前は知っとるな?」
「アクマ・ユメノアール。ええと……
 なんてお呼びすれば?と言おうとした私の言葉は彼の言葉に遮られる。
「アクマでええよ。アリシア、覚えとく。いつでも遊び来てええから。たいしたもんは出せんけどな。」
 そう。
 貴方、そんな顔で笑うのね。