revan0ley
2025-09-22 14:34:40
2061文字
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光エレ 祖霊降ろしのやり過ぎで蛇に引っ張られたひろしと興味津々のエレンヴィル


「すごいな。ここまで変化するのか」
ぺたぺたと鱗が生えた頬を触られる。目の前のエレンヴィルはというと、興味津々といった感じで、手元のメモ帳に何かを必死に書き込んでいた。
ヴァイパーの技に『祖霊降ろし』というものがある。大いなる蛇の霊をその身に降ろし、憑依させ、力を借りるというものである。その技を短時間に何回も使用したせいなのか、身体に異常が見られるようになったのだ。細かな鱗が頬や腕に生えてきたり、目を閉じていても魔物の位置が分かったり、舌で匂いが分かったり……
「鱗の形は一般的な蛇と変わらないが、色は……見たことないな」
鱗を抜いていいか?と聞かれ、全力で首を横に振ったのは言うまでもない。
「口を開けてくれ。牙を見たい」
エレンヴィルにそう言われ、渋々口を開ける。祖霊降ろしの影響は思ったより大きく、鱗のほかにも口元に変化を及ぼした。
「毒牙のようなものもあるな。後で毒を抽出できるか試させてくれ」
「あが……
「かなり鋭いな。ヒューランサイズだと大きさも……
口を開きっぱなしのせいなのか、涎が止まらない。エレンヴィルの指が牙を掠め、思わず口を閉じてしまいそうになる。
……なあ」
「ああ、すまない。少し興奮しすぎた。どうした?」
……あまり牙に触らないでくれ。噛みそうになる」
そうエレンヴィルに伝えると、彼はきょとんとした後、いつもの表情に戻る。
「別に、噛んでもいいぞ。歯型が見たい」
「歯型……
なかなか解放してくれないエレンヴィルに、加虐心がぞわりと湧き立つ。
──ちょっとばかし、脅かしてやろうか。
エレンヴィルの指が、長くなった舌に触れた途端、舌を指に這わせた。
「──ひ」
小さな悲鳴が聞こえたが、気にしない。ガラ空きの左肩をぐっと掴んで引き寄せ、耳元でそっと囁いてやる。
「丸呑みにしてやろうか」
……アンタに呑まれるのなら、いくらでも」
「えっ」

END