sousakuyamamusume
2025-09-18 21:53:36
494文字
Public 赤徳
 

理性

赤徳

 初めて後ろ姿を見たとき、なんて触りたいおしりなんだろうと思った。
 初めて殺されそうになった時、これで帰らずに済むのかと安心した。
 だからこれはお礼のようなもの。
「こんにちは、赤マントさん。」
「あぁ……ぁ?」
「お、すぐに刺されなかった。挨拶だよ、わかる?」
……ぁああああ!」
 まだまだ道のりは遠いね!
「喋ろう赤マントさん!私、貴方のこともっと知りたい!」
 頑張って走って逃げながら、それでも話しかけ続ける。
「あのね!今日のお昼のおにぎりが美味しかったの!いいでしょ!」
「貴方ごはん食べれるのかなそもそも!食べれそうなら!何か作って持ってくるよ!」
 返事は、まだあんまりないけれど。
 それでもいいんだよ。
 いつか、貴方の声を聞かせてくれれば、それで。