DRの未使用テキストについて

アンダーテール・デルタルーンのネタバレ、デルタルーンchapter3/chapter4のネタバレが一部含まれておりますのでご注意ください。
また、今回取り扱う内容は、ゲームの内部データと関連する場合があります。

今回取り上げる情報と考察は、以前別の記事で取り上げていた内容になります。
chapter3+4リリースに伴い、記事の量がかなり多くなってしまい、別の記事にした方が読みやすいと判断したため、独立させました。
今回は、chapter1~chapter4の内部データに含まれていた未使用テキストに関する記事です。
内部データには未使用の素材やテキスト、没データなどか含まれており、正式な考察要素として判断すべきかの線引きが難しいテーマだと思います。
しかしUTにはRoom 264『room_gaster』の『17番』や、Wingdingsを話す謎のNPCが居る『Room 272 (room_water_redacted)』など、
データの改変が必須だったり、内部データを確認しなければ分からない考察要素が存在していました。
そして、DRの未使用データの中にも謎めいた未使用テキストが存在しており、ガスター博士やディセなどと関係があるのでは?とファンの間で考察されています。
それらの情報と考察をまとめてみようと思います。
今後、chapter5以降にも同じような未使用テキストが含まれていると思われるため、新chapterのリリース後、新たな情報が見つかり次第更新していきます。

★この記事は、多くのDR/UTファンの皆様の検証、調査、考察によって成り立っております。本当にありがとうございます。★

UNUSED

『UNUSED』という名前が付けられた未使用スクリプト。chapter1~chapter4まで連続した内容になっているようだ。
【chapter1】
ここは
どこ
ねえ誰か
誰かいないの?
ねえってば!誰か答えてよ!

暗いよ
真っ暗だ
お願い 誰か 聞こえてるなら
なにか言ってよ

Where...
Where am I?
Hello...? Anyone...?
Is... is anybody out there...?
Someone!? Anyone!? Can anyone hear me!?

It's dark.
It's so dark here.
Someone, anyone, if you can hear me...
Say something... please...

⇒真っ暗な場所にいる『誰か』の悲痛な言葉。どのような状況で、誰が話しているのかは不明。
 日本語版の文章が ひらがな+漢字で構成されている事から、この場所が闇の世界である可能性が高いが、
 UTのRoom 264『room_gaster』で読める『17番』も、闇に関する記述があるため、関連があるかもしれない
 また、ゲーム本編に似ている台詞があり、chapter2、サイバーワールドに迷い込んだノエルの台詞
助けて だれか
お願い

 そして、スパムトンのショップにて、『恐怖』についての一度だけ流れるテキスト
... can anyone hear me? Help...
誰かいないの? お願い 誰か 聞こえてるなら

 という部分に似ている。
 特に後者の台詞は、直後スパムトンから『どう も アnタに 話レかけて る ようでレ た ネ。』と、意味深な事を言われる。

【chapter2】
chapter1の未使用テキストの続きになっていると思われる。
誰にも 聞こえてない そうなんでしょ

やっぱり。
自分でも 自分の声が 聞こえているのかよくわからない。
ここは とても静かだ
なのにときどき
なにか聞こえる 気のせいじゃない
なにか カリカリいう音

No one can hear me, can they...?

I guess not.
To be honest, I'm not even sure if I can hear myself.
It's so quiet here...
and yet, sometimes,
I swear I hear something...
Something like... scratching?

『カリカリという音』は英語版で『scratching』となっているので、何かをひっかく音を指す。

【chapter3】
こちらもchapter2の未使用テキストの続きらしい。
ここは いったい なんだろう
どうして 迷い込んだんだろう?
ずっと考えているけど わからない。
あの夢は
何度も 見た。
闇の中へ 歩いていく夢。
とびらから 光が差していて
そのとびらが 背後で ピシャリと閉じて
あたりは 真っ暗になる。
これは あの悪夢なの?
それとも それ以外が 全部 夢?

What is this place, anyway?
How did I get here?
as if I haven't asked that question a billion times already.
I...
I always did have that nightmare.
Walking into the darkness,
With the light shining from the doorway
Then the door slams behind me.
And everything goes black.
is this that nightmare?
or was everything else a dream?

as if I haven't asked that question a billion times already.』という英文から、この人物は『ここは何処なのか?なぜここに迷い込んだのか?』と
 そんな疑問を何十億回も考えてきたらしい。つまり、それだけ長い間この場所にいるようだ
 更に、この人物は『闇の中を歩く悪夢』を見た事があり、これがその悪夢なのか、それとも、全てが夢なのかそれさえ曖昧になっている。

【chapter4】
他と同様、chapter3からの続きのようだ。
時間の感覚が なくなってきた。
何日? 何時間?
何年もたったといわれたら きっと信じてしまう
前は 太陽がのぼって
たくさんの すばらしいことが起きて 時間には意味があった。
朝ごはん 夜ふかしして見るテレビ
ここでは
もう 食べもしないし 飲みもしない。
目が覚めているのか 夢を見ているのかもわからない。
死んでいるのか 生きているのかも。
真っ暗な静寂しかない。
ただ あの音がする。
ときどき聞こえる 引っかくような音。
信じてもらえないかもしれないけどこの声は だれにも 届いていないかもしれないけど
あの音を聞くたびに この声が だれかに 届いている気がする。
聞いてくれている人 聞こえているなら ありがとう。

I'm starting to lose track of the time.
Has it been days? Hours?
If someone told me it's been years, I might believe them...
Before, the sun came up,
And so many wonderful things happened that made time meaningful.
Things like breakfast, or late night TV...
In this place,
I don't eat or drink anymore.
I can't tell if I'm awake or dreaming.
I can't even tell if I'm dead or alive.
It's just nothing but pitch black silence.
... except for the noise.
The scratching noise I sometimes hear...
This sounds crazy, but even though no one can hear me,
When I hear that noise, I feel like someone's listening.
Anyone, if you're there... thank you.

⇒この人物がここに来る前の生活風景がわずかに判明した。
 太陽があり、時間があり、食事と、テレビ普通のありふれた生活を送っていたらしく、この人物はライトナーである可能性が高い。
 闇の中に置かれた今では、時間の感覚も、飲食も自分が起きているのか、眠っているのかも、自分の生死さえ分からなくなっているようだ。
 しかし、『カリカリ』というひっかく音は未だに聞こえているようで、この状況ではその不気味な音にさえ、『自分の声が誰かに届いている気がする』
 一種の安心感のような気持ちを抱いている。
 そして、一番最後の『ありがとう。(thank you.)』という言葉は、chapter4のAルートにて、ラルセイの言葉を無視して『ノエルのこと』を考える場面
 徐々に赤い小さな点が現れ、ノエルの『ありがとう(Thank you..)』という声が聞こえ突如画面が真っ赤に染まるというワンシーンや、
 スパムトン・ステークスの隠しページdeltarune.jp/chapter4/message/』で、仕掛けを解くと現れる『thankyou』という言葉、
 そして、deltarune.jp/chapter4/thankyou/』で表示される『ありがとう。(Thank you.)』などを連想させる。

参考サイト:deltarune wiki様 UNUSED:deltarune.wiki/w/UNUSED
参考動画:のばまんゲームス様『デルタルーンのガスターの考察と痕跡』8:54~:


【UNUSEDの考察】
chapter1の未使用テキストの存在が明らかになった時、これはガスター博士に関連するのでは?と考察したが
文章を読むに、ガスター博士にしては話し方が若すぎる印象を受けた。
また、字幕の特徴もガスター博士とは異なっているため、ガスター博士本人の発言ではなさそうだと判断し直した。(『UNUSED』が大文字なのは気がかりだが
今は、ノエルの姉 ディセに関連するのではないか?と考察している。
ゲーム本編やスパムトン・ステークスの隠しページの内容から、現在、彼女が行方不明である可能性が高く、
多くのファンもこの未使用テキストは、ディセが助けを求めている声なのではないか?と考察しているようだ。
現状ではこれらは考察の域を出ず、この人物が誰なのかはっきりとした事はまだ何も分かっていない。
全ての文章に共通する事だが、『UNUSED』は中性的な文章で書かれており、『誰か』の性別が分からないようになっている。
そのため、現時点ではこの人物の正体を知る事はできないのである

そして、もう一つ気になるのは暗闇の中で聞こえる『カリカリという音(scratching)』。
ひっかく生き物といえば猫が思いつくだろうか
と言えばDRにはヌイ、タスク、タスクマネージャー、猫のマイク(プルーイ)、キャッティーとその家族そして、『FRIEND』などが挙げられる。
更に、『FRIEND』と『マイク(Mike)』には、何かしらの繋がりがあるようなので、『マイク』も無関係ではないかもしれない。
この中で一番可能性があるとするなら、素性が全く分かっていない『FRIEND』や『マイク』が一番怪しいのではないだろうか