Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
山本
2025-08-29 21:59:31
6954文字
Public
神よりもなお
Clear cache
神よりもなお
ファンタジー設定🐯🕒。
神父のフリをした悪魔🐯×デザイナーズベビーでカントボーイ🕒のパロ。
気まぐれ連載。
1
2
【0】
王都から徒歩で一週間以上旅してやっと着く距離にある小さな町。町の中心には小さな教会があるものの、審問所などはなく魔女や悪魔だと疑われる者が現れても地下牢に留め置く程度で裁判もできない程度の規模の町だ。
サンジは小雨の降る中でずぶ濡れた若い女を見かけ裏路地に小ぢんまりある自身の店に連れてきてやった。
「待ってくれ、今何か拭くものを持ってくる。ずぶ濡れで寒いだろう?羽織るものと着替え
……
ちょっと待ってくれ、温かいスープを用意するからね」
町の裕福な家の奥さんの帽子を駄目にしてしまい、元通りにするまで帰ってくるなと追い出されたその若い女は寒さに震えてサンジを見上げた。小さくともメシ屋を営む男が拾ってくれた。この男なら主人の奥さんの帽子を直す手段を知っているかもしれないと、腕の中の帽子を抱え直してサンジの後を追う。
主人の奥さんの高価な帽子を預かっていたのにちょっと油断した隙に風に飛ばされ野犬にボロボロにされてしまったのだ。これを直さなくては主人の家へ戻れない。どうか助けてくれと訴えるつもりで、サンジの消えたドアをそっと音を立てずに開ける。そこは厨房だった。火がつけられた竈には鍋が置かれて温められている。
厨房に男の姿はない。階段があったので二階へ上がったのかと藁をも縋るつもりでそっと階段を上がり、二つあるドアの片方を開けると女と一緒に濡れてしまったのを着替えていたらしい男が全裸で振り向いた。
その、姿に女が驚き目を丸くして動きを止める。サンジは慌てたように真っ青になって置いてあった布で自身の裸を隠し何かを言っている。
女はサンジが何を言っているかも把握できないまま、走って階段を下り通りに飛び出た。
「悪魔よ!!悪魔がいるわ!誰か助けて!!」
切羽詰まった叫び声に傘をさし道を急いでいた人々も足を止めて振り向く。肉屋の主人もパン屋の男も慌てたように駆け寄ってきて女に悪魔の居場所を聞きサンジの店へ走っていく。
サンジはその日、町の人々に捕らえられ呼ばれて来た神父によって悪魔の疑いで教会の地下牢へと押し込まれた。
声も上半身もどこを見ても男なのに性器のみ女のそれを持つ姿は悪魔のそれとして、サンジはあらゆる拷問を用いた尋問にかけられ王都の教会から裁きを下せる神父が到着するまで筆舌に尽くし難いほどの苦痛を与えられたのだった。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内