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和泉 小夜
2021-07-31 21:15:20
3309文字
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逆行感想リプ
詳しくは検索した方が早そうだけど一応貼っておく。
https://twitter.com/mn_mn011/status/1420017947939151884
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世辞に、決まってるのに。其の言葉が、迚も嬉しい。
柔くて脆い。つまり俺は弱いのだ。
修行に出て極になっても、錬度が最大になっても。
幾ら経験値を積んでも、俺は弱いままで、強くなんてなれない。
強くなれば、傷なんて付かないのに。
それでも、強くなれずに。ずっと弱いままでいる。
そう思うと、また涙が出てくる。
嗚呼、駄目じゃないか。折角、行平様が目薬をさして下さったのに。
目を、冷やして下さったのに。やっぱり俺は駄目な子なんだ。
行平様は、俺が泣いていることに気付くと、少し困った表情をした。
『貞、おいで』
「
……
はい」
行平様の懐へ入ると、優しく微笑んで頭を撫でてくれた。
『どうした、何か悲しいことでも遭ったか?』
「
……
柔く脆いなんて、嫌だなと」
『ふふっ、しかし其れが貞の長所だ。柔く脆いが故に優しくあれる』
「そうでしょうか」
『吾は、そう思うがな。屹度 、貞は優しいが過ぎるのだろう』
『自己を過小評価していると、吾は思うのだが。違うか?』
「行平様は、俺のこと。愛してくれていますか?」
「どうせ、あなたが愛しているのは人なのでしょう?」
「俺はあなたと同じ刀剣男士だから、人ではないですよ」
『分かっている。そなたも吾と同じ、刀剣男士だと。理解しているつもりだ』
『其れを踏まえての答えだが、吾は、そなたを愛しているぞ』
嗚呼、行平様は矢張り優しいな。
そんなところが好きだ、と。思っているし、その優しさに縋って終う。
今はただ、いつか俺をすくってくれるのだと信じて。
これからも、盲目で只管な信仰を、彼に捧げていこう。
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