Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
和泉 小夜
2020-05-12 09:31:50
1295文字
Public
Clear cache
雀と大蛇
っていうフォルダにブチ込まれていた原題「地蔵行平」です。
1
2
3
4
「行平様、夕餉の時間です」
『
……
嗚呼、貞か。分かった、今直ぐ行こう』
此度の慶長熊本で本丸に配属された打刀、地蔵行平。
何故か同刀派の古今伝授の太刀としか一緒に行動をせず、俺が世話係になった。
見ている限り、友刃が居ない訳では無さそうだが。
平安刀たちとは、談笑をしているし。
……
いや、実は笑顔が張り付いたかの様に中身が無いのだが。
所謂≪愛想笑い≫というやつだ。
でも、俺には愛想笑いが無いんだよな。
平安刀は何を考えているか分からん。
『貞、どうした?』
「
……
え?何がですか?」
『考え事をしているのであろう、眉間に皺が』
「うぅ
……
」
行平様に、眉間の皺をグリグリされてしまった。
『何を考えているのやら』
「行平様のこと、ですよ?」
『貞は口が上手いな』
「本当ですよー」
行平様の腕に絡み付くと、行平様は困ったように笑い、頭を撫でてくれる。
『貞は可愛いな』
「えっへへー、短刀なので。こう見えて人懐こいですよ?」
『
……
あまり、他の者には、』
「他の者には?」
『
……
いや、何でもない。貞には懇意にしている刀もいるであろう?』
「んー、まぁそうですね。でも俺は今、行平様と一緒に居たいです!」
『
……
そうか』
「行平様は?俺のこと好きですか?」
『好きでなければ、こんなことはさせないと思わぬか?』
「まぁ、でも行平様は優しいので、」
『そういえば貞は、遠征帰りか?』
うぐ、はぐらかされた。
「そうです!行平様は畑仕事ですか?土の匂いがします」
『そうか』
「えへへ、もっと撫でてください」
『貞は人懐こい猫のようだな』
「ふふっ、そうですかね?」
1
2
3
4
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内