Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
和泉 小夜
2019-08-16 21:55:03
1163文字
Public
Clear cache
刀帳番号073番_燭台切光忠
初出 18/08/28 22:48 キャラベル
1
2
燭台切光忠。
最初期から実装されている刀剣男士。
鍛刀・ドロップともに入手が可能。
近侍の時に、へし切長谷部と太鼓鐘貞宗の名を呼んでいる。
恐らく、審神者や他の刀剣男士たちの印象は、こんな感じだろう。
間違ってはいない。
あの子は僕を神様と呼ぶ。
貴方が居るから、俺が此処に存在出来るのだ、と。
でも僕は神様なんかじゃないんだよ。
だって、こんな、酷い場所に。
きみを連れてきてしまった。
僕が、きみの名を呼ばなければ。
きみは此処に、来なかったかもしれないのに。
きみは「貴方は俺のことなど見てはいない」と言う。
僕は、こんなにも。きみのことしか見ていないのに。
好きだの愛しているだの恋しいだのという言葉は、砂糖菓子のように綺麗で甘いけれど。
僕からすれば、中身なんて欠片も無くって、薄く感じる。
僕はね。きみが本丸に来てくれて、嬉しかったよ。
ずっと会いたかったんだ。
だから、きみが僕を「みっちゃん」と呼んでくれた時は、本当に嬉しかったんだよ。
こんな酷い僕を、きみは、神様と。
でも、もし本当に。僕がきみの神様だとしたら。
僕たち、対等な立場ではないんだね。
同じ刀剣男士なのに。
えにしもゆかりも無い短刀たちの方が、よほど。きみと対等だなんて。
狡いなぁ。僕も、短刀だったら。
きみと、対等な立場になれたのかな。
他の短刀たちと同じように、きみと喧嘩したり、きみと一緒に遊んだり。できたのかなぁ。
太刀である此の身を恨んだことはないけれど。
もし、僕がきみの名を呼んでいなければ。
きみは僕を、神様とは呼ばなかったのかもしれないね。
「貴方は俺の神様だから。俺のこと、嫌わないよね?」と、さびしげな表情で聞かれた時。
「当たり前じゃない」と返したけれど。
「きみの神様じゃなくても、僕はきみを決して嫌ったりなどしないよ」と。
そう、返せばよかったのかなぁ。
後悔ばかりが塵積もる。
僕たち、何処で道を間違ってしまったんだろうね。
戻れるなら、やり直したい。
刀剣男士という対等な立場にありながら、僕たちは。
今日も<神様と信者>という歪んだ関係を築き、積み重ねていく。
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内