mitsuya753
2025-08-09 20:57:08
12370文字
Public
 

‪🔆‬💫 その1

以前呟いた
「🔆💫成立後の再創生、💫は記憶あっても🔆に記憶ないの辛い…
自分を好きになってくれたのはあの時の🔆であって、今の🔆じゃないって分かってるのにどうしても🔆に惹かれてしまう💫と、💫が自分を通して別の誰かを見ていることに気づいて何故か無性にモヤモヤしちゃう🔆の両片思い🔆(→)←←💫…」
から連想して書き溜めてた産物です。これを基にいつか小説にできたらいいな〜

※注意
黄金裔達に以前の記憶を共有している(付き合っていたことも含む)前提。
趣味でモブ穹も含んでます。
全て妄言。
穹くんって好きな人に対して意外と臆病そうだよな〜、この場合ファイノン拗れてそうだな〜というガバガバ理論の思想の元書いてるので解釈違いの方はブラウザバック推奨。
書きたいとこだけ書き込んでるのでまた途中から小説形式に変わってて読みにくいです。

以上、お気にされない方だけ閲覧お願いします。





暗黒の潮の影響がまだ残っている遺跡があるとの報告を受け、アグライアからの指示で穹とファイノンの2人で調査に行くことになった。

アグライアから任務を頼まれた時、穹はこの間の一件があって少し気まずいなと思っていた。
人数が多い方がいいんじゃないかと丹恒を連れて行こうとしたが、アグライアには「彼には他の仕事を割り振ってるので、ふ、た、り、でお願いします」と随分と強い主張で押し切られてしまった。
さっきまで一緒に行く気満々だった丹恒は何かを察したように「そういえば彼女から頼まれていた仕事があった。すまないが2人で行ってくれ」と突然態度を変えたので、穹はしばらく彼の腰でひっつき虫と化していた。



出発当日の朝。

2人は門の前に立っていた。

穹は昨夜まで憂鬱な気分だったが、これは腹を割って話せる最大のチャンスだ!と気づき意気込んでいた。
同時に、単純にまた肩を並べて戦えることに嬉しくもあった。

「よろしくな!相棒!」

そんな嬉しさが滲み出たとびきりの笑顔を向ける。

‪ドクリ、心臓が一際大きく鳴る。出会った時から感じていたソレを読まれたようで、ファイノンは一瞬驚き、それから険しく眉を寄せた。
勘違いをするな、彼の言葉に一喜一憂をするな。

‪‬「……アグライアの指示に従ってるだけだ。君の相棒は僕じゃないよ」

冷たい声で拒否され思わず固まる穹。心做しか悲しげにも見えて、ファイノンはその様子に(……ちょっと言いすぎたかもしれない)とさっそく心が揺らいでいた。謝ろう、いや本当のことだと思考を右往左往させる。

「あー……いきなり馴れ馴れしくしてごめんな!じゃあ向かうか」

しかし、穹はケロッとした表情をして門をくぐり抜けてしまった。

(やっぱり僕なんてどうでもいいんじゃないか)とモヤッとしつつも遺跡調査へと足を進めた。






調査は順調で、影響の残骸処理等も滞りなく進む。しかし2人の間に漂う空気は最悪だった。

先程のファイノンの発言にグサリと刺された穹は(失敗した。俺がいくら美少女とはいえ、確かに全然関係を築けていないのにいきなり「相棒」呼びはキモかったな……)と考えて気まずくならないよう明るく努めている。

しかし、ファイノンからすると何も気にしていないようなヘラヘラした態度の穹に対してイラつきが止まらなかった。
もはや穹を置いて我先へと進むファイノン。

先に進んでしまったファイノンに「やばい、今度こそ本当に嫌われたかも」と隠しきれないショックで足を止めてしまった。


そんな呆然とする穹の背後から敵が襲いかかってきた。
咄嗟に気付いて構えるも遅く、敵の攻撃が穹の腕に深く傷をつけ血が流れる。

「いった……

利き手をやられ、思うように反撃できない。一瞬ファイノンを呼ぼうかとも考えたが、こんな情けない所を見られたらますます嫌われると思いなんとか火事場の馬鹿力で敵を葬り去る。
脅威が去り、安心した穹はその場に崩れる。腕から流れる血は止まらない。



その時、穹が着いてきてないことに気付いたファイノンは「なにをしてるんだ彼は」とムカムカしつつ穹を探しに戻ってきていた。

そして血を流して座り込んでいる穹を見つけ目の色を変え、また険しい顔をして駆け寄る。

「ファ、ファイノン!?あれ!?なんで戻ってきて、あ、いやこれはちょっとヘマしただけで……
「動かないで」

そう言うとファイノンは自分のマントを腕で引きちぎった。あまりの馬鹿力に悲鳴をあげそうになり飲み込む穹。引きちぎったマントで深手を負った傷口部分を隠すように覆われ、穹はようやく応急処置をしてくれてるのだと気付いた。
穹に対しては常に眉間にシワを寄せて険しい顔をする男だが、彼は元来聖人君子の如く優しいのだ。

「あ……ありが、え?え?!」
「帰るよ」

ろくに礼を述べる暇もなく穹の体は浮遊する。背中と膝裏にファイノンの手を差し込まれ、所謂姫抱き状態になっていた。
突然の事で焦りとそれからトキメキが止まらない穹。

「いやいやいや!!これぐらい平気だって!歩けるから!!」
「傷口が広がる。黙って」

じたばた暴れるが容赦なく一蹴りされ、大人しくする他なかった。


が、当然心は落ち着くどころかドンドコ暴れ回っていた。深手を負う腕の痛みは興奮でまったく気にならない。

(ファ、ファイノンにお姫様だっこをされている……??恋人同士だった頃ですらされたこと無かったのに……!?)

馴染みは無いのに何故かしっくり来る、Loveでsoのsweetな曲が穹の頭の中で流れていた。

(い……今だけ。ちょっとなら、いいかな)

頬を桜色に染めあげて、姫抱きをしてファイノンの両腕が塞がってるのをいいことに広い胸元にそっと寄り添う。一瞬、息を飲むような音が聞こえた気がした。





遺跡調査を中断し、姫抱き状態のままオクヘイマにたどり着いた2人。向こうで応急処置をしてくれたおかげで腕の止血はしているが、ファイノンは一向に降ろしてくれない。
通行人たちから生暖かい目で見守られており、一部の輩からは「ヒュー!おアツいね!」なんて野次まで貰う始末。
ファイノンは静かにバチ切れしておりさすがに野次に言い返せる空気でもないため大人しく人形状態に。
連れてこられたのはヒアンシーの医務室。

「すまないヒアンシー、彼を治療してあげてくれないかい?」
「こんにちはファイノン様!あ、グレーたん!また無茶したんですね?」
「したつもりはないんだけどな。あといい加減降ろしてくれないか……

知り合いに見られて急に恥ずかしくなってきた。しかしヒアンシーは気にすることなく治療を進める。

「そのままでいいですよ〜。あらら、結構深いですねぇ……はい、終わりました!もう無茶はいけませんよ!
あ、もうこんな時間……私今から樹庭に用事があるので失礼しますね、ここ自由に使っていただいて大丈夫なので!」

爆速で治療が完了し、そそくさとヒアンシーは医務室を出て行った。

穹を横抱きしたまま、ファイノンはベッドへと腰を下ろす。離す気が全くないため穹も大人しく腕の中に収まっていた。
重苦しい空気の中ようやくファイノンは口を開く。

……君は、どうして僕を呼ばないんだ」
「え?」

抱きしめる力が強くなり、堰を切ったようにファイノンから感情が溢れ出てくる。

「いつもそうだ……!以前も絡まれて困ってた時、一瞬僕を見る癖して自分でなんとかしようとするし、さっきだって怪我をしているのに自分でなんとかしようとして……そんなに頼りないのかな、君にとっての''僕''は」

(見てたの気づいてたのか!!!?!)
彼の背中には目でもついてるのだろうか、だってあの時彼はこちらを向いていないから目線はあっていないのに。バレていたことに恥ずかしくなり、顔に熱がこもる。


「頼りないとかそんなんじゃなくて……助けを求めたら、迷惑かなって」
「いつ、僕が迷惑だなんて言ったんだい」
「言われたことはないけど……好きなやつに進んで迷惑なんてかけたくないだろ!ただでさえ、お前に嫌われて避けられてたのに……ッ、な」

突然ベッドに押し付けられ、ファイノンの大きな体が覆い被さる。逞しい両腕に閉じ込められた穹は、まさに籠の中の鳥だ。

……嫌いだなんて一言も言ったことないけど?!避けてたのだって……君が、僕に前の僕を重ねて見ているから……
僕を好きだというくせに、今の僕のことを一切見てくれない、呼んでもくれない……君は酷いよ」

「え……?」

少しカサついた親指で目元をすっと撫でられる。彼の顔は、針で心臓を刺されたかのように悲痛に染っていた。

……えっと……つまり、以前まで俺が今のファイノンに前のファイノンを重ねて見ていたのがバレていて、ファイノンはまだそう思ってる……?それが嫌で、俺を避けてたのか……

元を辿れば、全て自分の行いが原因で自分で自分の首を苦しめてた。それだけでなく、その行いで無意識に彼を傷つけていたんだと気付いた。

……すまない、忘れてくれ。……怪我、お大事に」

我に返った様子で穹から離れようとするファイノンの腕を強引に引っ張る。突然の事で、受身をとれないファイノンは体勢を崩し、再度穹の上に被さる。自分より大きい男にのしかかられたら当然重くて苦しいが、それでも穹は逃がさまいと首に腕を回し、ファイノンの腰を両足で固定した。

「っ、ちょっと……!」
「今まで最低なことして傷つけてごめん!
……許されないことはわかってる。でも、少しでもいいから俺の話を聞いて欲しいんだ」

泣きたいのはこっちなのに、なんで君まで震えた声をするんだ。ずるいじゃないか。

…………はぁ……分かった。聞くから離してくれ。君が潰れてしまう」
「やだ。潰れてもいい、絶対に離すもんか」

大きな溜息をつき、大人しく抵抗を諦めたファイノンは負担をかけまいと穹に抱きつかれたまま上体を起こし、いわゆる対面座位の体勢になった。

「あのさ……
「このまま話すのかい!?」
「意地でも離れないからな!!」

依然として穹はしがみついたまま離れないようだった。余計に力が強まった気がする。

「確かに、最初は重ねて見てたよ。あの頃と今の少しの違いに勝手に落ち込んでたりもしてた。謝っても償いきれないことをしたと思ってる、本当にごめんなさい」
……うん」
「でも途中で気が付いたんだ。俺が好きになったのは、最初から俺を好きだと言ってくれたファイノンだからじゃなくて、お前そのものに惹かれてたんだって。昔も今もファイノンの根本的なところは何も変わってないんだ。だから、その……上手く言葉に出来ないけど


「例え、生まれ変わって記憶がなくなっても俺は何度でもファイノンを探し求めて恋に落ちるよ」



沈黙が続く。
無言の時間に耐えられなくなった穹は恐る恐る腕の力を緩めファイノンを見上げる。

ファイノンの顔は困惑と驚愕、それから紅に染まっていた。それは、穹の自惚れじゃなければ、喜びの感情のような気もして。

「ファイノン
「っ、馬鹿じゃないのか。そんな確証もなく、恋に落ちるなんて……!大体、僕は別に君のこと

赤くなった頬を誤魔化して顔を背ける。しかし、身体は嘘をつかず鼓動は早まるばかり。こんな距離が近いと彼に聞こえてしまう。

「いいよ、これから夢中にさせるから」
「は
「嫌いじゃないって言っただろ?俺諦め悪いんだ、一生かけてメロメロにさせてやるんだからな!」

言質はとったと言わんばかりに、いたずらっ子のように歯を見せてキュートに笑う穹。

一生だなんて、もはやプロポーズだ。

「はぁ……もう好きにしてくれ……

降参だ。彼を避けていた自分が馬鹿みたいだ。
ちゃんと彼と向き合って話し合いをしていれば、お互いすぐに解決したことではないか。

「なぁ」
なんだい」
「ファイノンにとって、俺ってなんだ?」
……今は、大切な友人だと思ってるよ」
っ、そっか!認めてくれたんだな……!」

穹は先程の離さないとでも言うような抱きつきとは違う、暖かな腕でファイノンを抱擁する。
お日様のような温もりに包まれたファイノンは(そうか彼は僕を好きだという以前に友人として僕に歩み寄ろうとしていてくれてたんだ……)と気付いた。

今朝の出来事が頭の中で駆け巡る。

あの時、穹に「相棒」と呼ばれて衝動的に拒否してしまった。けどそれには、言葉では言い表せないほどの重みがあったはずだ。
それなのに僕は、彼の気持ちも考えずに……

ファイノンは考えた。


相棒と僕を呼んでくれるのなら、僕もそれに応えるべきだ。
だって、本当は初めて会った時から僕だってそう思ってたんだ。君とはウマが合う、こんなにも強く惹かれてしまうのはきっと運命、いや本能の導き。
心の中の英雄でもあり、灰白の黎明でもある彼を僕はずっと待ち望んでいたんだ。


……僕こそ、避けるようなことしてごめん。……相棒」
「へ

ファイノンから飛び出た言葉に目を剥く。
今、なんて。

……相棒がそう呼んだんだ。僕が呼んでもなにもおかしくないだろう」

照れ臭そうに視線を逸らすファイノン。
穹は約1000年振りの「相棒」呼びを噛み締めながら、そんな彼の姿に不意に笑いが込み上げて吹き出してしまった。

……っぷ、顔真っ赤じゃん……んはは!」
「なっ!からかわないでくれ……、っ」

謝罪もして精一杯素直になったのに、ケラケラと笑い声をあげられて不服のファイノンは穹を咎めようと視線を戻した。
しかし、その気は彼の顔を見てどこかへ行ってしまった。


「あはは……!やっと呼んでくれた……!」

大きな真珠の涙をポロポロと零して、花がふわりと舞うような笑顔を浮かべる穹。
その慈愛に満ちた顔、こちらを一心に見つめてくる蜂蜜のごとく甘い瞳は、昔も今もそしてこれからもファイノンのことが好きで好きで仕方ないと物語っていて。

「ッ……!!」

そんな笑顔を直視してしまったファイノンは、今まで受けた穹からのアピールが本当に全て自分に向けられていたものだと改めて理解した。


(そんな、宇宙で1番愛おしいみたいな目で見つめられたら……おかしくなってしまいそうだ……

顔が熱い。
だって、今まで自分を通して別の自分を見ている気がしていたから。その自分に、とびきりにかわいい笑顔を向けているものだと思っていたから。それで何度もむしゃくしゃしていたから。


…………あれ?もしかして、僕は最初から彼の事が好きだったのか……

思い当たる節しかない。
彼にだけ、どうしても当たりが強くなってしまうのだ。他の黄金裔や丹恒には、いつもの僕でいれるのに。
彼のやること全てに感情が乱されて、避けようとするくせに彼から目を離せなくて、彼が危ない目にあっていたら無意識に体が動いてしまって……


ファイノンは理解した。

とっくに、彼に落ちていることに。


そして、同時に絶望した。

己の今までにとった穹に対する最悪の態度に。


全てを悟ったファイノンが一言。

「僕を……僕を殺してくれ……
「な、なんで!?」






【蛇足】

その後も、この軸のファイノンはとにかく拗れてるのでなかなか素直になれないです。
穹くんからエロかわいいアピールを何度も食らってその度に死にかけますが、それでも素直になれずに好きなことを打ち明けられません。
穹くんはファイノンの態度が今までと打って変わって童貞臭い反応に変わったのを見て「こいつ、もう俺の事絶対好きじゃん……♡」と分かってるため確信犯。
ファイノンの前でわざと薄着になって乳首とかちらちらさせるし、ファイノンが断らないのをいいことに彼の膝の上に正面向いて座って、首に腕を回して「んふふ♡」ってドスケベかわいい笑顔を振りまくのでファイノンさんは色々と熱くなります。色々と。

そのくせ、穹くんは煽るだけ煽ってオンパロスが平和になったあと、更なる開拓のため他の星に行ってファイノンの元を長期間に去ります。
銀河中の有名人なので色んな星からのラブコールが止まない彼に対して、データの一部だから一人に執着するはずの無いファイノンさんはどんどん感情を募らせて独占欲が湧くようになります。
そのため、穹くんがパロスに来訪した際、モブとお喋りしてたら「君の大事な相棒との時間より他を優先するのかい?」と人目も気にせずバックハグしてくるし、ポポンを撫でていたら「君の大好きな僕がいるだろう」と撫でている手をとって自分の頭に載せてポポンにぶちギレられたりするし……などと可愛い行動を繰り返し雛鳥のように穹の後ろを着いて回るので、穹くんも穹くんで「なに?♡♡♡♡めちゃくちゃ素直じゃん♡♡♡♡かわいい♡♡♡♡♡♡」とメロメロキュンキュンが止まりません。お前がメロメロになってどうする。

そのうち、理性がすり減って吹っ切れたファイノンさんに手酷く抱かれながら「ファイノン♡♡大好き♡♡もっと俺で頭いっぱいになって♡♡」って更に煽るスケベの天才穹くんはいます。ファイノンさんはそんな天国のような地獄の甘美をひたすら浴び続ける運命にあるので頑張ってくれよな‼️

誰か続き描いてくれよな‼️‼️‼️頼むよ‼️‼️‼️